第4話 後悔と自信のなさ。

どーしても ひとり

誰にも話せない

誰とも《心を開く》をできてない

いあ 何も話していないわけでもなく

ただ いる

なんとなくいて 話を聴いたり合わせたり

積極性も出てきた時もあったけどさぁ

随分と ひとり

人って 何?

これからは皆 心理学を学んでいけばいいよ

河合隼雄の本を開く

傾倒する


   *   *   *


そんな時代もあったさぁ。

心理学やカウンセリングや道徳の授業やらが、まだ今ほどではなかった。

今の子らは、大人の自己啓発の本に載ってる内容を根っこの部分に浸透させることができているのだろう。

羨ましい話ではある、が。

はたして《当時》の私が、今の時代の子どもだったとして、どんな診断や、どんな吸収ができていたか、救いがあったかなかったか、知れない。

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