碧水 白群の一族


白笶びゃくや 

十八歳/身長189㎝/一月生/第二公子


髪/黒髪 ・・・腰まである長い髪を藍色の髪紐で高い位置で結んでいる。


瞳/灰色がかった青色・・・冷たそうな双眸。感情がまったく読めない。


容姿・・・背が高く細身。眉目秀麗。常に眉ひとつ動かさない無表情なため、何を考えているか全く解らない。父親似。薄青の衣。


人物詳細・・・白群びゃくぐんの宗主の亡き弟の子。幼い頃に両親を妖退治で亡くす。


父は白群びゃくぐん白家はくけ、前宗主の第二公子。母は玉兎ぎょくと姮娥こうがの一族の前宗主の第三公女。そのため、瞳の色が少し特殊な色合いをしている。


今は現宗主の養子となっているが、伯父上と呼んでいる。


幼い頃から感情が希薄で、表情もまったくない。


達観していて、五大一族の中で一、二を争うほどの実力の持ち主。無口すぎる故、ひと言話しただけで口が利けたのかと驚かれる(だが怖くて誰も口にしない)。


抑揚がなく、低いがよく通る声。


毎年奉納祭の頃に、なぜか晦冥かいめいの地を訪れている。


無明むみょうに対して誰かを重ねているようだったが、その後は無明むみょう個人に対して興味を示している。


無明むみょうの身が危険にさらされると、平静を失うことが多い。


霊力が高く、武術も符術もどちらも長けており、陣も独特の術式を使う。腕力が半端ない。


霊剣/双剣(通常の霊剣より短い) 名は不明


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白冰はくひょう

二十歳/身長187㎝/二月生/第一公子


髪/黒髪 ・・・胸の辺りまである細く長い髪の毛。藍色の紐で括ってそのまま肩に掛けている。


瞳/青色・・・優し気で人懐っこい眼。


容姿・・・背が高く細身。秀麗で誰に対しても友好的な表情。薄青の衣。常に宝具の大扇を手に持っている。母親似。


人物詳細・・・現宗主の子。白群びゃくぐんは宗家の白家はくけと他に分家が存在するため、各家ごとに公子が存在する。


しかし宗主となるのは白家はくけの者だけで、次期宗主となることがすでに決まっている。


白笶びゃくや白家はくけの者だが、母親が碧水へきすいの者ではないため資格もない。水を操る能力を持ち、白家はくけは水、雪、霧、雨、すべてを操れる。


誰に対しても物腰が柔らかく、印象が良い。しかしその性格はかなり歪んでいて、弟第一主義なため、白笶びゃくやを陥れようとする者に対して、過去に裏でまあまあやらかしている。


幼い頃から白笶びゃくやを気にかけていて、本当の弟のように想っている。明哲で、物事の全体をしっかり見ている。飄々としており、口調は比較的軽い。優しく凛とした声。


白笶びゃくやに表情を咲かせる無明むみょうに嫉妬しつつも、それ以上に感謝している。符術や術式の研究をしており、同じ趣味を持つ無明むみょうとまさかの意気投合する。


霊力が高く、武術も符術もどちらも長けている。隠しているが、腕力が白笶びゃくや以上にやばい。


宝具/大扇(艶やかな紋様が描かれている) 落とすと地面に穴が開くくらい重い

名/青嵐せいらん


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雪鈴せつれい

十五歳/身長167㎝/十二月生/雪家せつけ


髪/黒髪 ・・・頭の天辺で長い髪の毛を丁寧に結っている。白い髪紐。


瞳/青色・・・優し気な眼差し。


容姿・・・感じの良い穏やかな表情の美しい少年。細身。


背に白群びゃくぐんの家紋である蓮の紋様が入った白い衣を纏っている。腰帯に短剣を差しており、陣を張る際に使用する。


人物詳細・・・双子の兄。一見大人しそうであるが、生の南瓜を片手包丁で真っ二つにできる腕力の持ち主。


雪家せつけに絶縁され、今は白家はくけに仕えている。弟子たちのまとめ役であり、武術や剣術の師範。


氷を操る能力があるが、雪陽せつようがいないと発動できない。料理は苦手ではないが、大味。自分より弱い者に対して慈悲深さがあり、すぐに手を差し伸べてしまう。


刀や武器を握ると性格が変わる。基本的には誰に対しても優しく、裏表がない。優しく癖のない声。


雪陽せつようが唯一の家族であるため、過保護気味。清婉せいえんに対して尊敬の念を抱いている。


霊剣/氷龍 環首刀(柄の先端の刀環に龍の紋)


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雪陽せつよう

十五歳/身長174㎝/十二月生/雪家せつけ


髪/黒髪 ・・・頭の天辺で長い髪の毛を丁寧に結っている。白い髪紐。


瞳/青色・・・凛々しく涼し気な双眸。


容姿・・・あまり感情の起伏がないため、表情は薄い。背も高く、細身ではあるがしっかりとした体格。


背に白群びゃくぐんの家紋である蓮の紋様が入った白い衣を纏っている。腰帯に短剣を差しており、陣を張る際に使用する。


人物詳細・・・双子の弟。感情があまり表に出ず、ぼんやりとしているように見えることが多いが、気の利くしっかりした少年。


雪鈴せつれいのような腕力はなく、至って普通。符術や術式が得意。体格に恵まれているも、意外に武術や剣術は苦手。


雪鈴せつれいが無理をしていないかいつも心配している。

のんびりした口調。雪鈴せつれいよりは少し低めの声。


ふたりだけのセカイに清婉せいえんが加わり、なんだか毎日が楽しそうだ。


雪家せつけや親族に対してかなり不信感を抱いている。


宝具/なし


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白漣はくれん

六十二歳/身長180㎝/三月生/宗主


目じりの笑い皺が特徴的で、威厳があるがとても優しい眼差し。瞳の色は深い青色。


白髪混じりの長い髪の毛を、藍色の髪紐で後ろで軽く結っている。


のんびりした性格だが、五大一族の宗主の中で一番年長で、実力者。


医学にも通じていて、鍼や治療術を白笶びゃくやに教えた。


弟夫婦の死後、白笶びゃくやを養子にし、分け隔てなく育てた。人助けに余念がなく、そのために婚期をだいぶ遅めた。


麗寧れいねいとは市井で出会い、二十四歳の差があるが恋愛結婚である。


広範囲の陣を得意とする。


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麗寧れいねい

三十八歳/身長163㎝/五月生/白冰はくひょうの母


賑やかしい明るい女性。無明むみょうのことを自分の娘?のように可愛がっている。


昼餉までの時間はふたりで遊んでいることが多い。琵琶が得意。


商家の生まれで、所謂お嬢様なため、少し世間知らずなところがある。


纏められた艶やかな黒髪に薄桃色の蓮華の花が付いた簪を挿している。


可愛らしく、誰にでも愛されるような容姿。霊力はまったくない。


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