第30話 ケルキ山の魔族

『三は滑って首が折れる、五は落下し肺が潰れる、十はよろけて地面に当たる、十三ついに首吊った』


私たちは大臣たちを見送った後、延々と手描きの文字を見て悩み続けた。


「この数字が重要だと思うのよね」


「俺もそう思う。けどこの数字ってなんなんだ?三、五、十、十三…。割り切れない数字ってわけでもないし、奇数ってわけでもないし…」


二人であれこれと意見を交わし続けるけど、気づけばサードが一切喋らないのに気づいて後ろを振り向く。サードは一人、処刑台の間をやる気も無さそうにうろついていた。


大臣たちも去ったからかドラゴンも目から上を山の上にもたげ、歩いているサードを目で追っている。


我関せずとばかりにうろついているサードにイラッとして、


「ちょっと!サードもこっちに来て考えてよ!」


「るせえブス!」


サードは怒鳴り返しながらズカズカと戻って来て、看板の文字を確認するように見始めた。


「私たちが散々悩んでる間ただうろついてたくせに…!」


ブス呼ばわりされたことにイライラして文句を続けるとサードはイラッとした顔を私に向けて、


「んだゴラ、俺はとっくに目星つけて答えの最終確認してたんだよ」


「え?」

「簡単だろこんなもん」


サードが軽く看板を殴って、アレンはサードに詰め寄る。


「答えは?教えてくれよ」


アレンはサードに掴みかかってグラングラン揺らし、サードは鬱陶しそうにアレンの手を振り払ってから私を睨みつける。


「ただうろついてただけの奴から聞かせる答えはねえ、自分で考えやがれ」


サードは吐き捨てるように言うとそっぽ向いた。


…こいつ…根に持つわ…。


「俺分かんない。教えて」

「自分で考えるって頭はねえのかよ」


苛立たしそうに睨みながら言うサードにアレンはキリッとした顔で胸を叩く。


「俺!クイズの答えは考えないですぐ答え見るタイプだから!」


アレンの言葉にサードは気が抜けたのか脱力して呆れた顔をする。もうそうなったらどうでも良くなったのか処刑台を指さした。


「あそこにある処刑台は全部で四つだろ?看板の数字も全部で四つ、これだけでもうほとんど処刑台を見たら答えにたどりつくだろ」


サードがそう言うから処刑台を見に行ってみる。看板の数字に関わるのがあるのかしらと見てみると階段が目に入った。

数えてみると一つは三段、一つは五段だけど途中に穴が開いていて、一つは十段、一つは十三階段…。


「あ!看板の数字って処刑台の階段の数!」


てっきり数字の組み合わせが肝心だと思って全部足してかけてとしてみたけど、それは全く意味が無かった。


「三段の処刑台は斜めに傾いてて五段は階段の途中にでかい穴が開いてる。十段は変わったところはない。十三段も変わったところはないが、絞首刑用の縄がかかってるのは十三段だけ。それを看板の問題に当てはめてみろ」


サードの言葉にそれぞれの処刑台をみると、確かに一番大きい十三階段の処刑台には縄がぶら下がっていて風に揺れているし、一番低い三階段の台は四方の一つの支えが崩れて傾いている。


『三は滑って首が折れる、五は落下し肺が潰れる、十はよろけて地面に当たる、十三ついに首吊った』


「三は滑って首が折れる、つまり傾いていて足が滑るってこと。五は落下し肺が潰れる、穴が開いてるから落ちて胸をうつってことだな」


アレンがなるほどーと言いながら頷き、


「で?十と十三は?」


とサードの話の続きを促す。


サードは「ちったぁ自分で考えろよ」と不愉快な顔になったけど、説明した方が早いと踏んだのか続けた。


「首が折れる、肺が潰れる、首を吊る。…これ全部どうなる?」


「死ぬと思う」


私が言うと、サードは頷いた。


「だが十はどうだ?よろけて地面に当たるってのは」


十階段の処刑台を見る。高さはそれなりでアレンより頭一つ分高いぐらいの高さだ。


「あの高さから落ちたらやっぱり無事じゃ済まないと思うけど…」


「そういうことじゃねえんだ、これだけだろ、明確に死ぬとほのめかしてねえのは」


「つまり答えは十段の処刑台ってことか?」


アレンの言葉にサードは視線を十階段に向け、


「もしかしたらあの十段の処刑台が魔族の住むところへの入口かもしれねえ」


その言葉を聞きながら処刑台をジッと見て、嫌な考えが浮かんだ。


「それってもしかして、あの四角い枠の間を通るってこと…?」


昔は縄と人がつり下げられた所。だけどそのまま真っすぐ進めば言葉通り『よろけて地面に当たる』を体現してしまう。

良くて打撲、悪くて捻挫(ねんざ)骨折…。


「考えられるのはあそこしかねえんだよな」


サードはそう言いながらチラッとドラゴンを見る。頭だけ山の斜面から出ているドラゴンはサードを見返す。


「おめえなら落ちる心配ねえな。試しにそっちの階段の方から頭突っ込んでみろ」


ドラゴンは困惑した顔をしたけど、少し躊躇(ちゅうちょ)したあと、スルスルと宙を這うようにしながら向こうの階段の方に回る。


幅的にはギリギリ。


ドラゴンは角が引っかからないように気をつけながら鼻先を斜めにして、そのままゆっくりと枠に頭を突っ込む。

すると枠から先にドラゴンの鼻先は出なくて、むしろ体全体がシュルシュルとどこまでも入って行く。


「やった!ビンゴだなサード!」


アレンがサードとハイタッチしようと両手を差し出すけど、サードはアレンの片手の手首を掴むとグルリと後ろにねじって関節を決めてねじり上げた。


「イデデデデデ、イデイデ!」


「てめえ何も考えてねえじゃねえか!」


「俺考えてた!考えてたけど俺答えすぐ知りたいタイプだからぁ!いっでー!離して、ギブギブ!」


アレンはジタバタともがいてるけど、もがけばもがくほど痛そうになっている…。


そんなことをしている間に、ドラゴンは尻尾までシュルンッと入ってしまっていた。


「ほら馬鹿やってないで行くわよ」


そう言いながら十階段の処刑台へと歩いて行き、階段を上る。

なんだか処刑台用の階段を上がっていくと、妙に心細い気持ちになってくる。


何人の罪人がどんな気持ちでこの階段を上ったのかしら。

この階段を上りきって目の前に縄がぶら下がっているのを見た時、罪人は何を思ったのかしら。


「ううん」


首を横に振った。

私は罪人じゃないし、死刑を言い渡されたわけじゃないんだからそんなこと考えなくてもいい。


そう思いながら階段を登り切ると、目の前に四角い枠が圧迫感をもってそそり立っている。


大丈夫、さっきドラゴンの巨体だって入って行ったんだから。


自分に言い聞かせながら台を真っすぐに進み、何もない所に足をスッと踏み出すと、足の先が消えた。


…本当に大丈夫よね?


心配になったけど、ドラゴンも入っていったんだからと、えいやっと飛び込む。


足は固い床に着地した。


見渡すと、乾燥した岩と処刑台の広がる景色じゃなくて、広々した涼しい屋内だ。


明り取りから漏れる太陽の柔らかい光の中に見えるのは床から天井までの本棚と数え切れないほど地面に積み上げられた本の山、そして先にここに入ったドラゴン。


そのドラゴンの長い胴体を誰かがちょいちょいと触っている。


「…あのぅー…」


遠慮がちに声をかけると、その人物は振り向いた。


女性だ。


青黒い光沢のあるローブをまとい、黒い髪の毛を無造作に垂らし、白い肌で赤い唇をした綺麗な女性。

その目は不思議で、黒い目をしているかと思ったら光に当たると青く輝いた。


「この子の飼い主?」


その女性はドラゴンをちょいちょい触りながら話しかけて来た。


「飼い主じゃなくて…」


と答えてから、ハッとして、


「あなたが魔界から地上にやってきたっていう魔族?」


と聞いた。


相手は無造作に前髪を後ろに撫でつけながら、


「そうだよ。で、あなたはどこの人?王都の人じゃないでしょ」


その言葉に自己紹介をしようと口を開きかけると、


「そうだね、冒険者かな。服装的に魔導士、それも格段に懐が潤ってる冒険者。旅をしてお金に困ったことなんて無いでしょ」


その魔族は無遠慮に私の服を掴みあげ、


「この布は強い衝撃、暑さ寒さからでも身を守れる布で作られたやつでしょ?それも体にぴったりフィットしてるということはオーダーメイドして作ったということ。

それもローブの紐を止めるこのボタンの白いの…本物のドラゴンの牙だね?これは大いに炎と毒の耐性がついてるだろうなぁ。

杖だって…精霊が霊力を使って丹念に育てた木から作られたものに見えるし、杖の先の飾りだって魔法の力を倍増させる天然の鉱石を薄くのばして作られてある。この杖はいい値段したでしょう~?」


この杖ってそんなに良いものだったの?


これはサードが使えと渡してきたもので、そんなにいい物だとは思ってなかった。

それに今まで腹が立った時はこれでよくサードに殴りかかっていた。一度も当てたことはないけど。


それよりよく一目で分かるなぁと感心していると魔族の女性が一歩こちらに近づいてくる。


「ところでこのドラゴンなんだけど…」


と、アレンが叫びながら飛び込んできた。続いてサードが入って来る。


「蹴り飛ばすなんて酷ぇ」


アレンが悲しそうな顔をするとサードは舌打ちして、


「さっさと行かねえからだろうが」


サードは更に文句を言おうとしたけどこちらに目を向けた。そして魔族の女性を見た瞬間、サードの瞳孔が開く。


「ずいぶんといい女じゃねえか、あんたが例の魔族か?」


ズカズカと魔族の女性に近寄り手を差し出して、サードと魔族の女性は握手を交わす。

この反応を見る限り、魔族の女性の外見はサードのドストライクだったんだろう。


「そうだよ。けどここに来たってことはあたしの作った問題解いたってことだね」


「あんな問題すぐ分かるだろ」


「そうこなくっちゃ。あの程度解けない奴はここに来なくてもいいからね」


魔族の女性はハハ、と笑って、サードは何か言いたげな顔でチラッとアレンと私を見てくるから私はスッと視線を逸らした。


魔族の女性はピンときたのかおかしそうに笑いだす。


「あっははは!そう、解いたのはこの黒髪の子だけなんだね?いいのいいの、来たんならゆっくりしていきなよ」


魔族の女性はこちらに向き直り、歯を見せて笑った。


「あたしはロッテスドーラ・サーマンドリア・ハリス。ロッテって呼んで」


* * *


「へえそう。ロドディアスっていう王様がここにあたしが居るから行ってみろって言ったんだ?ふーん、あたしって魔界の王様に存在知らてるんだぁ。ふーん」


そう考えると一つの国の王様が一人の存在を認知しているというのはよほどのことだろうし、もしやこのロッテという魔族の女性は魔界の有名人なんじゃ?


「そんでその水のモンスターをどうにかしたいとここに来たわけだ」


「ついでに後ろの奴のこともな」


サードがドラゴンを親指で差し、もう片方の手でロッテの手を握り身を寄せる。


ロッテはサードの手をずらし、


「後ろのドラゴンについてはあたしも聞きたいね。ありゃなんなの?今までこんなモンスター見たことない」


「魔族のロッテでも見たことないの?」


私が聞くとロッテは頷いた。


「見たことない。形態からみてドラゴンだろうとは予測できるけど…魔界でも見たことないし、人間界の文献にも載ってないはずでしょ?」


「タツとかリュウって聞いたことねえか?」


ふいにサードがロッテに聞いた。ロッテはサードの顔を見る。


「タツ?リュー?それってどういう意味?」


サードはそれを聞くと口をつぐんで、納得の表情で椅子にもたれて聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟く。


「なるほど、こことあっちはよっぽど接点がねえくらい遠い場所なんだな…」


「…?」

サードが何を言ってるのか理解できなくて、どういうことかと聞こうとするけど、ロッテがずいっと身を乗り出した。


「あっちってどこ?それってあんたの生まれ故郷ってことだよね?あんたの生まれ故郷にはこういうドラゴンがざらに居たの?」


私が散々聞き続けてはかわされたことをロッテは質問し続けた。

すると空中から分厚い本とペンが降ってきて、ロッテは本を開く。その本はどうやら本型のメモ帳みたいで、読めない文字でサラサラと何かを書きつけた。


「で、そのタツとかリューってどういう意味?」

「ドラゴンって意味じゃねえの」


サードは投げやりに答えながらロッテに向き直った。


「こいつは元々人間なんだが、元に戻せるか?俺の住むところの伝承じゃあこの姿になって元に戻ったやつは居ねえんだが」


その言葉にドラゴンは大きく口を開けて驚きの表情を浮かべてサードを見た。


そりゃあそうだ。

元に戻りたいかと言われて、元に戻れると信じてここまでついて来たのに急にそんなことを言われたら…普通怒るわよね。


でもドラゴンは驚く素振りを見せただけで怒ったようには見えない。もしかしたら元々性格の良い人なのかもしれない。


ドラゴンは元々人間だったという言葉にロッテは多少表情を変えたけど、すぐさまドラゴンに向き直って質問する。


「まずはどうしてそんな姿になったのか聞かないと、あたしも何とも言えないよ。どうして?」


ドラゴンは唸るような声で何かを訴えかけ、ロッテは真剣な表情で何度も頷く。


「魔族ってモンスターの言葉が理解できるのね」


すごい、と思いながらアレンにそっと話しかけるとロッテは急に立ち上がった。


「ごめん何言ってるか分かんないからちょっと色々持ってくるわ」


アレンがそっとエリーに話かけてくる。


「魔族でもモンスターの言葉は理解できないんだな」


「みたいね…」


アレンと私がヒソヒソ話し合ってる中、サードは歩くロッテの後ろ姿をじっくり見送る。


「いーい女だなあー」


ロッテが美人なのは私だって一目見ただけで分かるし認めるけど、いちいち口に出されると何かイラッとする。


いつも私にはブス呼ばわりしかしないくせに。…でも待って、今更サードに美人だ綺麗だいい女だって手放しに褒められて言い寄られたら気持ち悪いかも。


そんな考えにたどり着いたら怒りも収まった。むしろサードを見て今更気づく。


「サード、本性出てるけどいいの?」


いつも人の前…特に気に入った女性を前にすると偽善的なキラキラした爽やかな笑顔を使うはずなのに、思えば最初からいつも通りのサードだ。


「人間相手だったらどこまでも騙すがな。魔族相手に気取ったってしょうがねえだろ」


…そういえばラグナスも「魔族だったら性格の悪い人間はすぐ分かるよ」と言っていたし、思えばサードはラグナスの前でも普通に本性をさらけ出していた。記憶を消されたら偽善的な笑顔になったけど。


どこか直観的に魔族には本性が暴かれていると分かってるのかしら。

むしろこの男は本当に魔族なのかもしれない。


しばらく待っていると、ロッテが本を一冊手に持って、もう片手にチョークを持って帰って来た。


「これから魔法陣描くからちょっと待ってて」


ロッテは本を開いて、本を見ながら床にチョークで魔法陣を描き始める。私は首を伸ばしながらその魔法陣を眺めた。


私の魔法は「こうする!」と決めたら後は勝手に発動する。だから魔法陣を描く魔法は私とは全く違う系統のもの。


魔法陣の知識なんてさっぱりだし、一度も魔法陣を描いたことがないからサクサクと描ける人を見ると羨ましい気持ちにもなるし憧れる。


「これってどういう魔法陣なの?」


近寄って聞くとロッテは軽く私を見上げてきて、


「言葉の通じないモンスターと意思の疎通(そつう)が取れるようになる魔法陣。この中に入ってモンスターと対面しながら話し合うと言葉が通じる。ただし知能の高い、対話できる状態のモンスターに限る」


と言いながら後ろに座っているサードとアレンに目を向けた。


「ちょっと男衆、その辺の本寄せてくんない?」

「あ、うん」


アレンは立ち上がってそくそくと本を寄せ始めたけど、サードはダルそうに足でズズーッと遠くに寄せる。


「コラ!人の本を足蹴にするな!」


ロッテが目を吊り上げ怒ると、サードは面倒くさそうにため息をついた。


「俺を使おうなんて百年早いぜ」


「お黙りひよっ子。こちとらあんたの倍は生きてんのよ。言うこと聞きな」


サードは何か言いたげな顔をしたけど、ぶつぶつと文句を言いながらのっそりと動き始める。


「…すごい。サードを使うだなんて…」


あの、人の言うことなんて一切聞く気の無いサードが。


「そりゃそうだ。あたしの屋敷に入ったんなら誰でも使うよ。あのシャマーン大臣だって使うよ」


ロッテは私にチョークを差し出してきた。

思わず受け取ったけど、これは一体…という目を向けるとロッテは微笑む。


「手伝ってくれる?」

「えっ!」


一瞬魔法陣が描ける!と喜んだけど、すぐに肩の力を落とした。


「でも私、魔法陣描いたことなくて…」


ロッテは立ち上がって私の肩をバンと叩いた。


「大丈夫大丈夫、本の通りに描けばできるもんだから。ほらこの内側の文字一周書いて」


「…うん、分かった」


大丈夫かなと思いながらも、本をチラチラ見ながら文字を次々書いていく。


「そうそう上手上手。あんた字上手いね」

「え、そう?」


パッと頭を上げて思わず顔をほころばせる。


いつもサードには罵られるし、褒められるのはサードが丹精込めて世話をしている髪の毛と、親譲りの魔法。だから自分自身のことで褒められるのはすごく嬉しい。


褒められると調子も良くなってすらすらと文字を描き続けて、最後にロッテが文字や図形の周囲を丸く囲うと半径一メートルくらいの魔法陣が完成した。


円が繋がった魔法陣はぼんやりと青く光りはじめて、ロッテは中に入る。私たちもロッテと同じように魔法陣の中に入った。


中に入って私たちはドラゴンと対面した。


まず私が一番に聞きたいこと。それは何故そんな姿になったの?だ。

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