第8話 フェードアウト編

 トイレに行く…

 風にあたってくる…

 電話をしてくる…


 なんでもいいのです。

 別の部屋や先輩方の視界の外に出てしばらく時間をつぶします。


 できることなら寝てしまいます。


 別のお話でも書きましたが

 無理矢理起こしてまで飲まされることはありません。


 海に散歩に出て行く人がいますが、絶対に一人では行かせません。

 危ないですから。


 こんなところは変に優しいのです。


 そうです、もうギブアップであれば

 寝るなり消えるなり…

 フェードアウトしてしまえばいいのです。


「来るものは拒まず、去る者は飲ませず」


 過酷な飲み会のお話しはとりあえず終わります。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る