第37話 巨影の弱点
そうだ、あの竜は魔力によって創られた
君はブラウズに弱点の場所を伝えた。
「そうか、この
ブラウズは
それにシェルもブラウズについて戦っていたのだろう。
どこからその勇気が湧いてくるのか、疑問に思った。
「いいか、アッシュ。俺もシェルも怖くない訳じゃない。だけどな、ここはアンジェリカが居た町だ。大切な場所をこれ以上、壊されたくないんだ」
「お父様の言う通りです。お母様が過ごした町を好き勝手にさせません。相手が
シェルが再び弓を番えた時、
歩みが止まると立ち上がり、お腹が少しずつ大きく膨れ上がってきている。
「待て! まずいぞ! このままだと町が炎で焼かれてしまう!!」
「逃げても間に合わない、か……。なら、やるしかないな。シェルはアッシュと逃げろ。俺が倒してやる」
そう言うとブラウズは駆け出した。
いくらブラウズが強くても一人で向かうのは無謀だ。
相手は普通の
君は決めなければいけない。
このままシェルと逃げてブラウズを犠牲にするのか。
ブラウズと共に巨大な
君は……。
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