第10話 休日

今日は久々のお休みをもらって、街に出て色々回る予定だ。着ていく服がないのでバイトの子に借りた。ピンクのワンピースだ。とても可愛い。まずは朝早く街のパンを買って食べてみた。バターが効いてこれはこれでとてもおいしいけど、コンビニのパンも負けてない。人気商品で、1日に何度も仕入れているので新鮮さは引けをとらない。

パンの視察を終えた私はホームセンターに行ってみた。実に様々なものがおいてある。たとえばこんなトンカチなんかもあったら、買ってくれる人もいるかもしれない。ロープなんかも売れるかも。

タピオカミルクティー店にも足を運んでみる。冷たくていい触感で、これはコンビニに置いてもいいかもとも思ったんだけども、経営元が893と聞いているので残念だけど関わらないことにした。

お昼は私の一番大好きなスパゲティーにすることにした。私はスパゲティーが大好物なのだ。さらにより揃いのお店を選んで足を運ぶ。早速運ばれてきた。1巻して頬に運ぶ。

「うまーーーーーーーい♡」

粉チーズとタバスコを入れて食べるともっとおいしくなった。これはコンビニに置きたいなぁ。

試しに納品してくれるかどうか頼んだら、お店の宣伝にもなるしOKですよと、あっさり答えが返って来た。それならますます納品したいなぁ。

幸せな気分になった私はコンビ二に戻って行った。スパゲティーの納品の事もあったかもしれない。コンビニの前につくと、いつものパーティーがなにやら揉めている。

「風邪は風邪なんだからしょうがないじゃないじゃないですか!」

「そんなたいしたことない風邪、どうってことないでしょ!ついてきなさい!」

私は駆けよって事情を聴いた。

「僕が風邪で休みたいって言ってるのにむりやり連れて行こうとするんです!」

「今日は私もお休みで、さらにピピンが風邪ならコスパ悪いだけでしょ!今日はお休みにしなさいよ!

「せっかく私がわざわざきてやってるというのに、話にならないわ」

エルフはやれやれといった感じで帰っていった。

振り返り、

「今日は弓矢買わないわよ!」

エルフは帰って行った。


「ありがとうエマ」

目をうるうるさせたピピンは、フラフラと家に帰って行った。

私はすぐにトッドさんに駆け寄り、スパゲティーの経緯を話すと、あっさりOKしてくれた。やった!嬉しくなった私は午後はコンビニで働くことにした。

早くこないかなぁスパゲティー。

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