第12話 聖奈ちゃんは恐ろしい娘のようです

 赤毛の女の子、星宮聖奈(ほしみやせいな)は天器の幼馴染だ。


 天器のことが好きな幼馴染の少女だ。


 まだ17歳の少女で、高校2年生で小さいころからかなえさんのことは知らない。


 小さいころから公園で出会ったり、図書館で出会うときに、いつもドラマチックにセイナは普通に接している。


 高校二年生なのにちんまりしてて、小さい。中学生に見間違われるぐらいに小さい。


 それだけじゃない。ハムスターが好きで飼っているがそのこのことも気にしているが、


 普通に無理だと言われる始末。


 3カ月前に告白したのに断られた。


 むきー!! あの童貞野郎。


 フザケンナヨ!! 


 と切れちかせている。


 なんとも猿みたいにバナナも好きで毎日食べている。


 バナナダイエットをしているから、少しだけぽっちゃりだけど、最高の女の子になるから。 


 天器君待っててね。ふっふふふ。


 そんなセイナはセイナでストーキングしていた。


 かなえとテンキのストーキングをしていた。



「はい、あーん」


「ちょっとちょっと人前ですよかなえさん」


「いいじゃないですか~」


「まあ少しだけ」



 高弱的な思い人は超絶的に鈍いのだ。

 反逆的な狼煙から高等な専務的な波動を灯する。


 優雅に笑う子羊は狼を打ち滅ぼす。


 子羊たちは女性を纏う。纏う体は羊の着ぐるみを被れば女性らしくなれる。



 というわけで着ぐるみを借りてひつじーウーマンになりきることにしたセイナが着ぐるみショウのアルバイトを臨時で請け負った。


 前々から計画を立てていた。計画通りこの日に天器君とかなえさんはデートをした。


 だからデートを邪魔するのだ。


 邪魔をしてやる。絶対に!!





 デート中におトイレしたくなる。


 テンキはトイレに行くとそこには着ぐるみのひつじが待ち受けていた。


「だーれだ!」


「!???」


 恐怖を感じるテンキは天星剣を抜きそうになるが一般人だということに気づく。


 それでどうするか考える。


(男子トイレに入ってきてるから中身は男だよな……? だけどなんか怖い怖い)


 この時セイナは抱っこして欲しかったので着ぐるみを脱ぐことにした。


 着ぐるみを脱いで肌着があらわになる。


 普通のネグリジェのような薄い肌着が覗かせる。


 そしてぷっくらと見える乳首が少しだけ見える。


「ひっ女の子……!?」


「テンキ君みーつけた!!」


 抱きしめるセイナはテンキの首にがっちりホールドして、逃がさない。


 物凄い怪力だ。


 あのテンキを逃がさないのだ、物凄い怪力だ。


 それもそのはずセイナは日本一の空手と柔道のチャンピオンだ。


 空手は黒帯。柔道は20段というむちゃくちゃな実力で日本一の実力だ。


 だから普通に怒らすと怖い。


 コンクリートを破壊するほどの衝撃波が起こる。


 そしてテンキを男子トイレに連れ込んで大好きホールドをしてくる。


「テンキ君! テンキ君!! もうやっちゃおうよ!!!」


「もしかしてセイナちゃんなのか??」


「そうだよセイナだよ!!」


「駄目だよ俺は年上で君は未成年だ、だから無理だよ……」


「そうやってすぐ逃げるのがテンキ君の悪いところだよ」


 そして唇を奪うテンキのセイナは昔からテンキのほっぺにキスしていたがファーストキスを奪ってしまう。


「もう逃げれないよ? どうする?」


「そんな……はじめてだったのに」


 そしてそのままやられそうになるがかなえさんが突入してきた。


「テンキ君どうしたの???」


「かなえさん!! 助けて!!」


 その光景を見たかなえさんは少しだけ絶句したが、すぐにかなえさんは不思議な力で俺とセイナを引き離した。


「なんで邪魔するのこのクソ女!!!」


 コンクリートが陥没する殴り飛ばされたコンクリートの壁が痛そうだ。


「落ち着いてセイナちゃん!!」


「うっせえ!! どいてそのテンキ君その女倒す!!」


「ならば相手になりましょう」


 そしてかなえとセイナのバトルが始まるのであった。


 テンキを賭けたバトルが外で行われた。

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