そして平原は焦土と化す


あれから約三十分ほどで

アルヴィナは日常生活を送るには

なんら問題ない所までになった。


自分の力だけで

動けるようになっただけあって

さすがに呑み込みが早かった。


今日一日


早く見積っても午前中丸ごと

そこに費やす見通しでいたので

これはかなりの快挙と言えよう。


なのでボクは

当初の予定を大幅に縮めて

その日のうちに戦闘訓練に移行させた。


自分の体の性能を

正しく把握する必要がある

と思ったからだ。


早いうちに

全力の出し方を覚えるべきだ

何事も上限を知ることは大切だ。


故にボクらは


屋敷から離れた所にある

何も無い開けた平原に来ていた。


「——この辺で良いだろうね」


見渡す限りの平原

ここなら自由に暴れられるし

近くに人里も無いので


誰かに見られたり

敵の襲撃を受けたり

迷惑をかける心配もない。


「さてアルヴィナ

これから戦闘訓練に入るけど

準備は大丈夫そうかな?」


「……もちろん」


低い声で答えた彼は

いたずらに殺気を振り撒いてた


「随分と殺気立っているね」


「……そっちがやる気満々だから」


「そりゃあね」


何せ


これから行う戦闘訓練とは

実戦の事を意味するのだから

少なからず心が踊るというもの


やる気が溢れるのも

無理はないだろう。


「道中説明した通り

ボクはこれからキミの事を

一切の手加減なくする


キミは戦いの中で

ドンドン成長していってくれ」


「……スパルタ」


「この方法が最も効率が良いのさ」


お互い離れた位置で

向かい合って対面する


既に準備は万端だ

いつでも戦いを始められる。


「せいぜい頑張りたまえよ

とことん付き合ってあげるからさ


質問などがあれば

その都度してくれ

アドバイスをあげよう」


「……」


言葉はない

ただ頷いただけだ

彼は既にスイッチが入っている。


戦場に身を置く者は

意識を切替える術を身に付けている

さすがは死地を生き抜いてきた男だ。


鍛え甲斐がありそうだね。


「——じゃあ始めようか」


掛け声と共に


先に動いたのは

意外にもアルヴィナの方だった。


彼は深く膝を落とした

自重落下の勢いを全て

前方向への推進力に変える気だろう


それは正しく

完璧なタイミングで

完璧な選択のはずだった


彼自身そう思っているはずだ

……だが、それはあくまでも


の話だ。


アルヴィナはミスを犯した

予備動作が大きすぎたのだ


彼が膝を曲げて

突撃の準備を始めた瞬間

ボクは彼の意図を察知した


そして



「——っ!」


驚き見開かれる彼の目

動揺するのも無理はない。


裏をかこうとしたはずが

目論見を事前に阻止され

オマケに先手を取られたのだから。


突撃を未然に防がれたせいで

不自然に膝を曲げた状態でいる彼は


咄嗟に足を動かせなかった

距離を取る選択肢はこれで取れない


そのまま


ボクは彼の心臓目掛けて

最大最速の突きを放った


彼は


ボクのその攻撃を

目で捉えていただろう

反応も間に合ったはずだ


しかし実際は

手が間に合わなかった


見えてはいたが

身体が着いて来なかった。


ボクの攻撃は

そのまま防がれることなく

まっすぐ彼の左胸へと吸い込まれ


硬い皮膚を裂き

肉を貫き血の防壁を砕き

その奥の心臓へ到達した。


そしてこの時点で

アルヴィナの死が確定した


「——」


彼は現実を受け入れられない

という顔で己の胸に突き刺さった

ボクの腕を見下ろしている。


やがてアルヴィナは

愕然とした様子で呟いた。


「……こんなにか」


おそらくは

ボクとの力量の差を実感し


こんなにも及ばないものかと

打ちのめされているに違いない


それはいい

現実は揺るがないのだから

正しく認識する事は大切だ


重要なのは

その次のステップに

進める?ということだ


「死因は分かるかな?」


腕を引き抜きながら

この戦いの答え合わせを行う

ひとまずお勉強の時間だ


彼なりの理由を見つけ出し

そしてボクに提示してもらおう。


アルヴィナは考える時間を

それほど取らなかった。


「……普段使いならいざ知らず

咄嗟の行動となると

肉体が着いて来かった


認識はできていたのに

身体が動かせなかった」


自分の身に起きたことを

正しく認識できているな


良い事だ

しかし


それは確かに要因の一つだが

直接の原因はそれじゃない


次の答えを出すのには

しばしの時間を要した


そしてハッとしたように

気付いたことを語り始めた。


「……そうだ僕は

行動の前に予備動作があった


でもジェイミーには

それが全く無かった


だから裏をかかれたし

それを察知も出来なかった


……理由は」


「理由は……?」


果たしてキミは

本質に至っているのかな


そんなボクの疑問

……いや好奇心は


「僕の頭がまだ自分を

人間のつもりでいるからだ」


すぐに満たされる事となった。


「ああ、キミは優秀だね」


彼は見事

正解に辿り着いていた

それもたった一度の戦いで


優秀なんてものじゃない

頭の回転がバケモノだ


やはりアルヴィナは凄い

彼は紛うことなき天才だろう。


「……これじゃあ僕は

何回戦っても無駄だ」


「そうだ、今のままでは

例えどんなに頑張ろうとも


キミは初速の差で負ける

後に動こうが先に動こうが

そんなの関係なく殺される」


極端な話をすれば

吸血種は例えなんの構えも

取っていない状態からでも


最高速度に近いものを

出すことが出来るのだ


しかし人間であれば

そうもいかないだろう


必ず`下地`が必要となる

タメがどうしても発生する。


そしてそのタメは

吸血種にとっては

あまりに大きすぎる隙となる。


ボクはそこに

付け込んだワケだ


「……どうすれば変わる」


彼の問いかけに

明確な答えを出すことは

もちろんボクであれば可能だ


しかし


彼が真実にたどり着いた以上


ここから先

答え合わせは行わない


これ以上ボクの口から

教える事はもう何も無い


ここから後はアルヴィナ本人が

死闘の中でこそ見出すべきだ。


他者の考えが介入しない

他の何者にも染まらない


彼自身の

独自の解釈をもって

身につけるべき感覚だ。


「どうすれば変わるか?


もちろんそれは

死ぬ気で覚えるのさ」


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


——鋭い風切り音が響く


それは

広範囲に衝撃波を生み出し

平原の床がごっそり削り取られた


それも同時に


切り離された

アルヴィナの上半身が

無様に宙に舞っていた。


それはこの戦いが始まってから

20秒の間で、6度目の死だった。


コンマ数秒後

彼は元通りの形を取り戻す

そのまま体勢を立て直して


いましがた爪を振り抜き

自分を両断したボクに対して

間を置かずに爪の攻撃を仕掛けるが


即座に両腕を弾かれ

内部をめちゃくちゃに破壊された


再生はすぐさま始まるが

その間アルヴィナは

完全な無防備となる


距離を取ろうにも

もう今からでは遅い


よって彼は為す術なく

7度目の死を迎えた。


しかし戦いは終わらないし

ボクの手が休まる事はない。


間髪入れず

ボクは彼を蹴り上げた


「ぐぁ……ッ!」


ずっと爪での攻撃ばかりを

意識させてきたので

アルヴィナは対応出来なかった。


つま先が体内にめり込み

肉を貫通して内蔵を破り

なおも蹴りの勢いは収まらない


ボクはそのまま腰を捻り

蹴りの方向を直角に変え


に蹴り飛ばした

煙のように掻き消える彼の姿


後には暴風が残されていた。


……ここで

8度目の死


彼が吹き飛ばされていく寸前


ほんの一瞬だけ

トドメを刺せる瞬間があった


ボクはそこを見逃さず

疎かになった守りを掻い潜り


心臓の代わりに

右胸に大穴を開けてやった。


アルヴィナは


叩き込まれた

膨大なエネルギーに振り回され

めちゃくちゃな姿勢になりながらも


空中でなんとか復帰を果たし

地面に着地すると同時に

再び突撃を仕掛けてくるが


ボクはそれを見て、彼が

何か企んでいる事を看破


すぐさま

地面に腕を突き刺し

自分が出せる最大の瞬発力をもって



「——なっ!?」


驚くのも当然だ


その規模は


範囲と深さともに

およそ数百メートルにも及ぶ

襲いかかるは巨大質量の暴力だ。、


いかに吸血種といえど

この攻撃は非常に効果的だ


視界が遮られるので

目くらましになるし


まともに受ければ

さすがにダメージになる


こういう場面では

非常に出し得の技だ。


そして

地面を抉っての投擲であれば

当然そこには`大穴`が生じる。


ボクは


ほんの一瞬


彼の視界から外れた事を利用し

その大穴に向かって飛び込んだ


一瞬だ


削り出したぶん

高低差が生まれた地面に

ボクは超高速で着地し


その反動を利用し

吸血種の筋力を総動員し

跳躍した。


そしてその先には

ボクが投げたばかりの

圧倒的な巨大質量の壁!


ボクは!


自分で投げた`ソレ`が

彼に直撃するよりも早く

一連の動作を行った!


結果


ボクはその壁を

自身の突撃を持って一点突破


尋常ならざる衝撃があり

分厚い壁をまるごと貫き


その向こう側で


迫り来る大地に

対処せんとしていた

アルヴィナの姿を捉えた


突然


壁の向こう側から

それも真正面からではなく

限りなく足元に近い所から


強襲を仕掛けてきたボクに

アルヴィナは気を取られた


まずい

不意を打たれる!


瞳孔が開く

彼の意識が加速するのが分かる

でもそんな事をしても無意味だ


いや

ポテンシャルを

舐めている訳では無い


彼の対応力を

甘く見積ってなどいない


ただ、もっと単純な理由で

彼のその行為は無意味なのだ


何故ならボクは、驚いている彼の横を

そのままの勢いで素通りしたのだから


攻撃はしなかった

攻撃をするフリだけだ

僅かな殺気を纏わせて


そのまま

何もせず横を通り抜けた

これにより彼の足は止まった


そうなれば


もはや眼前に迫っている

`壁`に対応することは不可能だ!


「しまっ——」


彼の声は

山が崩れ落ちたみたいな

壮絶な崩壊の音に上書きされ


絶望的なまでの質量の塊に

全身を引きちぎられながら

飲み込まれて消えていった。


ここで


9度目と10度目の死が

わずかな時間差で確定した


ひとつは通り過ぎざまに

ふたつは瓦礫に飲み込まれる直前


さて

崩落に飲み込まれた彼は

抜け出すのと再生するので


一定時間


自由な身動きが取れない

ここでアドバンテージが生じた


当たり前だがボクはここで

攻撃を止めたりなんかしない。


ボクはその場で

数メートル上に飛んだ


落下の勢いを付ける

空中で膝を折り曲げて


僅かな滞空時間を経て

地面に、着地を果たし


力を解放し


そしてボクは次の瞬間、既に

遥か上空に飛び出していた。


先日の経験を活かし

ボクは早めに血の力を発動

地面に向けてアンカーを降ろす


空中に離脱してから

約2秒ほどで準備は完了した


それは


つい最近戦った

吸血種相手に使ったのと

全く同じものだ。


地中深くに固定されたアンカー

そこに繋がる血で作った鎖


それを掴んで

強力な力で引き込み


途端


弾丸のように打ち出される

吸血種ジェイミーの肉体


すなわち

天からの垂直爆撃である——!


1秒後


瓦礫の山から這い出てきた

アルヴィナの姿をこの目が捉えた。


彼はすぐさま

行動に移ろうとするが


その時点ではもう

何もかもが遅すぎた。


アルヴィナはそのまま

頭のてっぺんからまっすぐ


天からの襲来したボクに

抵抗する間もなく切り裂かれ


左右ふたつに別れながら

11度目の死を迎えた。


そしてコンマ数秒

アルヴィナは再び

五体満足で再成立を果たした。


だが


まだ戦いは終わらない



例え今から3秒後に


12度目の死亡が

待っているのだとしても……。


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


あれからもボクは

アルヴィナの事を殺し続けた


死亡回数が


30を超えたあたりから

彼の動きが変わり始めた


こちらの動きに

着いてくる素振りを

見せ始めるようになったのだ。


しかしまだ足りない


そこから

明確に変化が訪れたのは

48回目の死が訪れた時だ


アルヴィナはついに初めて

ボクに負傷を与えた。


タイミングを合わされた

右の手首が切り飛ばされたのだ。


その時の彼の顔を

ボクはよく覚えている


したり顔


奴はこれのみを狙い

ここ数回の死を積み重ねたのだ


ボクが振るい続けている

爪の速度に合わせる為だけに。


負傷を与えたとはいえ

彼のそれは全力の攻撃

ボクにはまだ余力が残っていた


故に

屍の数は増えるが

それは明確な成長であり


彼が

体の使い方を

掴んできた証拠である。


ボクは喜びを感じ

戦いを楽しいと思い始めた。


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


——87回目


吸血種アルヴィナの

死亡回数はそこで急激な

減少傾向を見せ始めた。


攻防が生じるようになった

一方的では無くなってきた


打ち合いを行っても

易々と殺せなくなった


続く、続く

打ち合いが続く


だがそれでも

あと一歩足りないのだが


真正面からのやり合い

地に足をつけた殺し合い


生まれた僅かな隙に


貫手三閃

両肩関節と両目を潰す


動かせるのは足だけ

こうなればもう何も出来ない


「ぐ……ダメか……っ!」


88回目の死


だがこれまでで

最も長い戦闘時間だった

彼は確実に成長している。


✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱ ✱✱✱✱


——119回


アルヴィナはそこから

1分半も戦い続けていた


遠い


命が遠い


ボクも常に全力で戦っているし

少しも手加減しているつもりはない


だが

アルヴィナは強くなった

100回を超えたあたりから


ボクがこれまで戦ってきた

吸血種の弱い連中達よりも

遥かに高次元に到達していた。


そこから回数を重ね

ここに至り彼はついに


ボクと渡り合える

1歩手前までやってきていた。


「——フッ!」


鼻先ギリギリを

アルヴィナの爪が掠める

間合いを読み違えたせいで


ほんの少し

鼻の頭が削られた


紙一重で躱したにも関わらず

攻め入る隙は生まれなかった。


爪を振るう

腕を切り飛ばす

トドメは入らない


攻撃を躱す

間合いが妙に近い

僅かに距離を取る


貫手を四閃放つ

二発防がれ二発当たった

両耳の裏側を抉りとった


平衡感覚が乱れる

よって体勢が崩れる


ここだ!


構える、必殺の一撃を

このタイミングならば


確実に入る


急所を僅かに外した貫手により

アルヴィナはついに120の死を——


「——っ!」


その時!


予想外のことが起きた!


一瞬

平衡感覚を失い

よろめいた彼にはもう


ボクの一撃を防ぐ手立ては

残されていないはずだった。


だが!


「なに……!?」


ボクの放った渾身の突きは


見切られた!


そのまま吸血種の馬鹿力で

無理やりに引き込まれた


そしてボクは気付いた


この体勢はマズイ

左半身がガラ空きだ!


そして奴の片腕は今

完全にフリー……!


ボクは咄嗟に

掴まれている自分の腕に

爪を突き立てて切り離し


間合いを取った


離れざまに何発か

反撃をくれてやろう

という腹積もりでいたが


アルヴィナはそこから

更にもう一歩踏み込んできた


あまりにも近すぎる


これでは攻撃が通らない

ほとんどゼロ距離だ


仕掛けるつもりで

踏み込んできたアルヴィナと


間合いを取りつつ

迎撃しようとしていたボクでは

そもそもの備えが違う


いくらボクが

咄嗟の反応に優れていても

どれだけ経験を重ねていても


今のアルヴィナを相手に

不利を背負うのはマズイ!


攻撃が振り抜かれる

あれを貰えばボクは死ぬ


今から行動を

起こすのでは間に合わない


だからボクは

一か八かの勝負に出た


足の裏に力を集め

瞬間的に爆発させた


地面が陥没する

足元の地形が乱れる



ボクと彼との距離は近い

だから足場が揺らいだなら

少なからず影響を受けるはずだ


これは賭けだ

ほんの少しだけでいい

僅かなほころびがあれば!


ボクは最後の希望を託して

彼に死を与えるべく


姿勢を整えて

狙いを定めて

急所に一撃を——


ズッ


「……は、そんな奇跡は

都合よく起きないものだね」


下から


抉り込むようにして

差し込まれたアルヴィナの腕は

確かにボクの心臓を捉えていた。


一方


ボクの攻撃は

あと一歩のところで

命に届かなかった


遅かった

あと数センチで心臓だが

ボクの方が一瞬だけ遅かった。


先にボクを殺したのは

他でもないアルヴィナだった。


「……ここまでして相打ちか」


「いいや、まさかこんなに早く

やられるとは思わなかったよ」


「120回も一方的に蹂躙しておいて

よくも、ぬけぬけと言えたものだ」


「後半の成長率は

目を見張るものがあったよ


案外すぐボクのこと

超えるんじゃないかな?」


「白々しい」


「本心さ、割とね」


「……それで?

戦いはどうするの」


戦いをどうするかだって?

冗談だろうアルヴィナ


そんなの

言わなくても分かるだろう

ようやく面白くなってきたんだ


今辞めたら

もったいないじゃないか


「あと500回は戦おう」


「そんなに負けたら

泣き顔が張り付いてしまう」


「言ってくれるねぇ……」


お互いの拳はまだ

お互いの体内にあるまま


戦いは依然として

続いているのだ。


ボクらはそれから

日が暮れるまでの間ずっと

この平原が草木も生えぬほどの


荒れ果てた焦土と化すまで

戦いを続けるのだった……。

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