第24話 秘術の内側に侵入する

第24話 秘術の内側に侵入する

10月29日が週末だったことしか覚えていないが

11月 6日もUNIQLOさんに遊びに伺った。

家内がデニムのジャンパーに一目惚れ

価格は脅威の1990円。

赤いウインドブレーカーも欲しそうだったが

鴻峯商事に着て行けるか? と、問うと

そっと棚に戻した。

元気の出る色味だが、フォーマルには向かない。


行き帰りにポケモンGOも起動せずにうつらうつらして

昼食が待つ自宅を目指す。

僕は店内で1着も吟味しなかったが、

その内、新古品が、家内から紹介されるだろう。


土地転がしのネタと、喉を酷使した歌手のネタが

ゆっくり組み立てられて行く。

簡単な完成など望んでは居ない。

そのエピソードを綴るために、どれだけの手垢を

原稿用紙に残して来れたか

実績を自らに問う仕事の始まりである。


明日は、鴻峯商事の出勤日だ。

毎月5日は給料日。

明日7日は支払い確定日なので

ドラッグストアに寄って、ささやかなお祝いでもしようか。


UNIQLOの合計金額は21,000円と

やや値が張る結果となったが

お目当ての衣料は全部手に入ったので

当分、被服費には予算を割かずに済むとのこと。

僕も課金に生活費を溶かさずに何とかやっている。

15作品書いて、1作も認められなかった知人も居た。

比較対象にならない、同じ立場なら鞭を自ら打つしか無い!

35行詩は終わる。次はどんな禁断日記を書こうか。

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