第2話

いつも通りに依頼を受けて

街の近くの草原に行く。

草原で薬草を採取しながらこれからの事を考える。


とりあえず武器を買ってダンジョンに行きたい

ダンジョンには普通に生活していたら想像もつかないような

アイテムがあるらしい。

やっぱりダンジョンに入って強くなっていっぱい稼ぎたい

金があれば親に仕送りもしてあげたいし可愛い彼女も出来るだろう。


「やっぱり、武器屋で頼んでみるか。」


今日は薬草採取を少し早めに切り上げて、武器屋に行くことにした。


「すいませーん。

親方ー!」


そう声をかけながらほぼ毎日武器を見に来てる武器屋に入る。


「おお、タクトか!

今日も来たのか?」


中にはこの人本当に人間かよ!と思うような大男がこっちをみて

ニコニコしている。


「親方、またカウンターにたってるんですか?

お客さんに逃げられちゃいますよ!」


「おい、それはどういうことだ?

喧嘩うってんのか?殺すぞ」


こんな冗談を言い合えるくらいには仲良くなれてる。


「まあ冗談はこれくらいにして、

今日は親方にお願いがあってきたんです。」


「武器はやらんぞ。」


「はい、わかってます。

武器は売ってほしいんです」


「買うならいいが金あんのか?」


「金はありません。

でも、武器があれば収入を挙げられると思うんです。

だから、ギルドに依頼の報酬を受け取りに行ったら

そのまま払いに来るので、分割で売ってもらえませんか?」


「分割か…

考えたこともなかったな。

でも、お前が払いに来るって保障はあんのか?」

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