第26話 配偶者控除はどのように申告すればよいのですか

 まぁまぁ。

 年末調整の時期には、『あるある』なご照会です。

 とはいえ、こちらもJ会社の情報掲示板に、懇切丁寧に記載してあるのですが。


 ただ、こちらのご照会。

 よくよく見てみると。


『私の所得だと少ないので配偶者控除を受けられると思うのですが、どのように申告すればよいですか?』


 という内容。


 ・・・・自分の所得少ないから受けられる、というのは自分の収入が配偶者控除を受けるにあたって上限を超えていないということ?


 と思って年収を確認していると、どうやら私よりもだいぶ少なめな、自分が配偶者控除の対象となるような金額。

 それでこんな照会をしてくるとは、もしやこの人。


 自分の配偶者の年末調整の事を聞いてきているな?!


 と。


 ・・・・困ったことに、これも『あるある』なんですよね。

 申告の仕方は大きくは変わらないはずですけど、配偶者の会社の年末調整が、未だ紙申告なんだかデータ入力なんだか知らんし、なにより、他社に勤めている社員の年末調整の仕方まで事細かに教えてあげる必要は無い。

 そんな業務まで、請け負った覚えは無いしね。

 なので。


 恐れ入りますが、配偶者様より配偶者様のお勤め先にご照会いただくようお伝えください。


 と回答して終了。


 誰の為に何の申告をどこにするのか。

 ということをちょっと考えれば、分かるはずだと思うんだけどなぁ?

 でも、年に数件は必ずあるんだよね、この類の照会。

 ・・・・ほんと、困るわぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る