第21話 大島渚も黙っていない

第21話 大島渚も黙っていない

自宅の洗い場で食器をすすいでいると

総合病院嘱託の日清医療食品で働いたことを思い出す。

ごはんの糊を剥がす為に給湯温度設定は

いつも限界ギリギリだった。火傷の一歩手前。

我が家の給湯温度も火傷限界ZONE!

「アチチ!」な感じでフラッシュバック。


日清医療食品については

洗浄のベリーすすぎますと言う

戦場のメリークリスマス

大島渚監督の作品をもじったタイトルで書いたことがある。

ポチョムキンと名付けられたおばちゃんが四苦八苦する物語。

ポチョのことを最初に挙げたが

ヒマラヤさんと言う、気品溢れるおばあさんが主人公だ。

洗ベリは、いわゆる紙媒体の原稿作品であり

Wordデータとして残っておらず

原稿そのものがどこに行ったか分からなくなってしまった。

僕達夫婦は、祖母の家に転居したので

新居と呼ぶ、この新しい生活空間には

洗ベリの原稿が無いことは明らかだ。捜すに値しない。


そう言う原稿は他に例を見ないが

と、言うか過去作品に固執する必要は無いのだが

洗ベリは熱湯きっかけで思い出した。

記憶のスイッチは日常の至る所にあるので

浴室で洗髪する時なんかも、

ふいに思い出したりするのかも知れない。

UNITED KINGDOMと言う初期作品も

少しだけ読み返したいと思っている。

フロッピーディスクに保存した覚えがあるので

捜索度は紙の原稿よりは易しいだろう。

カクヨムさんにUPしている原稿が

ここぞの勝負に値する少数精鋭となるように、

今を、この瞬間を、しっかり封入して行きたい。

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