第14話 愛してる! 愛してる! 狂ったように愛してる!

▼▼▼


「なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの? なんなの?」 


 まるでその鳴き方しか知らない獣のように「なんなの?」と、吠え叫び続けるサクラ。


 両手を己が髪の中に突っ込み、鋭く爪を突き立てて、頭皮ごと削り取らんばかりの勢いでガリガリと頭を掻きむしる。涙とヨダレと、なんならちょっぴり緩んだ股間から小便をも垂れ流しつつ、目を血走らせ乱れる姿は、まさに狂った獣の如くだった。


 ドロドロ VS 狂獣!

 これぞ驚異の化け物対決!

 

 俺たち2人が対峙する様は、いつの間にかまるでC級ホラー映画のようになっていて。


 さぁ、闘え化け物共!

 互いの存在価値を掛けて!

 勝つのはどっちだっ⁉


 なんて下らないキャッチコピーが、太く荒々しい筆使いの書体で書き殴られ、俺たち2人が映し出された映像の上に、ババーン! という安っぽい効果音と共に白文字で重ねられる、そんな映画の予告編みたいな有様と化していたのである。


 かくなる上は、吠える狂獣に向かって己の全ドロドロでもって覆い被さるように襲い掛かり、盛り上がりに盛り上がって、このリビング6畳間の大決戦に決着を! と、いうところなのかも知れないが。


「…………あぁ」


 しかし実際には盛り上がることなく、それどころか牙ひとつドロドロ触手ひとつ交えることもなしに、あっさり決戦は放棄され、狂獣の不戦勝すなわちドロドロの不戦敗となった。


「なんなのっ⁉ なんなのっ⁉」


「う、ううん……」


 狂獣の剣幕のあまりの凄まじさに、さすがのドロドロも幾分か冷静さを取り戻す他なかったからである。


 と言うか、率直にオロオロした。

 

 さっきまで一方的かつ身勝手に責め立て、挙句の果てに「犯す」気満々で攻める側にいたのに、急に攻め返されて完全に気勢を殺がれてしまったのだ。


 顎を蹴り上げられた拍子に歯で嚙み切ったのか、わずかだが唇の端から血が滴っていて、ジンジンと痛む。その痛みも、怒りよりも冷静さを呼ぶ助けになった気がする。


「なんなのっ⁉ なんなのっ⁉ なんなのっ⁉」


「……ご、ごめん。ごめんな、さい……」


 結果、ドロドロがオドオドした上にオロオロするという、心底下らないダジャレのような現実がここに出来上がってしまったのだった。


「……あっ」


 ふと見ればそこに、不定形なドロドロではなくなった、自分の『手』がある。


「俺の……手」


 思わず呟く。

 それからは『あっ』という間だった。

 

 ……いや正確にはすでに実際に『あっ』と言ってから数秒が経過していたので、『あっ』プラス数秒の間だったわけだが、とにかくまぁ早かった。


 あたかも溶岩が冷え、固まり、黒い岩へと変化するのを超速の早回しで見るような。そんな速度感で醜いドロドロは再び、人間・イルマ ミキトであった頃の姿へと戻っていったのである。 


「あぁ……はは……」


 すっかり人の姿へと戻った俺の口から、乾いた笑いが漏れた。


 ひとまず、俺をドロドロにせしめる程の破壊的性衝動は鳴りを潜めたらしい。


 依然、視界は赤く、見渡す限り黒虫に覆われた世界ではあるのは変わってないのだけれど。


 そして目の前には相変わらず荒ぶる狂獣と化したサクラが、わなわなと震えているのだけれど。


「……なんなの? 本当に、もぅ、なんなのよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ⁉」


 血を吐くような、全力の絶叫。

 実際、喉破れるんじゃないかな? と心配になるほどの。かつ、あぁ人間ってこんなにも凄まじい声の出し方が出来るものなんだ、と思わず感心してしまうほどの。


「…………」


 当然だが、俺からサクラに掛けられる言葉なんてひとつも無かった。


 絶叫し終えたサクラは、自分の身体を両手でかき抱きながら額を床につけるようにして蹲り、震え続けている。


 その姿は端から見れば土下座して赦しを乞う罪人のようであったが、その実、赦しを乞うべきはこの場合俺の側だろうし、当のサクラは震えが抑えられないほどの怒りに満たされていて、隙あらば命を懸けて飛び掛かり、俺の喉笛を食い破りそうな塩梅。


 そんな蹲り牙を剥く獣を前にしながら、俺はハテと首を捻った。


(あれ? なぜだろう……?)


 こんな状況にも関わらず、俺はどこか他人事のように自分の心の内を見詰めていた。その心の状態があまりに意外だった。


 と言うのも、俺はつい今しがた感情に任せて相当に大それた悪行を為そうとしていたわけで、こんな、吃驚するほど冷静な心もちで居られるはずがなかったからだ。


 『レイプ(結果的に未遂だが)』


 本来の俺の信条からすれば、唾棄し、反吐が出るような悪行である。「魂の殺人」とまで呼ばれるそれは、およそ人が人に為しえる非道の極みと言って差し支えない。


 それを俺は衝動に任せサクラに実行しようとしたわけで。本当なら羞恥と自己嫌悪に身を捩り、蹲る彼女の前で、その同じ床の上で、そんな気も無かったのにうっかりガソリンを頭から被ってライターで火を点け、火達磨になったままヘッド・スピンをキメるブレイク・ダンサーのように、のたうち回りつつ奇声を発してないといけない程なのだが……何故だか俺は今そうしていない。


 要するに俺は『自己嫌悪』を全くと言っていいほど感じていなかったのである。


「……だって、サクラを取り戻したかったから……」


 不意に、そんなセリフが口から漏れた。

 でも口にしてみて、なぜだかとても、しっくりきた。

 頭の中で、その言葉を反芻する。

 みるみるその思いこそが正しいと、それは正当な俺の権利なのだとさえ思えてきた。


 掛けられる言葉なんてひとつも無い、だなんて間違いだ。いつだって思いは言葉にしなきゃ、相手には伝わらない。「言葉よりも行動で示せ」なんていう向きもあろうが、今し方行動で示そうとして顎を蹴り上げられたばかりだ。ここは言葉の出番のはずだ。


「……そうか。そうなんだよ」


「……」


「俺はただ、サクラを俺の手に取り戻したかっただけなんだよ。だから、そうしようとしたんだ」


 蹲り、床に額ずいたままのサクラが、そんな状態であっても俺の言葉を『耳に入れて』いるのが感じられた。俺はココが攻め時と、どんどん思いを言葉にすることにした。


 ストン、と、サクラの前に膝を折ってかがみ、正座の姿勢をとる。落ち着いて真剣に話し、より集中して俺の言葉を届けるために。


「……改めて言うよ。俺、サクラが好きなんだよ」


「……」


 届け、俺のこの想い。

 声音をより一層、真剣に聴こえるであろうトーンにする。


「サクラのこと、誰にも渡したくないし、触れられたくもないし、どこかへも行って欲しくない。ずっと俺の側に居て欲しいと思ってる。ホントに、今でもそう思ってるんだ」


「……」


 自分の言葉に勢い付く。

 自分の言葉に背中を押される。

 自分の言葉に酔って酔って酔いまくる。


 言葉は酒で、そして麻薬だ。

 俺は「自分の言葉」中毒だ。


 自分の言葉にへべれけに酔いながら、脳内物質を過剰に分泌しながら、それでも呂律はハッキリと、まるでロミオがジュリエットにそうしたように、思いの丈の全てを朗々と言葉にしてゆく。  


 もう止まらなかった。

 いや止められなかった。


 まさに中毒者(ジャンキー)。


「分って、分かって欲しい。俺がどれだけサクラの事を思っているか、どんなにかサクラの事を考えているか。ホントにもう、毎日、ずっと考えてるよ。気付いたらサクラの事で頭がいっぱいだよ。ふとした瞬間にサクラの名前を呟いてるよ。まるで3歳の子どもが口癖をずっと繰り返してるみたいに。それくらいそう、隙間なくサクラの事を呼んでる。それじゃ、そんなんじゃ生活に支障をきたすだろうって? その通りだよ。支障をきたしまくりさ。この間だって、仕事で接客中なのに、お客の事を間違ってサクラって呼んじゃったほどさ。冗談みたいだけど、ガチの話さ。びっくりしてたよ、お客も。『いえ、よし子ですけど、私』なんて丁寧に訂正までして下さったよ。聴いちゃいないよ。よし子なんてお呼びじゃないよ。俺が欲しいのはサクラなんだ! サクラだけなんだから! だから言ってやったよ。『うるせぇ! よし子なんてサクラの足元にも及びやしないんだよ! 失せろっ!!』ってね。まぁ心の中でだけだどさ。実際は『あっ、あっ、すいませんすいません。ボーっとしちゃって、何言ってんでしょうね、ボク。サクラって誰だよ? ってハナシですよね、どうも失礼しちゃって』とか滑稽なくらいに恐縮して繕ってたんだけど。誰だよ? じゃないよね。サクラはサクラだ。俺の愛する女性さ。この世で一番の。唯一の。なのに誰だよ? って、ね。嫌になるよ。いくら仕事だからって、自分の本当の気持ちを騙し、押し殺さなきゃいけないなんて、全く世の中ってやつは間違ってる。狂ってるよ。でもそんな狂ってる世界の中で、愛だけはホンモノなんだ。愛だけが、この苦しみから救ってくれるんだ。サクラを愛し、サクラに愛され、俺が今までどれだけ救われてきたか。どれだけ幸せだったか。それはきっと、サクラだって同じだったろう? いやむしろ、サクラの方こそが愛の恩恵ってやつを多分に享受してきたんじゃないかな? 俺に愛されて愛されて、その日々は満ち足りてたろ? 安心できただろ? 俗なことも言うけど、経済的にも助かってたろ? だって同棲のためのお金、全部俺が賄ってたんだから。月々の家賃、電気ガス水道いわゆる光熱費、2人分の食費、あまつさえサクラのスマホの通信費も、全部俺の給料から出してたんだから。いや恩に着せるってハナシじゃないよ。それだけ俺がサクラを愛してるってハナシだよ。だってそうだろ? そこまでするのって、嫌々で出来ないよ? 嫌いな人間になんてビタ一文出せないよ普通は。好きだから、愛しているから、お金のことでサクラに心配をさせまいと俺が全部引き受けてきたんだから。これを愛と言わずになにを愛って言うのさ? な? だろ? でも、それをさ、そういった俺の愛を、想いの数々をさ、サクラは踏みにじったんだって。自覚してる? それがどれほど残酷なことだか。サクラは理解してる? 本当の意味で。いいや、してない。してないんだよ。だって理解してるなら、こんな酷いこと出来るワケないもの。こんなにもサクラの事を大切にして、愛している俺を苦しめるなんて……どう考えたっておかしいもの。そう、おかしいんだよ? サクラは。おかしい。間違ってる。ムチャクチャ。まったく論理的じゃないよ。でもいい。分かってる。これまでサクラがやってきたことは、それはサクラの本心からやってたことじゃないんだ。そう。そうなんだよ。全部さ、アイツのせいなんだよ。あの、“ゆみちー”とかいうクソ野郎のせいなんだよ。サクラはあのクソ野郎に騙されただけなんだよ。サクラがたまたま弱ってるタイミングでさ、それにホントたまたま気付いたゲロクソ野郎が、ここがチャンスとばかりにつけ込んできたんだよな。サクラの情緒が不安定なのを分かってて、そのバイオリズムの谷を狙い撃ちにしてきたんだよ。ずーっとサクラの面倒、ケアをしてきた俺を差し置いて。全く良いトコ取りも甚だしいよ! 甚だしくて腹立たしい! なんかちょっと早口言葉みたいになったけどさ、ふふ。でもとにかく、そういうこと。あのゲロクソ短小野郎は、卑怯者のドロボー野郎ってこと。愛じゃないんだよ! ただサクラが弱ってるところに寄ってきたハイエナみたいなもんで。愛じゃなく、欲。貪ることしか考えてなかったんだよ。それはサクラもよく分かってるだろ? だからあのケロクソ短小ドロボー男は、すぐにセ、セックスしたがっただろ? サクラを部屋に連れ込んでさ。優しいふりして、落ち着かせるためとか言って、ソファなんてないから、汚ったねぇベッドに2人で腰掛けて、撫でるフリしていやらしく身体をまさぐって……ああああああああああああああああああーっ!! もうほんっと無理!! 今すぐ殺してやりたい! クソが! サクラもサクラなんだよ! 気安く俺以外の男に触らせんなよ! そもそも他の男の家に泊まりに行ってんじゃねぇよっ!! セックス! セーックス!! 俺はセックスが憎い! なんでこの世にはセックスなんてものがあるんだよ⁉ セックスなんてなけりゃぁ、俺がこんなにも苦しむことなんて無かったのに……。でも、俺だってまたしたいんだよ。セックス。サクラとさ。サクラとがいいんだ。サクラとのセックスは全然違うんだよ。なんていうか、こう、一体感? 幸福感の高まりっていうのがさ。あぁ、サクラとこうなれて、本当に幸せだなぁって思えるんだ。多分、多分だけど、俺とサクラのするセックスだけが正解で、他は全部間違いなんだよ。アダムとイブっているだろ? あのリンゴ食べて怒られた2人。人類の祖先な。その2人がしたセックスに近いと思うんだよ、俺とサクラのセックスは。こっから全てが始まる―っ! 人類繁栄するーっ! って感じ。な? 分かるだろ? サクラもそんな感じしてたろ? それってさ、もう、なんか最高じゃん? 天地創造みたいな感じ。もう宇宙そのものじゃん? そんな快感、喜びを知っちゃったらさ、もう他は何もいらないでしょ。他は全て嘘ってことになるでしょ。そうなんだよ。他は全部嘘! 俺とサクラだけが本当。2人の愛、2人のセックス、それだけが真実。だから、俺はその真実を取り戻したかったわけ。この手に。サクラという真実を! 真実の愛を!!」

 

 ここまで一気にまくし立てた。

 息が切れた。

 目もなんだかチカチカする。

 頭もさっきから熱を帯びてボーっとしている。

 正直ちょっと倒れそうな気がした。

 でも最後にもう一度、倒れる前にこれだけは言っておかなきゃならない。


「……だから最後に、もう一回言うけど。俺はただ、サクラを、あの間男の、“ゆみちー”とかいうクソ野郎の手から、俺の元に取り戻したかっただけなんだ。愛が、真実の愛があるのは、俺とサクラの間だけなんだよっ……!」


「……」


 以上。

 俺の主張、終わり。

 言い切った!


 ハァハァして、鼓動もドコドコ乱れ打ちって、こめかみの辺りはジンジン熱い。それほどに頑張った。


 でも伝えた。

 伝えきれた、はずだ。

 俺の本当の気持ちを!


 さぁ、これを聴いたサクラはどんな反応を示してくれるのか? これで心動かされなきゃ、人じゃない。この、シェイクスピア大先生も照覧あれと、ほほ敬って紡いだ言葉。ロミオも真っ青な名セリフの数々。重ねに重ねた俺の思い。


 泣いて自らの過ちを悔いるか? それとも感動と喜びにむせび泣くのか? さすがにそれは楽観に過ぎるだろうか。


 でもしかし。

 いや、なれど。


 少なくとも俺の真摯さ真剣さ、そして真心、その根源たるところの『真実の愛』ってやつの、その存在の確かさをまざまざと実感はしたろうから。


 だからその輝かしさに応じた、敬虔な態度でもって応えなければ人としておかしい。大丈夫だ。きっとサクラは大丈夫。むせび泣くとまではいかなくとも、目を潤ませて「今までごめんね。私も、ミキトが大好きだよ」くらいは言うはずだ。


 言うはずなんだ!

 言わなきゃおかしいんだ!


「……」


「……」


「…………」


「…………」


「………………」


「………………」


 言わないのかよ⁉

 なぜっ⁉ 

  WHY⁉

 サクラお前寝てんのかっ⁉


 長い長い沈黙。

 耐えきれなくなって、サクラの反応を促そうとする直前。


 ハァ。


 と、これ以上ないほどに『聞こえよがし』な吐息。


 否定。

 軽蔑。

 苛立ち。

 結局アナタは何にも分かってないよね?


 そういった多分な含蓄と共にサクラの肺から吐き出された、約500CCほどのCO2多めの空気。


 ぐっ。


 俺は思わず呼吸が苦しくなった。

 サクラの吐き出したCO2があまりに濃すぎたせいで、この部屋の適正な濃度を超したのかもしれない。


 ゆっくりと息を吸い込み、その倍の時間を掛けて吐き出す。落ち着け、落ち着け、と念じながら。自分の中のCO2濃度を適正値に整えるようにしながら。


 深呼吸を繰り返すこと数回。

 落ち着きを取り戻し、これで最後と吐き出した呼吸のその終わり掛け。


 スッと上体を起こし、顔を上げたサクラが、俺と同じように正座の格好になり真っすぐに俺の目を見据えた。


 ――この時のサクラの眼を、表情を、彼女の佇まいを、俺はこの先、生涯忘れないだろうなと思う。


 それほどに異質だった。

 未知だった。

 全くもって『俺の知らない』サクラが居た。


 見たことも無い『強さ』を持つサクラ、そんなサクラ(強)が、唐突に俺の前に現れたのだった。


 そして。


「……だから。ミキトのそういう考え方が、狂ってるって言うのよ」


 サクラ(強)は、低く、そして何一つ容赦のない断定さをもった声音で、俺を狂人だと言ってのけたのだった。

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