みちのあかりが何を考えているか…… だと?

 再会して1話放り込んだら質問が来たよ!

 質問あるなら答える! これがみちのスタイル。なくなったらすぐやめるからね。


 さて、コピペしようか。



コピペ(前略)


『みちのあかり様はお話を書く時、何を一番意識して書いていますでしょうか?』


 推敲する際は、色々と考えながら推敲をするとは思います。

 しかし、実際に書いている時、みちのあかり様は何を注意して書いているかが気になりました。


「視点」「表現」「テンポ」「読みやすさ」「文字数」や、今回のお話にあったように「リズム」など、色々と考え方はあるとは思いますが、その中で、書いている途中にこれは一番気を付けているというものがあったら教えていただきたいです。


 端的に言ってしまえば、今現在活躍されている、みちのあかり様の執筆中の考え方が気になりました。

 もし気が向いたのならば、教えていただけると嬉しいです。

 以上、長文失礼しました。



では回答です。

 「毎日投稿するために文字うめないと」。です。


 大したことは考えていません。でもこれでは違いますよね。多分レイシアさんでの書き方を聞きたいと思うので、ネタバレ覚悟でぶっちゃけます。出血大サービスだよ。知らない人はこちらの作品です。↓

https://kakuyomu.jp/works/16817139555810310315


 今の状況を話しますと、設定資料のノート無くしました。何か月経つだろう。2~3か月? もう、うろ覚えで書いています。




 オープニング。すぐに学園編に行くつもりで書きました。10万文字書いても学園にたどり着けません。書かなきゃよかったと後悔しています。


 2話目。伝説のスーハーです。かわいいレイシアを書くつもりが、キャラが暴走してしまいました。神父は使い捨ての小太りジジイキャラのつもりでした。なぜ病みイケメンっぽい、メインキャラに?


 サチは本当に一回だけの捨てキャラだったのに。


 ラノベ? こんな設定に絡むつもりじゃなかったのに。


 信じられないかもしれませんが、こんな感じです。

 で、何を一番意識してるか? ですよね。お答えします。


 『1話だけ見ても満足できるように書けるか』。です。



 昨日運営様から上がった「オファーの瞬間」↓

https://kakuyomu.jp/info/entry/offer_interview_vol.7


 カクコン漫画賞で漫画化の決め手になったポイントなどが書かれています。その中で、気になる所を切り抜きコピペ。


コピペ

 それでもマンガ編集の目線としては、基本的には一話目の印象が判断の七割を占めます。

 一話目で読者のことを気持ちよくしてくれそうにないな、と思った作品がエンタメとして成り立つかというと厳しいものがありますよね。マンガの世界では、冒頭のページで引けなければ読んでくれないし、表紙が悪ければ買ってくれません。ですから、この小説面白いですよ、という雰囲気は一話目で感じられるようにしていただきたいと思います。


 まずは、絶対条件として最低限正しい日本語であること。たとえば一話目から「てにをは」を間違っているような作品だと、そこで引っかかってしまい読む気が失せますよね。ですのでストレスなく読めることは重要です。

 そのうえで、文体のリズムに独自色があるものには惹かれます


 それでいて各話に盛り上がる箇所が一か所はある、捨ての話をつくらないということも大切です。ワンセンテンスのカッコいい言葉だけでもいいと思うんですが、各話に「あっ」と思えるものがある。



 ここら辺りが、私の目指している者と一致しています。


 特に、各話に盛り上がる場所がある。これは大切です。800字でも満足できる話は作れますし、5000字書いてもつまらない話もありますよね。字数も大事ですが、満足度の方が大事です。漫画で例えるなら、4ページでも笑えたり考えさせたりする作品の方が、200ページのつまらまい大作より価値が高いのです。


 1話読んで満足できるなら、次も読みたいと思いませんか?



 他には、前に書いた単語や行動が、伏線として生きてこないかを絶えず気にする。ですね。


 スーハーは、いつか使おうとしながらもチャンスが訪れず、回収のための一回目が100話以降という気の長い伏線になりました。ラノベは苦し紛れに投入しただけの物なのですが、今となってはなくてはならない世界の基軸になってしまいました。教会との関係性や、神様の存在。全て最初は適当に書いていました。適当は無意識のなせる業。そこを掘り起こして伏線に変える。そういう荒業で成り立っています。



 あとは、一人称でサブキャラを書くと、勝手にかっこよくなっていく病が私にはあります。そういう意味では、キャラは作る物ではなくて育つものと考えています。


 みんな、自由過ぎ! そんなキャラじゃなかったのに! と毎回途方に暮れています。



 基本的には、キャラに言わせたいことではなく、キャラが言いそうなことで一番ひどいものを選択して書いています。言ってしまったことは取り返しがつかない。これは現実でも虚構でも同じなので、そこに振り回されていけば1話は書けます。その繰り返しのような気がして、落ち込み始めました。


 コメディは、笑わそうとすると引かれます。真面目にやってる中でおかしいのがコメディです。

 だから、書くときはキャラが真面目に言っている事を選択します。本人が思っている真面目さですが。



 まとめますと、


 〇読み切り連載漫画の様に、1話づつ盛り上がりかオチを付ける。

 〇キャラの自由に任す。ただしふざけない。ずれてるだけ。

 〇コメディはふざけない。真面目こそおかしい。

 〇伏線は、最初から張ってるものだけでなく、たまたま出したものが伏線に出来ないか常に考える。

 〇毎日投稿はきびしい。


 私としては、こんな感じです!


 今回は、誰の役にもたたない創作論でした。

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