第19話:カビの病壊獣

チャプタ―1

ここは、病院である。

「今日も、一件も事故は無しっと。」

「空。大変よ。街中がカビだらけ。」

「何っ? 理解った。今から行く。」

「ちょっと待って。」

鈴は、私に防護服を着せた。

そこへ、気がやって来た。

「空。鈴。何だ、その格好は?」

「気も着て。はい。」

私達は、新宿へ向かった。

チャプタ―2

ここは、院長室である。

「やるな。アウトモールドの奴。」

そこへ、メディカリィーがやって来た。

「カビって、趣味悪ーっ。」

「気にするな。それに、あの病壊獣は、強敵だ。」

「どうでも良いけど、やばくない?」

「あ、しまった。」

「でも、何とかなりそうね。」

チャプタ―3

私達は、新宿へ辿り着いた。

「何だ、このカビは?」

「いくら何でも、これは・・・。」

「二人は、病院に戻れ。」

「理解ったって言う訳には。」

「それなら、抗体を空から撒いてくれ。」

「OK。気。行くわよ。」

「空。気を付けてな。」

鈴達は、去って行った。

私は、病原体を捜し始めた。

チャプタ―4

ここは、異次元である。

そこには、フェレスが居た。

「我、破壊の振動によりて、暴走の力を誓えん。目覚めよ、病壊獣神「バイブレイク」。」

すると、時空に歪みが生じ、そこから、「バイブレイク」が出現した。

「この私を目覚めさせるとは。」

「大首領。我らに力を。」

「まだ、足りぬ。もっと病原力を。」

「理解りました。仰せのままに。」

チャプタ―5

私は、浅草で患者を発見した。

だが、病壊獣は、既に出て行った後だった。

「随分、早い病壊獣だな。これは、カビ? 急がないとまずいな。」

私は、そいつの後を追った。

チャプタ―6

アウトモールドは、渋谷に居て、街を十体ものウィルサーに破壊させていた。

「キエーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「フハハハーッ。カビだらけにしてくれる。」

チャプタ―7

私は、そこへ辿り着いた。

「そこまでだ。病壊獣。」

「て、てめえは・・・。」

「メディカルチェンジ。」

私は、烈風医師 空に変身した。

「破壊を治療する神秘の医師。烈風医師 空。オペ開始。」

チャプタ―8

「ウィルサーども、行けーっ。」

「キエーッ。」

「いつもどおりだな。はーっ。」

私は、メスを投げまくった。

「キエーッ。」

チャプタ―9

「モールドパウダー。はーっ。」

アウトモールドは、カビを吐き出した。

「ウワーッ。くそっ。どうすれば?」

私は、その時、救急車を発見した。

「誰も居ない? うっ。見てはいけないな。塩酸? これなら使えそうだ。」

私は、アウトモールドに塩酸を投げ付けた。

「これやるよ。そらよっ。」

「何だ? げっ、塩酸? ヌオワーッ。」

「クリニックバズーカ。」

私は、クリニックバズーカを構えた。

「メディカルクエーサー。」

私は、アウトモールドを狙撃した。

「剥がれたくないのねん。」

アウトモールドは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

そこへ、バクテリオンがやって来た。

「こいつも駄目だったか。仕方ない。病壊獣培養。」

バクテリオンは、アウトモールドを蘇生し巨大化させた。

「カビっているぜ。ブブブッ。」

「召幻衝。カイザーノア。」

私は、召喚したカイザーノアに飛び乗った。

チャプタ―11

「カビだらけにしてくれる。」

「それだけは、御免だな。」

「空。カイザーモードだ。」

「カイザーモードって、何だ?」

「人型に変形する能力だ。」

「治療とかしなくて良いのか?」

「ああ。さあ、早く言ってくれ。」

「ごちゃごちゃとうるさいな。モールドパウダー。」

「カイザーモード。」

私は、カイザーノアを人型に変形させた。

「アンビュカイザー。」

チャプタ―12

アンビュカイザーは、アンビュシールドという名の盾で、アウトモールドの攻撃を防いだ。

「あわわわっ。攻撃手段が・・・。」

「空。アンビュヒールドライブだ。アンビュファングで決めろ。」

「理解った。アンビュファング。」

チャプタ―13

そこへ、気がやって来た。

「ドライアイスを持って来たぞ。」

気は、ヘリから、ドライアイスを大量にばら撒いた。

「や、止めろーっ。動けぬ。ひーっ。」

アウトモールドは、凍結した。

「拳幻衝。アンビュヒールドライブ。」

アンビュカイザーは、アウトモールドに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アウトモールドは、爆発して消え去った。

チャプタ―14

「気。ありがとう。助かったよ。」

「気にすんなって。」

「あのドライアイスは、何処から?」

「許可を取るのが、大変だったぜ。」

「それって、やばくないか?」

「何とかなるさ。へへへっ。」

私達は、去って行った。

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