4.どれも正解、自分の選ぶもの

 ダンスの趣味の人と他の話題を合わせるために。

 何事も経験するもの正しい解だ。

 真面目といわれながら、なにも経験しないも正しい解。


 どちらを選ぶかで人生が大きく変わる。

 身体を動かすことは続けている。


 レポートに実験の繰り返す。

 そしてテストもある。


 やることが多すぎて病む時間もやってくる。

 ネガティブになりすぎるのもよくない。


 身体を動かすことで思考が前向きになる。


 野望は主席卒業。

 もちろん実力で。


 初めのテストで教授からレポートをほめられた。

 これからも頑張るように。

 まだまだ目標の途中。


 ☆☆☆

 初めての大学初のテスト、どの専門科目も3位には入っている成績。

「さすが秀才」

「まぁな」


 これからも目標を立てていく。

 科目ごとに目標順位を決めたり、苦手なことをノートにまとめたりする。


 どうしても苦手な科目は教授に教えてもらったり、

 短期間の塾のバイトをして克服した。

 ☆☆☆

 今、小さな塾に在籍している。

 塾のバイト先の先生にも教えてもらえる機会があるのだ。

 今は中学2年生を受け持っている。


「先生ーここ教えて。わかんない」

「あー。ここね。この式を代入して解いて」

「ぬー」

 生徒の覚えはいろいろだ。簡単にできるやつ、数学の理念そのものがいまいち把握できていないやつ。できるけれど、サボっているやつ。

 いろんなやつがいる。


(大学でも同じような感じかもな)

 大学では将来を見据えた嫁を探す作業もしているやつはいたりする。

 今のところ、恋愛している余裕はない。

 勉強しながら、塾のバイトもして。


 まだまだ自分の課題はなくなったわけではない。

 頻出の問題があるから、自分の試験勉強もおろそかにはしない。

「出来たら声かけてくれ」


「あー。また自分の勉強時間にするんでしょ?」

「ちゃんと解説してるだろ? 中学2年の問題」


「はーい。神崎先生に教わってからテストの点がめちゃ伸びてます」


 よかった。短期間といえど、きちんと成果は出したいものだ。


 課題を自分で設定して、克服していく。 

 クリアをしていく。


 短期バイトはそこそこで切り上げた。

 楽しみではあったが、本業の勉強も大切だ。

 医学の進歩が進み、新薬の名前もジェネリックの名前も増えていく。

 これ以上、他人に教えるキャパシティーはなかった。


 それもある意味での解だ。


 最後の日には担当していた生徒から色紙ももらえた。

「お世話になりました」

「こちらこそ。また機会があったら頼むよ」

「はい」

 

 頼りにされるのもいいものだ。

 さて、実験とレポートが待っている。

 なんとかきれいに内容がまとまってほしいものだ。


 

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