前に進むために、愛を浸隠す。

最愛の人を亡くすという物語としてはありふれた状況から始まる本作ですが、主人公の葛藤や遺族の感情がよく表現されており、読後は希望と悲しみが混じり合ったような感覚を抱きました。
自分だったらどう行動するか、とレビューを書いている今も考えてしまいます。