第7話 朝の一幕

次の日の朝俺は学校の支度をしている時に突然チャイムが鳴った。俺の家知ってる人は親くらいだし誰だろうと思いながら俺はドアを開けた


「はーい」


ドアを開けるとそこには美咲さんがいた。


「美咲さん!どうしたんですか?」


俺は突然美咲さんが来たことにびっくりしてしまった。


「これから仕事で夜遅くなっちゃうから夜ご飯の余り朝のうちに渡そうと思って。」


美咲さんが持ってきてくれたのは肉じゃがだった。


「うわ、ありがとうございます」


いかにも美味しそうな肉じゃががタッパーに入っていた。


「ほんとにありがとうございます」

「いいのよ、食費も半分になったし。こちらとしてもありがたいから」


美咲さんはとても優しかった。


「じゃあ遠慮なくもらいますね。タッパーはいつ返せばいいですか?」

「次に会った時でいいよ。じゃあそろそろ行くね。また今度ね」

「はい、ありがとうございます」


そういい美咲さんは仕事場に向かってしまった。俺は肉じゃがを冷蔵庫に入れて学校に向かった。


俺が学校に着いた時には既にめぐみと陽介がいた。


「2人ともおはよう」

「りんたろうおはよー」

「おはよっす」


相変わらず2人は元気だ。


「りんたろう昨日は楽しかったな」

「めっちゃ楽しかったよ」

「で?あの後どうだったんだ?」

「ん?あのあとって?」


陽介が突然意味のわからないことを聞いてきた。


「ほら、ゆきと2人で帰っただろ?」


陽介はにやにやしながら聞いてきた。


「りんたろうゆきのことすきなの?」


めぐみまで入ってきてしまった。


「そんなわけないだろ。まだ出会って1日2日とかしか経ってないんだから。」

「まぁそりゃそうか」


2人は少しショックを受けていた。


「みんなおはよう」


するとそこにゆきちゃんが来た。


「おはよう」


それぞれ挨拶を済まし昨日の話題に移り楽しく会話していた。そこに先生が来たので朝のHRが始まりそこからは普通に授業だ。


1限2限と授業を終えていき昼休みはみんなで購買で買って昼飯を食べた。


「ここの購買美味しいな」

「このカツ丼めっちゃ美味い」


陽介とめぐみがはしゃいでいるのを俺とゆきちゃんで眺めてる感じだ。


「明日も来るか?」

「金がないからな。明日は弁当持ってくるよ」

「りょーかい」


そんなこんなで午後の授業も終えて下校時間になった。


「じゃあみんなじゃーな」

「じゃあね」


陽介は野球部に行きめぐみは1人で帰って行った。


「ゆきちゃんはどうする?」

「私は今日寄るところがあるから」

「そっか。気をつけてね。じゃあまた明日」

「ありがとう!また明日ね」


俺もゆきちゃんと分かれて帰宅した。




















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