11 志望校


「初日から通常授業とかマジだるすぎでしょー」

「めっっっっちゃ共感!!担任と周りの人が変わっただけで他はなんも変わってないってさー、今日始業式なはずなんだけど?!」

「意味分かんねーよ!っあ!意味不と言ったらなんか親がシェアハウス始めたことだろ!!」

「あー、あれね!理由が「子供達が楽しそうだったから」とかさ!!今年一意味不だよね」

「いやバカップルというか、頭のネジがもう無いよね」

「本当に…!!ガチでおかしすぎだよ!…まあ学費は払ってくれてるところは流石としか言いようない。秀吾私立だし」

「確かにな、俺は公立の横川高校行こうと思ってるけど」

「おーすご!県ナンバーワンじゃん!!」

「え、一緒に行かんの?」

「へっ?私の成績じゃ無理でしょーよ(笑)」

「そんなら、俺がマンツーマンで勉強してあげますよ」

「…マジで?私も玲吾と一緒のとこ行きたかったからさー」

「よかった、俺相当夏帆が好きみたい(笑)この一瞬ですっげぇ不安になった」

「奇遇、私も。横川受けるって聞いて終わった…って思ったもん」

「偶然(笑)…」

この即座に「マンツーマンで教える」と言ってくれたことに、照れてしまったのは私だけのないしょだ_____

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