第18話:カイザーノア出現

チャプタ―1

ここは、病院である。

「今日の患者は、六人だけで終わりだな。」

「それだけ、重症の人が居ないって事か。」

「それが、一番なんだけどね。」

私達は、昼食を注文した。

ちなみに私は、かつ丼しか食べない。

チャプタ―2

私は、院内を歩いていた。

「夜もかつ丼だな。ふーっ。」

そこへ、気がやって来た。

「毎日、毎食かつ丼なのか?」

「ああ。いつも、そうしている。悪いか?」

「いつの日か、腹を壊すぞ。」

「異常は、二十年近く無い。」

「どういう体をしているんだ?」

チャプタ―3

ここは、院長室である。

そこには、フェレスとバクテリオンと女幹部のメディカリィーが居た。

「バクテリオン。こいつを使え。」

「この蜂をですか? へーっ。」

「見るからに痛そうなんだけど?」

「フェレス様。仰せのままに。」

バクテリオンは、街へ向かった。

チャプタ―4

ここは、病院である。

そこへ、突然、コールが入った。

「蜂の毒をばら撒いて、歩いている人が居る?」

私は、その人物を捜しに、街へ向かった。

その人物は、東京駅の階段で気絶していた。

私は、調べ始めた。

すると、また、見つかった。

「これは、早く摘出しないと。」

私は、その場で、病原体を摘出した。

そして、縫合した。

すると、その病原体は、逃げ出した。

私は、後を追った。

チャプタ―5

病原体は、品川へ辿り着くと、病壊獣「アウトワスプ」に変身した。

「ブンブンしているぜ。」

私は、そこへ辿り着いた。

「そこまでだ。病壊獣。」

「き、貴様。何者だ?」

「メディカルチェンジ。」

私は、烈風医師 空に変身した。

「破壊を治療する神秘の医師 烈風医師 空。オペ開始。」

チャプタ―6

「ウィルサーども、やってしまえ。」

アウトワスプは、十体ものウィルサーを召喚した。

「キエーッ。」

「いくぜ。はーっ。」

私は、メスを投げまくった。

「キエーッ。」

チャプタ―7

「喰らえ。アナフィレーザー。」

アウトワスプは、針から光線を放った。

「ウワーッ。くっ。アレルゲンか。」

「クククッ。そのまま朽ち果ててしまえ。」

「そうは、いかないぜ。そらよっ。」

私は、アウトワスプにドライアイスを投げ付けた。

「や、止めーい。ヌオワーッ。」

「今だ。狙幻衝。クリニックブラスター。乱幻衝。メディカルシュート。」

私は、アウトワスプを狙撃した。

「オペ終了。」

「ブンブンブーン。俺が飛べへーん。」

アウトワスプは、爆発して消え去った。

チャプタ―8

そこへ、バクテリオンがやって来た。

「ここまでするとは。病壊獣培養。」

バクテリオンは、アウトワスプを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「また、巨大化か。どうすれば、良いんだ?」

そこへ、空から、バクの姿をした守護神獣「カイザーノア」が降りて来た。

「空。ここは、私に任せてくれ。」

「理解った。済まない。」

チャプタ―9

「何だ、貴様は?」

「カイザーノア。アークビーストの仲間だ。」

「知るか。喰らえ。アナフィレーザー。」

カイザーノアは、アウトワスプの針をへし折った。

「こ、これでは、アナフィレーザーが・・・。」

「いくぜ。アンビュセイントミスト。」

カイザーノアは、口から、ブレスを吐き出した。

「ギャーッ。」

アウトワスプは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

ここは、院長室である。

「こいつが、空か。面白い。バクテリオン。私は、バイブレイク様の元へ行く。ここは、任せた。」

「仰せのままに。へへへっ。手段は、既に打ってあります。」

「それなら、良い。気に入った。」

フェレスは、ブラックコーヒーを夜空を眺めながら飲んだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る