第24話
強化魔法で動きは早くなったけど
まだ躱せるくらいだ。
短剣の男と大剣の男がひたすら切り付けてくる。
人を斬る勇気が出なくてずっと躱してる俺。
(躱せるけど斬れない。
どうしようかなぁ)
そんな事を考えながら躱し続ける。
躱し続けて何分経ったかな。
「くそ!なんだこいつ全然当たらねえ。」
当たんないのわかったならやめてほしいけど
そう上手くはいかないみたいだ。
(よし、短剣の柄の部分で頭を殴るなら斬らなくて済むな。)
そう思いついて短剣の男が正面から斬りかかってきたタイミングで
左に躱しながら右手に持った短剣の柄で頭を殴る。
斬りかかってきた勢いに俺の短剣の勢いがのって
クリーンヒットしたみたいだ。
短剣の男は一撃で倒れた。
「お、おい何やってんだ?
ふざけてないで起きろよ。」
大剣の男が声をかけても短剣は起き上がらない。
一発で気絶してくれたみたいだ。
「くそ!もういい。
お前顔を覚えたからな。」
大剣の男はそう言いながら短剣の男を担いで帰って行った。
「大丈夫ですか?」
「はい、おかげさまで助かりました。
ありがとうございます。
私はレインと言います。」
囲まれてた男、レインさんはとても礼儀正しい人だった。
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