第4話 後書き

 必要だろうかと悩んだけれども……


 菊池先生の墓前を訪問して数日。

 私は日課の執筆をしていて、ふと画面から目を上げる。


 曇り空の中から、晴れ間が見える。

 また違う日は、雨が降り注ぐ。


 当たり前の日々だけども。

 景色一つでも、小説にできないかな。

 そう言った考えがよぎる時間が増えた気がする。


「精一杯頑張ります」

 そう墓前に誓ってきたのだ。

 もしかしたら、応援されているのかな?と

 都合よく思ったりもする。


 旅へと、思い切って行って良かったのだろう。

 私はそう思った。


 些細な日常も、ちょっと変わった出来事も。

 いろんな話をこれからも書けたらいいな、と思う。


 そして、墓前での出来事を思い出すと

 やはりまだ涙が出ることもある。

 それでも、少しずつ前に向かねば。

 そう思う。

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想いの雫 金森 怜香 @asutai1119

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