短いエピローグ

あれから彼は泣き散らした、今まで溜め込んだ涙が溢れて止まらなかった、泣きつく人なんて居なかった。

かつての親を亡くした時も

かつての友達を亡くした時も

ずっとひとりで頑張らなくてはと思い続けて溜め込み、抱え込み、1人で抱え込んできた。


そんな彼の八雲志希の、‪○%#志希にとっての希望の光が見えた瞬間だったのだ



ーーーーーーーーーーーーー



「ごめん…」


「別にいいわよ、このくらい。それにしても急に泣き始めるから困ったじゃない…まぁでも仕方ないかもしれないのかしらね」


「ほんとにごめん」


「こういう時はありがとうって言うのよ」


「…ありがと」


「よろしい、それで同棲の件に関してはどうするの?」


そうだ、同棲の話かまだ残っていたのだ。だが志希はもう覚悟は決まったらしい


「その提案、ありがたく受けさせてもらうよ。よろしくなパートナー」


「ふふっ、ええ、こちらこそ、パートナーさん」


「ならこれからのルールを決めなきゃいけないわね」


「部屋の間取りは?金ならそこそこあるが…」


「あら、誰に言っているのかしら」


「ははっ、そうだな、じゃあ……」



ここになんとも奇妙なパートナーが出来上がった、これもまた運命なのか?それともただの偶然なのか。それはこの先を読んでみて判断して欲しい。そしてここまではほんの序章である。彼らの物語はまだ終わりそうには無いようだ


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周りを不幸な死に追いやってる死神少年は、ただのアホである @sirousa212

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