第13話

「おまえ、線香花火好きなんだろ?

俺、今日花火買ってみたんだよ、

だからやろう?」


「でも、、いや、

嬉しいです。

やりたいです。」


「今、お前んちの外にいる」


通話しながら外に出たら

そこにはバイクに乗った秋川先輩がいた。



「先輩(笑)」


家の前で話しながら

秋川先輩が買った花火を開封していく。


手持ち花火に火をつけた。


花火の遊び方をよく知らなかったけど

こんなに綺麗なんだね。


色んな花火が入っていた。


火をつける一瞬前。

火がついてからの独特な燃える音。

独特な匂い。


花火の光を忘れても、

この火花の音は、匂いは

ずっとずっと覚えてる気がした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

線香花火、カルピス、鼻パック からびな @highofflow

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ