第3話 僕はもしかしたらMなんです。

7/28(木)気温38度

・成瀬家午前10時 リビング

「暑いよー、彩希ねえエアコンつけようよ」

「駄目よ、扇風機で我慢しなさい」

「えーなんでまた、いつもは起きたらついてるはずでしょ」

「あんたは今日九時くらいまで寝てたからわかんないだろうけど」

「お母さんが仕事行くとき、最近エアコンつけすぎて電気代がやばいことになってるって言ってたからさ」

「ならいつエアコンつくの?」

「飛鳥ちゃんが来てからかな」

「あ、そっか今日おっぱいの人来るんだったね」

「飛鳥ちゃんね、もう、おっぱいの人で覚えてるとかガチの変態じゃん」

「あっ」

やべ、僕としたことが楽しみすぎて心の声が駄々洩れだ。

「あっ、じゃないわよこのド変態!」

「しょうがないでしょ、気になるし」

「はあ、まさかあんなに可愛かったあの秋がこんなド変態でおっぱい大好きになるとは、まったくどこで変わってしまったのやら」

彩希ねえはため息交じりにそう言う。それに関してはほんとすんません。昔は純粋だったんですけどね、僕。

彩希ねえは急に僕のことをまるで汚物を見るかのように見てきた。

「さ、彩希ねえ?」

「幻滅、キモ」

僕はまさか彩希ねえにそんなこと言われるとは思ってもいなかった。普通の人なら落ち込むはずが、僕はなぜだか猛烈な気持ちよさがこみあげてきていた。そして、次の瞬間、、、。

「やばっ、でりゅ///」

ビュル、ビュルル、ビュル

僕は自分でも疑った。彩希ねえに汚物をみるように見られて、「幻滅、キモ」と言われて僕は立ったまま射精してしまったのだ。僕はその射精が気持ちよくて足の力が抜け、その場にへたり込んでしまった。

「え、あんたもしかして今罵倒されて、、、射精した?」

「そ、そんなことは、、な、ないよ」

僕の勃起ペニスの亀頭が射精したばかりで敏感になってしまい、亀頭とパンツが擦れあうだけでまだ軽イキしていた。よだれが口から勝手に垂れてしまい、僕のペニスの白いよだれも勝手に出続けている。

「秋、あんたドМだよね、絶対」

彩希ねえはそういうと少し悪い笑顔をした

「っそ、それだけは否定させてくれ!」

そういうと彩希ねえはへたり込んでいる僕を足で押し倒した。そして彩希ねえは僕のズボンを脱がしてパンツだけにすると彩希ねえは片足で僕のペニスを踏み始めた。彩希ねえの表情がさっきと同様汚物を見るような目に変わり口を開く。

「あの、きもいんですけど、ほんっとマジであんたやばいよ?ガッカリしたわ、可愛い弟かと思っていたらまさか罵られて射精するようなド変態とはね」

「彩希ねえ、そ、その言葉責めやめ、、、」

「お前は口開くな!きもいんだよ、まじであんた誰の許可とって射精してんだよ?」

「だ、だれって、、」

「だーかーら!、黙れって、言うことも聞けないのかよ」

「それと射精は自分で勝手にすんな、汚いし」

「や、やめろって、」

やばいやばいやばいやばい、、これ以上言われたらまた出る、絶対出る。罵られてイクのなんて嫌だ。嫌だけど、身体が反応して、落ち着かせようとしても全然おさまらない。

「ねえ、聞いてんの?」

「は、はぃ//」

「何その返事、鼻息荒いし、きっも!そんなに射精したいの?」

「、、、ぅん」

気持ち良すぎて思うように声がでない!

「声が小さいんだよっ!」

そういうと彩希ねえは僕の金玉を強く握った。

これ以上強く握られたら、絶対出る。

「あ」

もうすぐでイキそうだったがイク寸前で手を離されてしまった。もう、ドМでもなんでもいいから今から自分の手でシコってイこう。そう思い、手でペニスを握ろうとすると、腕が動かない、、、。

「え、どうして」

なんで動かないんだろうと思い、僕は自分の手を見た。

「っ!」

なんと僕の手は両方とも結ばれており、思うように動かせないようになっていた。

「どう?手でいつもみたいにシコシコできない気分は?」

彩希ねえはニヤニヤしながら僕に話しかける。くそ、彩希ねえ僕が気持ちよくなってるときに手をすぐに結んだのか。気持ちよくて全然気づかなかった。

「彩希ねえ!僕をどうするつもりだ!」

「飛鳥ちゃんにこの醜態を見てもらおうと思ってね」

「安心して、飛鳥ちゃんにはもう言ってあるから」

「その時にいーっぱい射精していいから、それまで我慢ね」

飛鳥さんにこの醜態を晒されるのは最悪だ。けど、何回でも射精していいって言った?

「何回でもイっていいの!?」

「ええ、飛鳥ちゃんもノリノリだから、飛鳥ちゃんが来たらその汚い精子好きなだけまき散らしなさい」

びゅる、びゅる。

「やべ、、触ってもないのにもうちょっと出ちゃった」

「あんたマジドМすぎ」

「逆にすごいわ」

「だから僕はドМなんかじゃ」

「秋の言葉には説得力はもうないわ」

「いい加減、認めなさい」

「、、、」

僕は一つ気になった、流石の彩希ねえも飛鳥さんが来るまでずっと縛っておくわけじゃないと思うし、この後解いてもらったらすぐシコればいいや!

「あ、あの彩希ねえこの縄そろそろ解いてもらっていいかな?」

「流石に飛鳥さん来るまでこのままってわけにもいかないでしょ?」

よし、これでようやくイける。そう期待していたがその期待はすぐにへし折られた。

「何言ってんの?飛鳥ちゃんが来るまでこのままだけど?」

嘘だろ?嘘って言ってくれよ。僕は今すぐにでもシコって溜まった精子を吐き出したいんだよ!

「それは勘弁してくれよ、ほら、両手が縛られてると勉強もできないしさ」

そうだよ、勉強しないといけないんだよ。このことは彩希ねえもよくわかってる。これなら流石に解くだろ。

「嫌よ、今日は勉強なんてしなくていいわ」

「彩希ねえ、ほんとに言ってるの?」

「ええ、ほんとよ?」

まずいことになったな。このままだとシコりたすぎて気失うぞ。いや、マジで。今日の彩希ねえはそもそも正気なのだろうか。今のところ正気では無さそうだけど、。

「あとどのくらいで飛鳥さん来るの?」

「そうね、あと30分から1時間ってとこかしら」

「お、鬼だ」

「鬼って言ってもね、しょうがないじゃない飛鳥ちゃんの家からここまで遠いんだし」

くそ、予想外だった。はやく、はやくきてくれ!

「けど秋、よく考えても見て?」

「何を?」

「今シコシコしたくてたまらないけどそれを我慢して一時間後とかに飛鳥ちゃんと私に遊ばれて何回も好きなだけイッた方がいいんじゃない?」

確かに。

「う、そう言われると確かに」

「でしょでしょ?」

「うん」

僕は彩希ねえに丸め込まれた気がするが、まあ一時間くらい我慢すれば好きなだけ射精していいって言ってるしそれまて大人しく待つとしよう。

「じゃあ、あんた飛鳥ちゃん来るまでこれつけてて」

彩希ねえはそう言うと僕が返事をする前にそれをつけはじめた。

「あの、彩希ねえこれって」

視界が急に真っ暗になる。これは、まさか。

「アイマスクよ?」

「ですよね」

「何か不満かしら?」

何を言っても無駄だと思ったからもう抵抗するのはやめよう。少しだけの辛抱だ、耐えろ、僕。

「いえ、何も」

「ならいいわ、似合ってるわよ」

そう言うと首に首輪のようなものが付けられた感覚がした。

「彩希ねえ、もしかして僕に首輪とかつけた?」

「ええ、その方が扱いやすいもの」

流石に両手固定で首輪つけられてるとかやばいだろ。少し抵抗してみるか。彩希ねえは男ではない、女だ。僕よりも力がないに決まってる。そう思い僕は逃げ出そうとした。

「ほら、まだロープ付けてないから暴れないで」

ドスっ!!

「ぐはっ!!」

ドサっ

くっっそ腹いてぇ。彩希ねえ、みぞにグーパンしてきたな。良いストレートだ。、なんて、思っているうちにカチャっという音がして僕は悟った。あっ、これもうリードで繋がれちゃったな。

「ほら、早く立って!階段上がるわよ」

僕は足で段差を確認しながら慎重に階段を上がった。そして、階段を上がった瞬間すぐに引っ張られて僕は抵抗する余地もなくある部屋に連れて行かれた。

ガチャ、キー、バタン。

あーこれ完全に部屋閉まったな。と思っていると片足ずつ何かで繋がれてしまい、寝転がっている状態で足は大の字で固定されてしまった。足の固定?らしきものが終わったと思うと、次は両手が解放された。けど、その時はもうシコるとかではなく、足がどうなったのか気になっていた。なんとか片手で片足を触るとそこには何やら足に手錠のようなものが付けられており動けないようにされていた。

「勝手に動かないの!」

「えっ?」

そう言うと彩希ねえは僕の左手を取り斜め上の方向に腕を伸ばされそこでまた手錠のようなもので結ばれた。けど、僕はアイマスクをしていて僕がどこでどうなっているかは僕の想像に過ぎないのだ。もしかしたら、手錠で結ばれてなんかいないのかもしれない。そうだ、よくよく考えてみれば家に手錠なんてあるはずがない!

「彩希ねえ!これって見えてないけど、手錠とかで固定なんてしてないよね!?」

「してるわよ?」

「はぁ!?」

「なんでそんなものがあるんだよ!」

「実はね昔秋のことが大好きで、昔の可愛くて純粋な秋を最悪手錠で繋いで童貞奪っちゃおっかなあと思ってね」

さらっとおっかないこと言うな。

「けどー、今の秋はドMでおっぱい大好きのド変態ってことがわかったからお仕置きとしてはちょうどいいかなあってね」

そういうことだったのかよ。

ガチャ。

「あっ」

彩希ねえの衝撃すぎる事実を知って驚いているうちに僕の右手も手錠で結ばれてしまっていた。

「よしっと!これであんたはいくら泣いてもわめいても何もできない」

「もうここまで来たら暴れても意味ないのはわかってるし、大人しく待つよ」

さっさと諦めた方が体力的に楽な話だ。どうせ、彩希ねえのことだから本気で泣き崩れても絶対手錠解いてくれないし。

「そうそう、いい子ね」

「最初から大人しくそうしていれば私だって手は出さなかったのに」

「はい、すんません」

「わかればよろしい」

「さぁーて、じゃあ飛鳥ちゃんが来るまで道具の準備でもしますか!」

ガチャ、バタン。

え、道具?今道具って言った?

「彩希ねえ!道具って何?」

シーン、、、、、。

って居ないんかい!これから僕はどうなるんだろ。現在の状況→成瀬秋葉、アイマスクをされ、手足を手錠で固定。

                               次回 飛鳥登場

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る