Day.XXX エピローグ
あれから数年、俺は彼女と結婚して一児の子をもつ父親になった。仕事も、希望した部署への異動が叶って、来期からはそのチームのリーダーになる。
タイムスリップの一件があってから、また大切なものを見失いそうなときにはこの店に来ることにしている。
黄ばんだ壁紙と統一感のないインテリアは、経過した時間と、その間に多くの客がここに集い、人生を紡いだことを物語っていた。
「いらっしゃ…、あ、久しぶりです!」
俺に気づくと、若い男性の店員さんは厨房に向かって「ばあちゃん!」と老婆を呼ぶ。
奥から出てくるなり、オーナーは皺だらけになった顔で笑う。
「あら、いらっしゃい。まかないのコーヒーとトーストでいいかしら?」
「もちろん。それから、ゲームも遊ばせてくださいね。」
〜Fin〜
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
スペシャルサンクス
きんちゃん(@gaming_kinchan)
1週間でインベー◯ーゲームを1周クリアしないと1980年から帰れない!? 酢漿草 @Ka_Ta_Ba_Mi
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