誰にも、何にも認識されてはいけない。ただ、あるがままに目的を遂げなくてはならない

見知らぬ地下通路で目覚めたあなたは、何度もできるし何にでもなれる。けれども、それはあくまであなたが何にも認識されていない場合だ。


誰かがあなたの事を、人だと思えばあなたは人になる。誰かがあなたの事を、小動物だと思えばあなたは小動物になる。


幽霊であれば、化け物であれば、あなたはそれになり、それ相応の力を手に入れるだろう。

ただ、一度手に入れた特性は手放せない。あなたは可能な限り可能性を残した状態で、“私”を見つけるか、ここから脱出しなくてはいけない。