エイルの挑戦状7

 7回目もプロット指定です。

 

 毎月突破されるたびにネタを変えて開催です。今回も間口を広げて、ファンタジーから現代ドラマまでなんでも行けますぜ!!

 

 なおネタ提供よろしくお願い申し上げます(≧∇≦)b

 

 エイル公認タグは エイルの挑戦状 です(*^_^*)使用は自由ですよ(≧∇≦)b

 

 細かいルールと他の参加者様の作品は企画アドレスを、下記に掲載しますのでご確認し楽しんで来て下さい。

 

 【エイルの挑戦状7】滑落しても雪山に勝つのだ!!

 

 2022年11月


https://kakuyomu.jp/user_events/16817330649062209539

 

 

 それではエイルのチャレンジをどうぞ!! 

 

 

  

 登山家という奴はロマン自分の限界にチャレンジする奴だ。達成感とか名誉とか金とか知名度もかなり欲しいけども。

 

 そんな登山家である俺はこの世界最高峰を踏破したら、プロポーズするんだ。

 

 そのプロポーズとは山頂に彼女へ結婚しようとメッセージを書いた旗を山頂に立てる。

 

 それをドローンで撮影して衛星通信で生配信プロポーズである。我ながら完璧な計画だ。

 

 そしてトレンド入り間違いなし、知名度も広告収入もスポンサーもゲットしてウハウハだ。

 

 やる気MAXで登っていると万年雪の8合目、そして季節は冬の厳しさにゆっくりとしか進めない。計画よりは登りすぎていて無理をしていないか心配がよぎったその時である。

 

 目の前でなんで登山しようと思った?そう問われる体重200キロの巨漢が体重により足元の雪が崩れて滑落している。

 

「クソっ!!死者とか出したらプロポーズどころじゃなくなる!!」

 

 俺は思わず巨漢を助けようと手を差し伸べて掴む事に成功する・・・。

 

「重すぎるんじゃ!!ダイエットしてから登れよ!!」

 

「雪山登山ダイエットしてる途中っす。知ってるはずっす?」

 

「そんなダイエット方あってたまるかぁ〜〜〜〜。なんで連れてきた過去の俺のバカぁぁぁ〜〜〜!!」

 

 俺は巨漢と共に雪山で雪崩を起こしながら滑落したのだった。

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「助かったっす。脂肪は水より軽くて雪崩に浮いたっす」

 

「そんなわけあるか!!俺がなんとかしたの!!荷物捨てるしかなかったけどな。それでも一人分の荷物があれば・・・あれ?」

 

「この体型で荷物を担いで登山とか出来ないっす」

 

「世界最高峰の冬季登山で装備なしでここまで平気だったな?」

 

「脂肪は天然の断熱材っす」

 

「そんなことないからな!!筋肉は発熱能力があって水分保有力が高いから体温調節力高いんだよ!!」

 

「細かい事気にしないで欲しいっす」

 

「遭難は留まるか、登るのが基本だ。登れるか?」

 

「この体型を見て言ってるっすか?無理に決まってるっす」

 

「なんで冬季登山してたんだよ!!」

 

 不毛な雪山で不毛なやり取りをしていると、山の天気が、急変して吹雪となる。激しく雪が降るので目の前が真っ白になり視界は0に近くなってしまう。ホワイトアウトというやつだ。

 

「切り札があるっす!!これを見るっす」

 

 巨漢がポケットか御札を取り出す。

 

「なんで本当に切り札が札なんだよ!!どうして持って来た!!ってこれあかんやつ!!使うなよ!!絶対に使うなよ」

 

「探求GOD確定召喚券行くっす」

 

 召喚券は輝いて消え去った。『なるほど、彼らを助ければ良いと、まずは何もしなければどうなるのか見てみますか。探求するには情報収集これ大事』

 

「なんともないっすね?」

 

「ハズレか。助かったぜ」

 

「でどうするっす?」

 

「何もしないで救助待ちだ」

 

「うっす」

 

 猛吹雪の中で立ち尽くして二人は凍死したのだった。

 

『やっぱり寒さが問題やな。ところで時間を戻せばルール指定プロット的に同時に3つのアイテム超えなければ、クリアだろ?wwwちょっとアイテムをポケットに詰めて、wwwやり直そ』

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「切り札があるっす!!これを見るっす」

 

 巨漢が風車タワーを、ポケットから取り出す。

 

「ちょっと待て!!それ何トンあるんだ?でか過ぎるだろ?どうやってポケットに入れた?」

 

「脂肪は天然のポケットっす。たぶんこの風車は100トンは超えてるっす」

 

「脂肪は四次○ポケットじゃないからな!!そんな重いの持てるなら、登山装備もっとけよ!!・・・なんかやべぇ音するけど、この風車タワーの基礎はどうなってる?」

 

「置いただけっす」

 

「ちょ!?今度は無理ぃぃ〜〜」

 

 基礎のない巨大な風車は風と不安定な山に置かれたので、山体もろとも破壊しながら雪崩をおこし、生き埋めになったのだった。

 

『あれぇ?風車で発電して電気ストーブで温めまる予定だったのになぁ?これは対策しもう少し遊ばなきゃ。アイテム入れ替えてと、さぁやり直そ』

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「切り札があるっす!!これを見るっす」

 

 何やら光る物質を大量にポケットから取り出す巨漢に嫌な予感しか、しない。

 

「なにそれ?」

 

「アインスタイニウムっす」

 

「それかなり強い放射性元素!!しかも人工的に作ったのしか存在しないやつだぞ!!」

 

「へぇ~へぇ~へぇ~、温かいっすよ?」

 

「早くしまえ!!その元素めちゃくちゃ高価だけどな。被爆するだろ!!致死量の放射能を超えちまうぞ」

 

「脂肪は難しいこと分からないっす。脂肪は全てを防ぐっす」

 

「脳に脂肪つかないからな!!あと脂肪で放射線は防げないからな!!」

 

 二人はこのあと放射線により死亡した。

 

『あれぇ?おかしいなぁ。めっちゃエネルギー持たせたのに死んじまった。さてどう改善何して遊ぶかな?よしアイテム入れ替えてと、やり直そ』

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「切り札があるっす!!これを見るっす」

 

 なにやら、ドラ○もんの四○元ポケットみたいなのを取り出す巨漢に期待が膨らむ。

 

「それはまさか!?」

 

「そう、まさかの二次元ポケットっす」

 

 ヒューゴォー

 

「ハンカチと何が違うんだ?」

 

「柄が違うっす!!脂肪には汗拭くために必須アイテムっす」

 

「そうか・・・この環境で汗かけるのか?」

 

「さすがの脂肪にも無理っす」

 

 やっぱり二人は凍死したのであった。

 

『二次元ポケットは、使いこなせないかぁwww四次元ポケットもこの世界は四次元以上だけど。さて探求しなきゃなまだ遊ばないと

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「切り札があるっす!!これを見るっす」

 

「いい加減にまともなの出せよ」

 

「初めて出すっすよ?とりあえず飲んで落ち着くっす」

 

 巨大な樽が置かれる。そして2つ目のアイテムである丼ぶりに注がれる無色アルコール臭のする液体なのだが、絶対に変なものだと思う。

 

「これ飲めるのか?」

 

「飲めるっす。100%アルコールっす。飲んでよし燃やしてよし。水分補給と燃料になるっす」

 

「アルコールは、化学的に広義すぎるから、これはメタノールで、C2H6Oだろ?水はH2Oなの!!別物だからな」

 

「脂肪もアルコールの仲間っす!!脂肪は万能っすだからアルコールも万能っす」

 

「化学的には脂肪もアルコールのくくりではあるけども、万能じゃねぇよ!!」

 

「それにしても寒いっすね。アイテム3つ目の火打石っす。ファイアっす」

 

「やめろ!!雪にエタノールぶちまけたて火を点けるな!!ホワイトアウトしてるんだぞ!!」

 

 二人は轟々と燃えて焼死した。

 

『雪山で焼死するほうが難しくね?防寒着に火がついたら余裕ぽいな。そろそろ真面目に助けるかなぁ。飽きてきたし、アイテムを入れ替えて、やり直そ』

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「切り札があるっす!!これを見るっす」

 

 ポケットからあり得ない特大サイズの何か、が取り出されようとしている。風車タワーなんて比較にならないほどデカそうだ。

 

「待て待て待てぇ〜!!それは大き過ぎる」

 

「何言ってるっす?鎌倉っよ?あっかまくらじゃなくて鎌倉市の方っす」

 

「はっ?はぁ〜!?( ゚д゚)ポカーン」

 

 二人は山に街を置いたので崩れて生き埋めになった。

 

『おっと( ^ω^ )ニコニコ余裕で10日間過ごせる完璧な鎌倉だったのにな(笑)まじめに助ける?あれはウソだwww。アイテム入れ替えてと、やり直そ』

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「切り札があるっす!!これを見るっす」

 

「そろそろ終わりだよな?」

 

「何言ってるっす?まだ始まってないっす」

 

 何故か出来上がったかまくらをポケットから取り出す巨漢である。

 

「助かったのか?それにしてもこんな重いのポケットがよく耐えれたな?」

 

「脂肪が補助したっす」

 

「そんなわけあるかぁ!!」

 

「細かいことは気にしないことっすよ。あっ囲炉裏と燃料も完備してるかまくらっす。水は雪を解かすっすよ」

 

「はぁ!?それで1つなのか?」

 

「かまくらは内装まで含めて1つっす」

 

 ごそごそともう一つ袋を取り出す巨漢に何故か不安が募る。

 

「バターに、卵とブロッコリーを練り込んで、ラードで揚げたっす」

 

「色々とおかしくないか?」

 

「おやつっす。脂肪の友達っす。栄養価も高くて完璧っす」

 

「そんなの食うから痩せないんだよ!!カロリーとか考えろよ!!冬季登山の消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多そうだぞ?」

 

「分けてあげますから怒らないでくださいっす。無事なのは信仰する探求神のおかげっすよ」

 

「そうでもないと思うが・・・人の信仰は自由だけど、何とか教会と、その神は違う感じでヤバくない?」

 

「かまくらの中は最高っす。脂肪に時事ネタを聞いても分からないっす」

 

「人間やめて脂肪なのかよ」

 

「軽く大人の摂取カロリーの30日分はあるっす」

 

「死ぬよりはマシだな」

 

 無事にかまくらでと過ごすこと10日間、ホワイトアウトがやっと晴れると冒険家パーティーメンバーである恋人も含む全員が救助にやってきた。

 

「ねぇ!?無事?」

 

「無事に生きてるぞ!!」

 

「良かったぁ〜」

 

「イチャイチャしてるとこ悪いっすけどまた嵐がきてるっよ?」

 

「流石に下山しないと食料が尽きるわ」

 

 ここでポケットからなにやら紙切れを取り出す巨漢改め脂肪である。

 

「これ、大当たり1000万アメリカ$の宝くじっす生き残れたら山分けっす」

 

「十五億円!?これは・・・」「殺るしかないわね」「人肉は嫌っすけど脂肪が求めてるっす」


 他の登山パーティーメンバーは戦慄したのだった。

 

 

『おっと♪これは口減らしのためのデスゲーム開幕か?面白くなってきたぞ♪色々と探求のしがいがあるな♪とりあえずホワイトアウト続行!!雷も追加しとこ♪』

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