第4話 押しに弱くない



帰ったあと、東藤とのことを散々聞かれた。



どうして一緒にいるの?いつから仲良くなったの?送り迎えしてるの?

最後の方はなるほど、とか言いながら部屋に入って行ったけど、何なんだよ。



質問が多すぎる。

せめてまとめてから聞きに来てくれ。

なんとなく教員の質問攻めされてうんざりする気持ちが分かった気がする。



てかあいつら同じ学校だったなんて、全く気付かなかった。

東藤の制服姿見てないし当たり前か。



とか考えていると東藤からメッセージが来た。




『お疲れ様です!今度学校で文化祭があるんですけど、料理の試作品食べてみてもらいたくて、家に来てほしいです。』





もう文化祭の季節なのか。

って、家に来てほしいはやばいだろ。

それとも俺は男として見られてないって事か?

とりあえず



『お疲れ。家はさすがに気が引ける。外なら考える。』

『わかりました!いつならいいですか?』



即レスかよ。


いつがいいって、考えるって言っただけでいいとは言ってないんだけど。

まぁ、大学の授業今はほぼないし行くか。




『東藤に合わせる。』

『そしたら明日でお願いします!』

『了解。』




明日か。


早いな…。

まぁ、文化祭の試作品だったら早い方が良いのか。

料理ってあいつ作れるのか?


違う意味でドキドキしてきた…。






-つづく-





読んでいただきありがとうございます。


人が作ったものを試食するのって勇気いりますよね…

皆にもこのドキドキ伝われっ!!


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