小話 廃課金プレイヤーココによる、ヲタ語解説(第3話〜第5話)

「刻んでいきますよー! 次! 三話目! “2D”、“3D”は、わかりますね。では、“マジ卍”、これもわかりそうですが、一応。

 

 マジ卍、主に女子高生を中心とした若者の間で使われる言葉です。

 由来は諸説ありますが、“本気マジ”との語呂で自然発生的に生まれた説が有力とされています。


 次! “顔面偏差値”、これは、

顔の良し悪しを、偏差値の形式で評価したものという意味で用いられているネットスラングです。推しは! めちゃ高い!」


「僕は?」


「マイナス! 寧ろ皆無!」


「酷いコケー」


「次! “顔面凶器』”、そのまんまで、ヤクザみたいな強面の人をいうので、推しも当てはまるんですが。“いい意味で”を付けると、イケメンになります。次! 第四話。“控えめにいって〇〇”。


 これは、最高のものを目の当たりにした時、誇張は控えて慎ましく述べることで、最高であるさまを際立たせる時に使用します。

 つまり最低限度の表現がそれであり、それだけでは言い尽くすことができないという思いが込められています。興奮状態等で語彙力が低下している時に使われることも多いです。


 そして、“無理』”。


 これは、実現するのが難しい時や、押し切って実行すること等を表す言葉です。

 しかし主に腐女子の間では、キャラクターへの愛情が積もりすぎて限界突破している状態に対し、この言葉を使うことがあります。それは語彙力が欠如してしまうほどに限界であることを指し、たった一言に込められたニュアンスは様々です。


 なので、推しは『控えめに言って無理』、なんです。


 次、五話目! “トゥンク”、ドキドキした、ときめいた、など、感情が動かされたときに使う擬態語です。次! “すこすこのすこ”。まず、“すこ”からですが。


 インターネット上で「好き」という意味で使用される言葉です。

 なので、“すこすこのすこ”は、「とても好き」や「大好き」といった意味合いで使われます。


 推し、すこすこのすこ。……まだ、五話分か……」


「頑張れココさん!」


「運営なんだから、エンウーが説明した方がよくない?」


「僕はただの鶏コケー」


「……クソが」


「コケー!?」


 続く(笑)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る