第21話

綺麗とは言っても絹糸には及ばない。

そんなに高く売れることも無いだろうな。


「親方、今日の合成終わりましたー!

買い取りお願いしてもいいですか?」


そう言いつつ大きめの魔石と、少し綺麗な糸を差し出した。


「おう、今日はこれだけか?

この糸は初めて見るな。

ライトワームの糸合成した奴か?」


「はい!ライトワームの糸です!」


「よし、わかった。

この糸なんだけど防具屋に卸さないか?

この糸なら耐久力もかなりありそうだからな。」


防具にも使える糸か。

じゃあ、俺の防具もこの糸で作ってもらおうかな。


「はい、それで大丈夫です!

ちなみに防具をその糸で作ってもらう事とかってできますか?」


「ああ、問題ないはずだぞ。」


ということで防具を作ってもらうことにした。

防具は一週間程で出来上がるそうだ。


いまからどんな防具が出来るのか楽しみだ。


翌日からはしばらくダンジョンにこもることにした。


「親方、明日からしばらくダンジョンに泊まり込みで稼いできます。」


「おう、死ぬなよ。」


そう言って送り出された。

不愛想だけど本当にいい人だなぁ。


ダンジョン4階層に来てライトワームをひたすら狩りまくる。


俺も最初に比べたらかなり強くなってきたけどまだまだ

強くならないとな。

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