吸血種は春風を想い、その扉を開ける。


ボクは


音が聞こえなくなった

全身に力を入れられなくなった


何も見えないし分からない

感じない、分からない伝わらない


寒い

ただ寒かった

そして怖くて痛くて

冷たくて暗くて深い


ああそうか

これが死ぬってことか


ボクがこれまで殺してきた

吸血種が味わっていた感覚か


暗い


ひたすらな闇

抜け出すこと叶わず


……終わっている

完膚なきまでに


もうこれ以上の希望はなく

また生き長らえる未来もない


そうしてボクの意識は

なんの前触れもなく消え去った。


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


「アアアあああああッッ!!」


僕は

アルヴィナは

無様に叫んでいる


目の前の絶対的な死に対して

僕が一度も勝つことが出来なかった


僕をこんなふうにした張本人

吸血種ジェイミーの死を目の当たりにして


貫かれる左胸

力なく倒れていく彼女の姿

そこに生気がまるで宿っておらず


そして

吸血種となった今なら分かる


あれが

どうにもならない致命傷である事が

今の僕には分かってしまう。


希望は存在しない

心臓を破壊された吸血種が

生き延びられる道理はないのだから。


「ああぁぁぁっ!!」


僕は必死に攻撃する

目の前の女の吸血種に対して


ジェイミーを殺した

恐るべき敵に対して


自信を顧みない

一瞬一瞬が綱渡りの

ほとんど自殺みたいな行為


爪を振るう躱される

死の一撃が繰り出される

ギリギリで躱して反撃する


反撃に合わされて

再び死が迫ってくる

あえてそれを受けることで

心臓ギリギリで腕を受け止める


血の力で作られた腕が

四方八方から襲いかかり

腕や肩や足をちぎっていく


体勢が崩れる

再生をいそぐ


足が切り飛ばされる

身体を掴まれて床に叩きつけられる

視界がめちゃくちゃになる


平衡感覚が死ぬ

僕はジェイミーがよく使う

一瞬で何ヶ所も攻撃する


貫手を下から放つ

女の足を切り飛ばした

思わぬ反撃に奴が驚く


僕は転がりながら再生

すぐさま立ち上がって


追撃を


しかけ


ようとして


自分の身体がまったく

動かなくなっている事に気が付いた。


膝から力が抜ける

膝から崩れ落ちる


動けない立ち上がれない

全身に力が入らない


なぜ!?


理由なんて

一切分からないまま


飛び込んできたアイツの腕が

僕の左胸に突き刺さって


そのまま

体の奥にある命の源

吸血種にとっての絶対の急所


そこに手がかかり

なんの抵抗も出来ないまま


心臓を

握り砕かれた。


……そんな


……こんなふうに

何も出来ずに終わるのか


僕は


せっかく生き返ったのに

何もさせてもらえずに

ただ無意味に殺されるのか


そんなの

うそだ


嘘に決まってる

そんなこと許されない


一度


希望を見せたのなら

最後まで希望でいてくれよ


どうして

一人だけ先に

勝手に死んでしまうんだ


ジェイミー


僕は

唯一動かせる視線を

彼女の死体に向ける


……そこで


気が付いた

あるべきはずのものが

そこにないことに。


——まさか


僕が


そのまさかの可能性を

頭の中に思い浮かべたのと

僕の左胸に腕を突き刺している


女の頭が


無数に飛び散る肉片と

岩の欠片のようなものと共に


粉々に爆裂したのは

全くの同時だった


そして


「——トドメをさせェーーッ!」


その声が


涙が出そうなくらい

聞き覚えのあるあの声が

どこからさ聞こえてきた


僕は


振り絞った

最後の力を振り絞った


もう動かないはずの四肢

終わったはずの命を燃やして


元吸血殺し


元人間


そして今は

誇り高きジェイミーの弟子

吸血種アルヴィナとしての


最後の一撃を

目の前の女に向けて

くれてやった……ッ!


抵抗は受けた

頭のない姿のままで

女の身体は動いたのだ


あらゆる暴力

あらゆる斬撃

やつの命の輝きを見た

死んでたまるかという生命力


その抵抗は

凄まじいものだった

僕の身体はもう再生しない


そのための心臓がない

……それが、なんだ!


そんなのが

なんだというのだ!


僕は既に

1度死を経験している!


長い時を生きてきて

命を存続させて来たお前のようなやつに


最後の境界線を踏み越えた

僕のような人間の底力は


……壊せない!


爪を掻い潜り

猛攻を受け流して

倒れ込むようにして距離を詰めて


奴が僕を攻撃出来ない位置にまで

自ら間合いを詰めてゼロ距離に到達し


僕はそのまま自分の腕を

水に浸していくように穏やかに


やつの


身体に


抉りこんだ。


その時

敵の吸血種の再生が終わった

暗い赤の双眼が僕を見下ろす


目が合う


だから

僕は言ってやった。


「——人間の意地を受け取れ」


怪しく鼓動するソレを

僕は最後の力を使って


完璧に

これ以上ないくらいに

貫き、砕き、破壊した。


「……は……先にお前を……始末……

しておく……べき、だった……


我……ながら……


弟子に、甘いものだ……」


吸血種の女はそれっきり

眼から光を失わせて


流れ落ちる大量の血と共に

その意識を暗闇に沈ませた。


無論


それは


僕の方とて同じ事だった……


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


ボクは


既にこの世に居ない

アルヴィナを抱き抱えていた。


「——酷いじゃないか」


虚空に

言葉が消えていく

それに答えるものは誰もいない。


ボクは


師匠の作り出した

血の腕によって完全に

心臓を破壊されていた。


本来ならその時点で

逃れようのない死を

迎えるはずだった。


しかし


ボクの心臓を貫いていたのは

他でもない師匠自身の血であり


そしてその血は

ボクのモノとは

比べ物にならない程に強力である。


吸血種は

急所が破壊された瞬間から

その力を急激に失っていくが


なにも


一瞬にして

力が失われる訳では無い

ほんの僅かだけ猶予がある


並の吸血種では

トドメを刺された事実を

受け入れられず


気付くことの出来ない猶予

血が力を失うまでの

ほんの少しだけ残された時間


ボクはそれを使った


幸いにも

ボクの胸には深く

師匠の血が入り込んでいた


だから


ボクは一か八か

人生最大の賭けに出た


血を


取り込んだのだ

始まりの吸血種である

ウェルバニア=リィド


その人の血を

一部取り込んだのだ。


その力は絶大だ

ボクでは比にならないくらい

そもそもの格が違っている。


急いだ


急いで仮の

心臓の再生を行った


出来るかどうかは

全く分からなかったけれど


ボクはその勝負に

見事勝利したのだ


死を免れた

力を失う前に

心臓を再生しきった。


しかし代償は大きい

自分の器に見合わないほど

強力な血を取り込んだおかげで


死ぬことは避けられたが

身体を動かす事が出来なかった。


激痛


気が狂いそうになるほどの

ボクの身体の内側が絶えず崩壊する


血に順応できずに

内蔵がひとつ残らず壊れる

筋肉が弾けて骨が腐り落ちる


その度に再生が始まる

再生が終わると同時に

また同じ事が繰り返される


動けない

喋れない


そのせいで

ボクはたった一人で


アルヴィナが

殺されていくのを

何も出来ないまま


眺めているしかなかった

ただ黙って見ているしかなかった。


何も出来ない

何も出来ない


動けない

助けてあげられない


死んでしまう

彼が殺られてしまう


焦りが心を満たし

それでも現実は甘くない

無慈悲にその瞬間が訪れた。


アルヴィナが

師匠の血を喰らった


何発も


まずいと思った

あのまま行けば直ぐに

彼は動けなくなってしまう


ボクは


再生を無理やりに止めた

そして1箇所だけを重点的に


集中して再生させた

壊れる速度よりも早く

筋肉が弾けるより早く


そして

腕だけをなんとか

動かせるようになったボクは


地面を削り出して

それを師匠に向かって投擲した


結果はご覧の通りだ

生まれたチャンスを逃さず

アルヴィナは見事


師匠にトドメを刺し

戦いに勝利した。


勝利した


したというのに


「……これじゃあ

勝っても意味が無い」


アルヴィナは

ボクのようにはいかない


血ではなく手で

握り砕かれた心臓は

再生できる余地がない


「……短すぎるよ」


出会ってから

彼を吸血種にして

そして今に至るまで


あまりにも短くて


ボクは喜んでいたんだ

これからアルヴィナと長い時を

二人でゆっくり生きていける事を


彼との生活を

楽しみにしていた


のに


それなのに


「アルヴィナ……?」


彼はもう

ここには居ない


胸に空いた穴から

流れ落ちる血からは

もうなんの生命力も感じない。


彼は


既に終わっている

師匠にトドメを刺したと同時に

この世を去ってしまった。


死に目には会えなかった

ボクを置いて逝ってしまった。


「まだ何も聞いてない

ボクのことも話していない


行きたいところがあったんだ

港町に良い宿屋があるんだよ


ボクの友達が居るんだ

きっとキミも気に入る


……はずだったんだ」


崩壊した屋敷

なくなってしまった街

死んでしまったアルヴィナ


達成された目的

師匠の完全なる死


ボクは


空を見上げて


一筋の輝く川を

頬に流しながら


ひとり


こう呟いた。


「——みんな、ゆっくりお休み」


今宵


この夜


ボクは全てを失った。


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


潮風が髪を揺らす

ちょっぴり寒い気がする


だって今は冬だから

きっと寒い気温のはずだ


そんなことも

ボクには分からないけれど

街ゆく人々の装いを見れば


モコモコしてて

吐く息が白くて


うん


やっぱり今日は寒いのだろう

だからボクのこの格好は

きっと相応しいはずだ。


海岸から立ち上がる

見下ろした海から視線を外す

道路を渡って歩いていく


ふと


何かが聞こえてきた


「——ごめんよ、おばあちゃん

ここの船はもう出せないんだ


なんでも霧の国で

大爆発が起きたらしくてな

安全のためにしばらくの間


船は出ないんだよ」


「そんな!困ります!

あの国には私の息子が——」


ボクは


彼らの声を

背中に聞かせながら

大通りを突き進んだ。


「活気に満ちているね」


人、人、人


見渡す限り人だらけ

どこもかしこも人間の住処


世界はとうに人間のもの

脅かす吸血種はもう居ない


少なくとも

ボクが知る限りでは


歩く


歩く


人の波をぬけて歩く

ボクはひたすら歩いている


途中


小さな子供が

ボクの足にまとわりついてきた

無垢な顔で見上げるその眼は


不思議と

ボクを優しい気持ちにさせた。


あまりにも

その状態が続いたので

ボクはつい我慢できなくなって


「キミ、ご両親は?」


「あっち」


と言って


指を指した方向には

見覚えのある人物の姿があった


その人物は

気配を感じたのか

あるいは偶然なのか


ボクの方に気が付き

そして足元の子供を見て

急いで走ってきた


足を引き摺っている

身体のバランスも少し妙だ

あれは重度の怪我の後遺症だ


それにしても


まずいことをしただろうか

などと少し不安になったが


こちらに向かって走ってきた

その女はボクの顔を見るなり


「——ジェイミー殿!」


そう話しかけてきた


「……うん?キミ誰だい……いや

もしかして、ナディア……かい?」


「あぁ!やはり……!

ジェイミー殿でしたか!」


吸血殺しがなぜ

子供連れでこんな所に

ボクの疑問は直ぐに解消された。


「……私はもう一般人です


ですので、その……こう言っては

もしかしたら、ご不快かも知れませんが


……お久しぶりです

そしてご無事で何よりです」


「……驚いた」


彼女がこれほどに

丸くなっているとは


昔はボクに対して

並ならぬ殺意を向けていたが

今はもう、そうではないらしい


「この子、キミの?」


未だに足に張り付いている

ちっちゃな少女を指して言う。


「……い、いえ!その

預かり子でして……!


こほん

親戚の方の子供なんですが

どうにも出掛けたい等と言うので……」


「ああ、そういうこと」


どうりで

顔が似ていないと思った

彼女の子供では無いらしい


……いや、しかし


「この子はキミのこと

親だと思っているらしいけど?」


「え」

「えっ?」


声が重なった

ひとつはナディアのもの


そしてもうひとつは

少女のものだった。


「……」


少女は顔を真っ赤にして

ボクの足に隠れてしまう


ナディアは戸惑っている

まるで状況が分からない


いや待てよ

確か預かり子だと言ったな

そしてこの様子を見るに恐らく


この少女は

ナディアの事が好きで


ナディアは

それを気付いていない

いや伝わっていないのだろう


「……この子はキミの事が

どうやら大好きみたいだね」


「……え、えっと……」


戸惑うふたり

ボクはそれを面白く見ている

さてどうなったものかな


などと

悪い顔をしていると


「——ジェイミーさん!?」


大通りの向こうから

何やら騒がしい声が聞こえた


ボクはその声の主が

誰であるかを察した


この街に来たのは

彼女に会うためなのだから

それも当然というもの。


「やあリニャ、久しぶりだね

元気にしていたかい?」


「え、あ、は、ハイ!

私とても元気です!


……ではなくて

な、何でここに!?


ていうかその

どうして黙って居なく……


いえ、その、いや

あ、会えて嬉しいです!」


コロコロと表情を変えて

リニャはとても元気そうだった。


「えっと……?」


一方ナディアは

そんなボクらを見て

状況をつかめずに居た


「あれ、ナディアさん?」


「おや、知り合いかい?」


顔見知り?

そんな偶然があるとでも?


そう思っていると


「ああ、この方は私が

泊まっている宿の店主なんだ」


などとナディアは言った。


「キミ店主になったんだね」


「そうなんですよ!」


人間とは実に

短期間で色々変わるものだ

時が経つのは非常に早いね。


「あの……ジェイミーさん」


やや俯いき加減で

リニャはボソッと言った


非常に小さい声だが

ボクの耳に届くには

それで十分だった。


「どうかしたかい?」


すると彼女は

いつかも聞いた言葉を言った


「……お宿、ご利用しませんか?」


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


「お飲み物です」


「ああ、ありがとう」


「ありがとうございます


リニャ殿」


テーブルの上に

暖かい湯気を湛えた

飲み物が三つ置かれる


この場は宿の一室

そして居るのは

ボクとリニャとナディアだ。


「とりあえず

久しぶりだね」


「ええ、ほんとですよ」


「……そうですね」


考えれば考えるほど

奇妙な組み合わせだ


方やただの宿の店主

方やかつての敵対関係

当のボク自身は吸血種と来た


「……えっと、ナディアさんは……えと

その……ジェイミーさんのことを……?」


「……はい、存じております」


直接的な言葉は使わないが

ボクらの間では意味が通じる


ジェイミーという女が

吸血種であることを知っているか?


ということだ


「あの、ジェイミー殿

その……アルヴィナはどこに……?」


ナディアが口を開いた

彼女はあの時見ているからね

アルヴィナを連れ去るボクの事を


「彼は死んでしまったよ」


だから

正直に答える他あるまい


「そんな……っ!?」


「……」


リニャはきっと

なんの事か分からないだろうに

空気を読んで黙っていた。


「いえ……そうですか……

あのアルヴィナが……まさか……」


「事実さ」


「……ショックです」


「ボクもだよ」


未だに喪失感が消えない

大切なものを失ったという

強い気持ちが消えてくれない。


「……あのジェイミーさん」


「うん?」


「その方のこと

大切だったんですね」


「……まあそうだねぇ」


「でしたら!


……私にも聞かせてください

その方のこと、知りたいです


もし差し支えなければ

ですけれども……」


視線がボクに集まる

ナディアが心配そうな顔をする


キミそんな顔できるんだね

どうやらボクはすっかり

受け入れられているらしい。


あの時


あの戦いの後

何かが解消されたらしい。


「……私からもお願いします、ジェイミー殿」


ボクが口を開く前に

ナディアがそんなことを言った。


彼女にとっては

かつての仲間でもある

やはり知りたいものなのだろう。


「——分かった」


ボクには

特に断る理由もなかった

素直に提案を受け入れることにした。


「そうだねぇ

まず何から話そうか


そうそう

あれはボクと彼が

出会った時の話なんだけど——」


ボクは


それまで閉じていた

想い出の扉を開けていく


ずっと封じていた

思い出すこともしていなかった


悲しくなるから

溢れてしまうから

ボクはあえて蓋をしていた


それをとっぱらって

洗いざらい話していった。


途中ボクは

多分泣いていたけれど


ナディアもリニャも

ただ黙ってボクの話を聞いていた。


そうか


彼女達はこの世でたった二人

残されたボクのことを知る人間


素性を知り

事情を知り


それでも続く何かの縁

目に見えない透明な繋がり


それが続いている

だからこうして再び

顔を合わせたのだろう


思えば


奇妙な出会い方だった

彼女達も、そして彼も


全ては終わったこと

過去は変えられないし

またどうにもならない


ただ降り積もるのみで

減ることも掘り返すことも出来ない


やがて振り積もったそれらは

また新たな積み重ねの山に埋もれて


そのうち

見えなくなっていくのだろう


まるで雪のように

新たな時代の訪れ

先はどんどん続いていく。


やがてくる春のように

ボクはまたいつものように

長い時を生きていくのだろう。


かつてこんな奴がいた

その事を未来まで引き継いでいける。


ああそうか


ボクはそうすればいいんだ

新たな何かを生み出すのは

人間たちに任せよう


その代わり


覚えていよう

そして伝えていこう


この光景を

記憶していこう


変わりゆく世界と

変わってしまったあらゆる事に

通り過ぎたものたちを忘れることなく。


「——ナディア、リニャ」


話し終えたあと

ボクは彼女立ちに向かって


こんなことを


言ってみるのだった。


「——人間の友達が欲しい吸血種を

キミたちはどう思うだろうか?」


呆気に取られた顔をする

ふたりの顔が


ボクにはどうも面白くて

大笑いしてしまうのだった——。

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同族殺しの吸血種 吸血種シリーズ1 ぽえーひろーん_(_っ・ω・)っヌーン @tamrni

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