第27話「久々の休日」

 今日は休日で何故か家にかなえさんと聖奈ちゃんとセツナさんがいる。


「これがガチャマシン……何とも興味深い」


「これは結構強力なんですよ~」


 ガチャのマシンでなんとかなることもある。


 ガチャをたまには廻す。


 一回目。


 金色のカプセル。


 SSRだ。


 次元の剣……次元を切り裂くと言われている。


 なかなか強そう。


「それ欲しい」


「なんだセツナも剣を使うのか?」


「次元を切り裂くとかなんかかっこいいじゃん……剣は覚える」


「セツナちゃんも剣を習いたい年頃なのだ~☆」


 セツナちゃんがなんか可愛く言う実際可愛い。

「ワタシ文無しだし泊まるところないからテンキ君泊めてよ……」

「駄目だよ……未成年を泊めるとか……」


「私一応18歳だけど」


 ならいいのか……いやまて色々と問題あるぞ。


 だがスライムたちの執拗な声援でなんか泊まることになった。


 ああ……母さんも別にいいと言っているし……って本当にいいのか?


「お母さんは洗脳済みだ~~☆」


「スライムちゃん可愛いからいいわよ」


「母さん~~~~」


「ちょっと待ったー!!」


 聖奈ちゃんが小股をはさんでくる。

「私がいるから許さないよーーー!!」

「なら聖奈ちゃんも一緒に住んじゃえよ」

「そうする~~~」

 なんか色々と変な子が増えてくる……


 というわけでセツナちゃんがうちのルームメイトになるのであった。


 ルームメイトってなんだよ。

 そして無理やり感があるがセイナちゃんもルームメイトになった。

 同衾はやりすぎじゃないの?


 幸いにも空いている部屋はあるからだそうだが。


 ミニチュアダンジョンでも潜るか……


 というわけでかなえさんも呼んでミニチュアダンジョンに突入だ。


 

 ゴブリンしか出ない。


 ゴブリンだけでも色んなゴブリンが出る。

 ゴブリンアーチャーがめんどい……

 ゴブリンメイジもめんどい。


 言遊で言葉騙しをする。

「攻撃は俺と仲間に到達しない」


 言霊を味方につける。

 さらさらと文章を書く。


 ゴブリンたちは倒せると書く。

 すると弱くなるゴブリンたちが。


 言遊で言葉の爆弾を浴びせる。


「破壊しろゴブリンを」


「爆砕するゴブリンを」


「ゴブリンは碌な目に合わない」


 ゴブリンたちは自壊した。


 そしてなんどめだろうか……ミニチュアダンジョンをクリアする。


 ミニチュアダンジョンが進化したようだ。


 ミニチュアダンジョンCになった。


 出てくるモンスターが強化されたのか。


「セツナはスライムたちを試しているぞ……」

「セツナさんはスライム好きなんですね」


 そして今度は俺が試される番なのか……



 そしてまだお昼。

 ご飯を食べて、カレーだった。


 素敵な出会いでもあったのか……スライムが増えている。



 あの後三回ぐらいミニチュアダンジョンに入っていつの間にかセツナのスライムが増えている。


 スライムの形もなんか進化している。


 キューブ状のやつとかバブル状のやつとかスライムが強化されている。


 ダンジョンをクリアするとお金が手に入る。


 一回3千円も貰えるがいかんせん一人だと結構しんどいから、かなえさんとセツナさんがいるからなんとかなる。


 でもお金が手に入るけどみんなは俺のために使ってくれと言うばかり。


 もう一回引きたいから十階層もあるダンジョンをクリアするが。

 今度はなかなか強い。

 ゴブリンだけじゃなくコボルトまで出てくるし。

 

 強いかなえさんがいるからなんとかなるが……


 そしてセツナさんのスライムが強力だ。


 ダンジョンをクリアする。


 今は三人でかなりの短時間でクリアできる。


 セツナさんのスライムたちが強化されていく。


 

 アメ、イナ、エル、ウル、オミ、カヤとサミ。

 カヤとサミが新しいメンバーだ。


 カヤは支援系の魔法を使う。

 サミは暗黒魔法を使う。


 他のメンバーより毛色が強い。


 かなえさんも魔力が強化されている。



 本日12回目のミニチュアダンジョン挑戦。


 出てくるモンスターがどんどん強化されていく。


 コボルトエリート2体にゴブリンウィザードが現れた。


 言遊でウィザードの魔法を封じる。文遊でコボルトエリートをしばく。


 言懐も覚えたので、言葉で破壊する。


 ゴブリンキングウィザードが現れて、極大の魔法を放ってきた。


 言魔法を使う。

 対抗魔法剣を使う。


 ショートソードに炎の魔法をのせる。

 ゴブリンキングウィザードを殲滅する。


 しかしキングウィザードは暗黒の魔法を放ってくる。


 殲滅の魔法を高速で詠唱する。

「破壊する言葉の花火……幻花火(アストロブレイク)!!」


 キングウィザードが言葉の花火で破壊される。


 

 そして現実に帰還する。


 晩御飯を食べる。


 お母さんと俺が作ったカレーを喰わせる。


「テンキのお母さんの創るカレーはうみゃいにゃ~~☆」


「本当に天器君のお母さんの創るカレーは最強だなんか魔力が溢れるように感じる」


「本当に美味いね! 聖奈ちゃんも最高だよ!」


 夜はかなえさんも泊まるようだ。

 なんか常設化している……


 それでもまだまだ金を稼ぐには足りない何か良いアイテムは出ない物か……


 そしてガチャを引く。


 今度は一万円ガチャだ。


 そして目映い真っ赤な深紅の赤いカプセルが出てきた。


 まさかこれは……!?


 UR ネコネコ小判


 ネコネコ小判……持っているだけで収入が1.5倍になる。ダンジョン制覇時の収入が3倍になる。金運が20倍になる。


 すげえええええなんだこれは!?


 金運が20倍!? でも凄いが持っているだけで収入が1.5倍になるとは……ダンジョン制覇時の収入が3倍になるのも。


 かなりの掘り出し物だ。

「よかったじゃないかテンキ君」


「よいのじゃあこれでもっと美味い物が喰えるぞ」


「やったねテンキ君」


 金運が20倍になるのがなんかいいな。



 

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