第29話
でもまだ魔石がある…。
上級回復薬に魔石を合成してみると、
普段の合成の時の光より激しく光りだした。
「うわっ!」
めちゃくちゃまぶしい。
光が収まってきたので合成した回復薬を見てみると
透明な液体になっていた。
「親方、これって…?」
「透明な回復薬なんて聞いたことないな。」
「タクト早く鑑定してみろよ。」
親方は茫然としてる。
ドルフさんはワクワクしてるみたいだ。
鑑定してみると、
イリクサとでた。
「イリクサー?」
「「は⁉」」
鑑定結果を読み上げると二人そろって間抜けな声を
出して方針してしまった。
「イリクサーって何なんですか?」
「お前イリクサーを知らないのか?」
「知りません。
エリクサーはできなかったんですね…。」
「エリクサーはもういらん!
イリクサーはエリクサーよりも回復量が多くて一口飲めば
体力も魔力もすべて治るといわれてる。」
「10年に1本出回るかどうかの貴重な薬だ。」
「それがあればレインの娘も治るだろう。」
「やった!!」
「本当にできちまうとはな」
「あのスキルは恐ろしいな。
誰かにバレたら間違いなく悪用されるだろう。」
二人は俺が喜んでる後ろでなにか話しているけど
嬉しすぎて全然耳に入ってこない。
早くレインさんに渡してあげないと。
「親方、ドルフさん
レインさんの家がどこか知りませんか?」
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