第34話


「はい!もちろん全力でお手伝いさせていただきます!

ですが給金は…。」


(んーレインさんも頑固だなぁ

どうしようかな。)


「お父さん、タクト様が困ってるよ。

じゃあ、私達二人ともタクト様の奴隷にしてもらおっ!」


(ど、奴隷⁉

アンナさんは何を言ってるんだ?)


「俺は奴隷なんていりませんよ?」


奴隷は自分が認めた主に自分からなる事もできる。

他には犯罪を犯して奴隷に落とされるものや、

借金のかたに奴隷にされたりすることがある。


「タクト様、私達は確かに

これから先お父さんと二人で生きていくこともできます。

でも、私達はどうしてもタクト様に恩返しがしたいのです。」


「タクト様どうか私達二人を奴隷にしてください。」


奴隷か…。

なんといってもあきらめなさそうだな…。


「わかりました。

じゃあこれから先よろしくお願いします。」


「「ありがとうございます!

よろしくお願いします!」」


こうして二人が奴隷になった。


「早速ですけどダンジョンに潜りたいので

荷物持ちと素材採取お願いしていいですか?」


「はい!

おまかせください!」


「タクト様、私達は奴隷です。

奴隷に敬語なんて使わないでください。」


「わかった。

じゃあ早速行こうか!

アンナはもうダンジョンに潜れるくらい体力回復したの?」

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