第8話

魔石は1個銅貨2枚で全部で銅貨12枚になった。

親方の所に行く途中で、晩御飯のパンを買って行く


「すいませーん

親方ー!」


武器屋に入りながらそう声をかけると


「タクトかちょっと待ってろ」


奥から声が返ってきたので武器をみながら

しばらく待っていると奥から親方が出て来た。


「お疲れ様ですー」


「おう

早速ダンジョンに行ってきたのか?」


「はい!行ってきました。

まだまだ稼げなさそうですけど少しずつ頑張ろうと思います。」


あ、そういえばレベルとスキルの事も聞かないと


「親方ダンジョンで色々あったので

話を聞いてもらいたいんですけど大丈夫ですか?」


「おお!早速間抜けな失敗でもしてきたか?

聞かせてみろ」


「間抜けってひどいですね…

実はダンジョンでスキルを習得できたんです。」


親方はぽかんとした間抜けな顔をしてから

急に大笑いし始めた。


「ガハハハッ

初日でスキル?

何言ってんだ?そんなわけあるか

嘘つくならもっとましな嘘にしとけよ」


何で嘘って決めつけられてるんだろう?


「親方、嘘じゃないですよ

ほんとにレベル?が上がってスキル習得したんです!!!」



大声で訂正する


「はっ

今まで何万人って冒険者がダンジョンに挑んで

ダンジョン内でスキルを習得できたのはほんの一握りの

奴らだけだ。

その中にお前が入ったって?」


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