第9話


「だからそう言ってるじゃないですか!」


「よしわかった

そこまで言うなら真面目に話を聞いてやる

飯でも食いながら話すか」


親方の家にいって一緒にご飯を食べながら

今日の話をした。


「ほう、スキルについては確認が出来るんだが

確認しに行くのは控えたほうがいいだろうな。」


「何で確認しに行かない方がいいんですか?」


「確認はギルドで簡単に出来るんだが

確認しちまうとギルドからずっと監視されることになるだろう。」


「そういうことですか。

他に確認する方法はないんですか?」


親方は少し考えてから


「スキルが合成だって言うならなんか合成してみるのが

手っ取り早いかもな」


「何かを合成ですか?」


「ああ、試しにこれを合成してみたらどうだ?」


そう言って小さな魔石を2つ渡された


「魔石の合成ですか?

合成ってどうやってやればいいんですかね?」


「適当に合成とでも言ってみりゃいいんじゃねえか?」


「じゃあやってみます!」


渡された魔石を握りしめて

合成と唱えると

魔石を握っている手から光が出て来た。


「お、親方…これ本当に大丈夫ですか?」


「そんなの知るわけないだろう」


なんて無責任な人だ…

そう思いながら光が収まるのを待つ


光が収まると親方が

早く見せろとせかしてくる。



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