第5話 ショートケーキ。

川の、橋を渡ったすぐのところにあった。

ケーキ屋さん。


立地だろうね、安かった。

お手軽に、そこそこの素朴なケーキ。

ショートケーキ。


いつだったか、出向いた。

買ったね。

嬉々として選んで、大量に。


甘いもの万歳、甘いものドンと来い。

家、帰って、食べた。

数個のショートケーキ。

平らげたかそうでなかったか定かでないが。

身体が限界を示したわけだ。


暫く、ちょっと調子を崩して、思い知った。

そうか、限度がある。


あれは。

あの経験は、あれ止まりで。

もう無理はしなかった。

とさ。

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