最終話 僕と彼女たち


「…?」


 思わず、漏れちゃった。


 だけど丁度隣を大型トラックが通り過ぎて、声が掻き消された。


 暗いし、あんまり表情もわかんなかったと思う。

 それで、良かったかもしんないし、良くなかったかもしんない。

 今はまだ…勝手に出ちゃった言葉だから、それで良いんだ。


「…あ、もう着いたから早く買いに行こ」


「はい」


聴こえて…無かったよね…。





「こんだけありゃいいかな」


「沢山買えて良かったですね!」


「店の人かなり不思議がってたけどな」


 袋一杯に詰めた桜えびが、袋通り越して赤いの見えさせちゃってる。


 明日はこれが全部なくなったら良いななんて、期待しながら。


「さて、じゃあありがとな壱正」


「えっいや帰りも送りますよ裕美子さん!」


「いーよ。あんま暗くなるとじいちゃん心配すんぞ」


「へっ裕美子さんなんで僕のおじいちゃ「心配されんのはお前もだろ裕美子」?」


「父ちゃん…なんだよ来たのかよ」


 声の方振り向いたらウチの店の軽バンがあって、定休日だからか知らないけど店主まで乗ってた。


「そりゃ毎日かき揚げ作ってたらココに来んだろってな」


「お見通しか…」


「あ、あの!裕美子さんと同じ部活やらせてもらってます!結城壱正です!」 


「おぉ。お前さんがタツさんトコのお孫さんか!」


 壱正が自己紹介するや否や車から降りて挨拶する父ちゃん。娘との対応の違いが露骨だよな。


「おじいちゃんを知って……あ!もしかして偶におじいちゃんが飲みに行くお店って…」


「そうそう。ウチだったわけよ。コイツがろくすっぽ店の事話さねぇからわかんなかったよな。ゴメンな」


「アタシだってついこないだまで知らんし…」


 第一改まって言うのもめちゃハズいじゃん…。

 そういう家族の事情とか関係なく、壱正とは仲良くなりたかった訳で…。


「(って何仲良くなりたいとか考えてんだろアタシ…)」


「おい裕美子。帰るぞ」


「あっ…うん。壱正ゴメン」


「いえいえ!良かったです」


「ありがとな!気をつけて帰んな!タツさんにもよろしく」


「はい!」


 良かったって言われると、もう何も言えないから、渋々乗る。

 正直寂しい。でも…。


「…あっ…」


「…」


 手を振る壱正の顔も、少し寂しそうなのが分かったから、発進し出した軽トラから、ちょっと窓開けて乗り出して。


「明日!!絶対成功させよーな!!!」


「っ!…はぁーーい!!!」


 それだけは、伝えときたかった。




ーーーーーーーーーー



そして、当日。


「服飾!」

「カンペキ!!」

「ヨシ!手芸!」

「当たらなければどうという事は無〜い!」

「ヨシ!料理!」

「大丈夫だよセンセ」

「うむ!ステッカー…しっかり貼ったな!」

「ハイ!」

「家政部ゥゥゥゥ…出店のタマァ取ったるぞォォォォ!!!!」

『オオオオオ!!!!!』


青戸先生が一番気合い入ってるなぁ…あははは…。





「っしゃーせ〜」


「オリジナルTシャツ見てってねー!」


 そして始まった展覧会。


 炎天下の中、真白さんと姫奈さんの元気な呼び込みの声が響き渡る。


 裕美子さんは奥で黙々とかき揚げを作ってた。

 つまり、お客さんに食べてもらう為の役割を受け持った僕が、大事な販売係な訳だ。


「かき揚げライスバーガーでーす!お一ついかがですかー!」


 会場は想像以上にごった返してて、沢山の人が訪れてる。 


 向かいも隣も、皆料理や服飾の販売に忙しない。まさにお祭りって感じだ。


「えーコレカワイー」


「あ、コッチもカワイー」


 早速服と雑貨を女性のお客さん達が見てってくれる。

 やっぱり二人ともセンスがあるんだなぁ。


「色沢山あるから見てってね〜」 


「あ、なんかめっちゃ良い匂いする!」


「食べ歩きし易いライスバーガーです!美味しいですよ!」


「じゃあ…ライスバーガー二つと、コッチのシュシュと、イヤーカフ下さーい」


『ありがとうございまーす!』


「裕美子さん二つ売れましたね!」


「うん!」


 キッチンで忙しなくサンドするおにぎり焼いてる裕美子さんが、笑ってる。

 三角巾から見えるカッコいい真剣な眼差しが綻んで、可愛い。


 汗が迸ってるのが…なんか綺麗だった。


「よーしこのまま全部売り捌いてテッペン取ったるかー!」


「ウイ〜!」


 俄然やる気が出て来た僕達。

 このままお昼時になれば、もっと人気が出るかな。

 なんて思ったんだけど…。







「…マ?」 


「それ…な」


「…」


 客足が、パッタリと止んでしまった。

 元々確かに目立たない場所で、隣の木もあるし、他の出店が勢いつくと、そっちに皆持ってかれていたんだ。


「ヤバいな…かき揚げちょい揚げすぎた…」


「裕美子マジか!」


「時間経つとベチョるよね〜…」


「僕!出張試食に出ますよ!売り込みに行きます!」


「おぉ頼むぜイッチー!」


「ゴメン壱正…」


「大丈夫です!帰って来たら大行列ですよ!」


 紙皿を二枚をお盆の上に並べたら、裕美子さんにかき揚げを細かくカットして貰って、爪楊枝を一つずつ刺してく。


 そのまま入口近くの大通りへ。人の往来の多い所で宣伝だ。


「かき揚げライスバーガー販売中でーす!サクサクで美味しいですよ〜!かき揚げの試食いかがですか〜!」


 呼び掛けてみるけど、来てくれる人が居ない。

 こうなったらこっちから寄ってみよう。


「かき揚げライスバーガーやってます!お一ついかがですか!?」


「うーん…暑いからかき揚げって気分じゃないかな〜」


「あっ…そうですか!ありがとうございます…」 


 そっか…この炎天下で清涼感の方が重視されちゃうよな…。

 どうしよう…せっかく裕美子さんが美味しく作れたのに…何か…何かないか…!


「あ…そうだよ…このかき揚げ人参入ってるんだから!」





「裕美子さーん!」


「おー壱正…悪かったな。暑いから休憩しろよ「飾り切り!やりましょう!」…は?」


「飾り切りの涼しげなお花作って、SNSアップして宣伝しましょう!味が中々伝えられないなら、先ず技術を見てもらいましょうよ!」


 走って戻っていきなりこんな事言うの、裕美子さんもビックリしてると思う。


 だけどこのまま裕美子さんの料理の良さが伝わらないまま終わるなんて…僕は嫌だ…!  


「……わかった。ちょい待ってろ。青戸先生の車から道具取って来る。壱正店番な!」


「ハイ!」








ーーーーーーーー


「っとに…一番張り切りやがってさ。壱正は」


 会場から少し距離のある駐車場まで、走って向かうアタシ。


 相変わらず、お節介なトコがあるのがアイツだけど、やっぱり言ってる事に嘘やおべっかは無くて、本気でそう思ってるって伝わって来るのが、ちょい嬉しい。


「(だから…アタシも応えたくなるじゃん)センセ!」


「おぉ黒井、どうした」


 あんだけ気合い入れたケド、基本金庫番なのが青戸センセの役割。

 だから気合いだけでも入ってたんだろけどね。


「包丁、もう二本必要だから持ってくね!」


「ん。気をつけて持ってけよ!」


「うん!(ちょい重いけど…)」


 クルマ開けて貰って、中の十徳包丁の入ったポーチを持ってく。


 出来るだけ早く、沢山作りたい。

 小走りだけど、とにかく急いで。


「大丈夫…まだ昼過ぎだから全然盛り返せる…!…あっぶな…」


 ちょっと躓きそうになった。だけどどうにか踏みとどまって、体勢立て直す。

 こんな所で手をついて怪我なんかしたら作れない…のに。


「?…(このバイクの音……)」 


 後ろから近付いて来たバイクの音。

 聞いた事ある音。

 だけど、壱正のじゃない。アタシが安心出来る音じゃない。

 コレは…嫌な音だ。


「そんなっ…あの時の……あぁっ!!」


 でも後ろ向いて気付く頃に、もうその手が伸びてた。

 ポーチが思いっきり引っ張られて、持ってかれる。

 体勢がまた崩されて、今度こそコケる。

 だけど手をやっちゃう位なら、顔ごと行こ…………。


「(アレ…?)…!!!」


「大丈夫ですか。裕美子さん」


 受け止めてくれた、可愛い顔にちょっと似合わないしっかりした腕。

 顔も、腕に見合うくらい引き締まって。


「壱正何で…」


「この間のバイク好きの人達が、なんか嫌な排気音がするって言われて」


「店は!?」


「それも…この間の仲良くなった女の子達が」


「マジか…」


 そんなに、助けてくれるんだ。

 ちょっとしか話してないのに。

 だけどそれが、好きなモノで繋がった縁…なのかな。


 そんでもってその始まりが…目の前にいる…。


「後は、僕が、取り返して…来ますね。絶対」


 短く呟く様にアタシに約束したら、急いで、駐輪場まで走り出した壱正。


「危ねぇから止め!!………バカ…」


 もう止まらずに、一目散に向かって、あっという間にエンジンの音が聞こえて、響き渡って来た。

 心配と一緒に、どこか安心感があって…。







ーーーーーーーー


「何処だ……ううん。多分…」


 狭くて車通りの少ない方に曲がる…って見せかけて、木を隠すなら森の中だから…!


「やっぱりだ!」


「!」


 車列に見えたスクーターが、左からどんどんすり抜けて前に出る。信号が変わって一気に左折して逃げ出す。


 でもコレもフェイクで…。


「本当はそっちなんだろッ!!」


 曲がって直ぐ左の小道に入って巻こうとするのも、僕は見越した。


 スマホのナビに映る、その先の大きな半円カーブ。

 工事中の直線路に代わる付け替え用の道を曲がろうとするひったくり犯。


 カーブを抜けた先は更に入り組む。また見失う可能性は十二分にある。

 それなら…。


「コッチだ…ッ!!」


 ナビには今映ってない、工事真っ只中の旧道。

 そこに十数個並べられた、バリケード代わりの沢山の鉄ポール。

 僕はそれを…。


「おじいちゃんとの練習で…あの人の為に…覚えたんだ…!!!」


 アクセルを開けて、ブレーキを踏んで。

 着座位置を変えて、腕じゃ無く体重移動で。


 それを何度も何度も、緩急を付けて、早く、速く切り返して繰り出せば…。


「先に…抜けられるッ!!!」


「ッ!!??」


 カーブを曲がって来たひったくり犯の、目の前に現れる。


 ビックリした犯人はパニックブレーキで操舵を失って、道路脇の植え込みに突っ込んで、遂にその動きを、止めたんだ。


「……っ!」


「待て!」


 それでもまだ走って逃げようとする犯人。

 その脚に、思いっきり飛びついた。


「クッソテメ離せ!!!」


「!…やっぱり…お前かぁぁ!!!!」


 ヘルメットが脱げて、顔が見える。


 薄々勘付いてはいたんだ。だけど…いざ実際に目の前で確証が得られてしまうと…僕は。


「ちったぁ練習したからってイキってんじゃねぇ!!!」


「その練習に負けたのがお前みたいなバイクの使い方するヤツだろッ!!!!」


「ナイト気取りかよ調子乗んナァ!!」


「グッ…」


 しがみつく僕の頭を、何度も殴り付けるコイツ。


 身体も大きいし、力も強い。

 だけど…こんな心の小さくて弱い奴に…絶対負けたりするもんか!!!!


「もうイイわ…テメェ死ねよ」


「ッ!!」


 ポケットから、光るモノを取り出された。

 それがナイフなのは直ぐわかって、真っ直ぐ僕に突き立てられようとしてるのも分かる。


「刺すなら刺せよ!!!裕美子さんの恐さはこんなモノじゃなかった!!!刺されたって絶対逃がさないからなッッッ!!!!!」


「っ……とっとと殺してや……!?なっ…動かね…?」


 刃が目の前まで迫って来た直前、苦悶の声を上げたコイツ。

 僕も状況が飲み込めなくて顔を上げてみれば。


「よくも孫とその友達に沢山迷惑かけてくれたのう……」


「なんだジジィ、ぶっ殺されてぇの…ぐぎぎぎぎぎっ!!??」


 現れたおじいちゃんが、四十年仕込みの逮捕術で、あっという間に組み伏せた。


「そのバイクも明らかにボアが125の径ではない…不正排気量変更じゃのう…」


「離「黙れェッ!」ヒッ…」


 物凄い気迫に押されて竦むコイツ。


 やっぱり…さすがだなぁ。おじいちゃんは。


「壱正。良くやったな」


「うん…どうにか…ね。ありがとうおじいちゃん」


「全く…手放しで褒められる事では無いが、それでも素晴らしい心意気と運転だったぞ」


「!…へへへ。あ!僕…」


「後で色々聞かねばならんが、今は裕美ちゃん達の所へ行きなさい」


「うん!」


 ポーチを車載スペースにしっかり入れて、また急いで走り出した。


 今度こそ、見てもらうんだ。裕美子さんの…美味しくて綺麗な料理を…!









ーーーーーーーー


「いやー終わった終わった」


「それな〜」


 真白と姫奈がグーって伸びして、一息ついてる。

 二人も自分の売る分だけじゃなくて、アタシ達の手伝いもめちゃくちゃ頑張ってくれた。


 本当に、大切な友達だ。


 それは勿論他の高校の子達もおんなじで、本当に…本当に助かった。

 感謝してもしきれない。


 そんな出会いも作ってくれた、想い出に残る展覧会になったと思う。


「二人共沢山売れて良かったじゃん」


「まーな。あーしのハンドメイドだし?」


「予定調和っしょ〜」


「自信ありすぎ。ウケる」


 したらめっちゃ爆笑する。

 けど、でも、アタシは知ってるから、二人の一生懸命さを。

 それが身を結んでんのが、素直に嬉しいんだ。


「つってもま〜今日の一番のダイジェストである黒ギャルプリンセスの下に現れたバイクの王子様のインパクトには敵わんよ〜」


「それな!入口真正面につけてさー、何処のヤンキー来たかと思ったら、汗迸らせて、可愛いイッチーが一生懸命包丁入ったポーチ抱えた走ってくんだもん!胸キュンがパねぇのなんの!」


「…茶化すなよ」


「いや当の本人が完全に恋する乙女顔なのになーに言ってんだよ」


「目がハートだったよな〜ガチで〜」


 うっ…だって…しゃーないじゃん。

 本当に取り返して、アタシの方だけ見て、全力で走って来て、渡してくれて…。


「『僕の一番大好きな裕美子さんの料理を信じてます!』だもんな〜。それで気合い入りまくって、めっちゃ映える飾り切り作って爆売れじゃん。やべぇ〜母乳出る〜」


「やっぱイッチーに飲ますかー!」


「飲ますな!………てか…あんま胸で壱正揶揄うなよお前ら…」


 っとにさ……壱正もめちゃくちゃ居た堪れない顔してんだから、頻度を控えろっつの…。


「へーい。んじゃ裕美子が先におっぱいプレゼントしてからな」


「いっくんはレア乳ゲット出来るのか〜!……おろ?つかいっくんは?」


「あー、タツさ…壱正のじいちゃんと一緒に色々警官にワケ話して、もう直ぐ……あ」


 そんな事言ってたら、向こうからバイクと、ヘルメット越しに見えた笑った顔。


 漸く…アタシもハッキリ見られた気がする。








「裕美子さん…今更ですけどお怪我無いですか?」


「うん大丈夫。壱正支えてくれただろ?」


「すみません咄嗟に…」


 真白と姫奈に何でか背中押して来て、二人で話してる。 

 ちょっと、初めて会った時みたいなやり取り。


 少しだけ、懐かしい気がした。


「コッソリ練習してたの…壱正らしいな」


「裕美子さん優しいですから、言ったら心配させちゃうかなって…」


「でも…それで壱正がもし…」


「それでも僕は、一番に…もう裕美子さんを悲しませたくなかったんです。ごめんなさい」


「何で謝んだよ。謝んのはアタシ……ううん。てか…ありがと。ホントに…ありがとう。壱正」


 真っ直ぐ眼を見てそんな事言う。

 だからアタシも、真っ直ぐ眼を見て感謝を伝えたい。


 こんな黒ギャルの格好とメイクで近寄りがたさばっか見えるアタシみたいな女に、いつだって壱正は…そのままを伝えてくれるんだから。


 それが凄く嬉しくて、そんな壱正に…アタシは…。


「……ほら」


「えっ…あっ……」


 頭抱えて引き寄せて、胸に…埋めさせてあげた。

 そろそろ…アタシだって、壱正に、自分の…胸のあったかさ、教えてあげたい。

 もう二人だけには渡さないよ。

 ううん。壱正だけのおっぱいにしてやるんだから。


「ん?壱正…?」


「…zzz…」


「頑張ったもんな…おつかれ」













ーーーーーーーー


「行ってきまーす」


「はーいいってらっしゃーい…あ、壱正」


「?」


 朝、今日は珍しく遅い母さんが、コーヒー飲みながら出掛けようとする僕を引き止めた。


「学校、楽しい?」


「…」


 今までも、時々聴こえて来た言葉。

 今までなら、適当に、取り繕う様な言い方で返してた質問。


 だけど、今の僕は。


「うん!」


 本当にそう思ってるから、そのまま素直に伝えられた。







「行こう!」


 バイクに声をかけて、タンクに貼ってある、四人が描かれたステッカーが、キラッと輝いた気がしたのを確認してから、今日もエンジンを掛けた。








「…よいしょっと「おーっすイッチー!」真白さん…おはようございます」


「はよ〜いっくん」


「おはようございます。姫奈さん」


 学校着いて、バイクから降りたと思ったら、真白さんが肩を組んで、姫奈さんやがあくびしながら挨拶。


 僕もそれに、元気に返す。そして。


「…オハヨ」


「裕美子さん、おはようございます」


「イッチー、今日は裕美子イッチーの好きなモン沢山入ったラブ弁だから楽しみにしとけよ〜」


「裏山〜ウチも食いてぇ〜」


 今日も裕美子さんに、お世話になっちゃってる僕。

 したくてしてるんだって言ってくれるけど、感謝してもしきれない位嬉しい。


「ありがとうございます」


「ん」


「僕、裕美子さんの料理大好きです!」


「……バカ。こういうトコで言うな」


 だからせめて、ちゃんと言葉で表したいんだ。


「…朝からエッチだな。マシロ」


「それな……っし!朝パイ行っとくか!」


「りょ〜!」


「こーらお前ら「家政部共!」青戸センセ…先生も止めて「私も混ぜろ!」ダメだこりゃ…」


 両脇を二人に固められたら、先生もコッチに来て、おっぱい近付けて来てくれた。朝から三方向に大きなお山であったかくて大変だ…でも…。


「ダメ、あげねーし!」


「裕美子さん…はい!」


 今日は、真正面からも抱きしめてもらえた。

 僕も、真正面から応えたい。

 んだけど…。


「う、動けない…」


 前後左右全部おっきなおっぱいで、身動きが取れないね…あははは…。




終わり













あとがき


初投稿作 遠回り系ギャルと真っ直ぐ系草食男子を読んでいただきありがとうございました


元々は二次創作で小説を書いていた人間だったのですが、特にプロフィールにもある様にギャルヒロインものが好きでして、沢山追いかけて行くうちに、「そろそろ自分で自分の理想のギャルものを書いてみようかな」と思い至り、一次創作のギャルヒロインものを投稿するに至りました。黒ギャル白ギャル地雷系ギャルなんでも好きです


またおねショタも好きでして、壱正と裕美子達は同い年ですが、童顔少年とギャルという潜在的おねショタ要素も入れつつ、成長するショタも好きで段々とカッコよくなれて行く童顔少年主人公のプロセスを踏んでみました



一次創作は好きな様に好きなだけ書けるのがとても楽しいですね


コレからも沢山書いて行けたら良いなと思います


改めてありがとうございました


                川崎そう



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