第13話 聖奈ちゃんとかなえさんはテンキを賭けてバトルをするようです

 まずはお料理対決です。


 テンキ君の家に帰りキッチンを借りて、お料理をどちらのお料理が旨いかを競ってもらいます。


「セイナちゃんが決めるの?」


「かなえさんは邪魔ものですから譲歩してますよこれでも?」


「こっちがあんたのほうが邪魔ものと言うか……まあいいかなお料理対決してみよう」


 そうして僕の意向は無視されて、自宅に戻りお料理対決をすることに。


 お料理対決はまずは卵焼きだ。


「セイナちゃん頑張っちゃうよ!!」


「大丈夫かなセイナちゃん卵焼きは苦手だよね?」


「あらっ……私は大得意ですよ」


 かなえさんがうふふっと笑う。笑顔が素敵です。でもセイナちゃんも普通に可愛い張り切る姿が一生懸命で凄く新鮮だ。


 僕を争ってお互い平和的に料理対決と来たからまあいいけど。


 平和的に卵焼きを焼いている二人だがキッチンが狭いからかお互いの肩がぶつかる。


「くっそこの女狐め!! 私のテンキ君を奪うなーーー!!」


「喋りながらの卵焼きは舌を噛むわよ」


「はっ!? あれっ??」


 舌を少し噛んだセイナちゃんは痛そうにしている。


 それだけ舌を噛んだことを悔しそうにしている聖奈ちゃんだった。


「悔しい……舌噛んだよ~~~テンキ君慰めて~~~☆」


「よーしよし」


 俺は頭を撫でてやる。すると大人しくなるセイナちゃん。


 全ての料理を対決する。この戦場で唯一の癒しはかなえさんとセイナちゃんだ。


 俺はどちらも嫌いじゃない。僕もそうだ。


 僕はセイナちゃんもかなえさんも好きだ。


 聖奈ちゃんの気迫に押される。けどもそういうことも愛になる。


 愛のためなら何しても良いのかと言うが、僕は結構そういうグイグイ来るタイプの女の子も強いと思う。


 それだけ普通じゃない娘のほうが好みだ。


 でもかなえさんもまだまだ僕の相手としても大人の女性と言う感じがする。


 かなえさんは美人になって、僕のために働いてくれそうだ。


 かなえさんの卵焼きを少しだけ食べる。


「旨い、もう一つ」


「こっちも食べてテンキ君」


「旨そうだな」


 僕はそうだなセイナちゃんの卵焼きも食べたがこっちも旨いよ。


 それだけ僕は夢に繋がることをしたい。


 卵焼き勝負が良い感じに来た。


 それで卵焼き勝負は両方に軍配を上げた。


 僕の中には卵を王道中に消えていく。


 正義の卵焼きを作ったのは両方だ。


 それだけ普通の力を扱えるのは僕のためになる。


「良かった、天気さんなんだね、それだけ旨かったんだね」


「かなえさんはどう? 仲良くなった?」


「うん、少しだけ気持ちよくなった」


「そうして……僕は普通に二人とゲームがしたい」


「「しよう!!」」


 そうしてゲームが始まるのだった。

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