第21話 高齢者には、言い方から、考えてほしい。「おい、若い世代!俺たちを、助けろ!」高齢者様が、命令をしてきました。 助けますか?

 「…はわあ」

 「あ、モスキー子様?」

 「なあに?」

 「こいつは、ゆ×りですよ?難しい聞き方は、ダメなんじゃないんですか?」

 「…あ、そうだったかな?」

 「それなら…」

 「あ、ああ…。モスキー子様?私の身体にいじわるをして、どうされるんです?」

 「夢の、代わりに。うふふ…」

 「ああん…いじわるう」

 「ああああ」

 「勇者、ですう!」

 今の日本は、暑く、なりすぎた。雨は、じめじめ。

 だから、日本の気候分布っていうのが、変わった。

 「日本は、温暖湿潤気候です」

 それって、古いらしい。

 日本は、アマゾンとかのような、熱帯気候に、変わってきていた。

 「ほら、あなた?」

 「あん、あん…」

 「もっと、気持ち良く、なりたいんでしょう?」

 「あの…。モスキー子様?」

 「なあに?」

 「モスキー子様?もっと、気持ち良くなりましょう!今度は、この、ゆ×り君い、熱波についても教えてあげませんか?」

 「そうね…」

 「こっちを、向きなさい!」

 「教えて、あげる♡」

 今の日本は、ホント、どうなっちゃったんだろう?気温が上がりすぎることによる健康の影響で、直接、考えやすいものが、これ。

 「熱波」

 「熱中症」

 熱波は、世界各地で、発生している。

 これが、アメリカなどで、木を、カラカラにさせすぎていく。何週間、何ヶ月も続く山火事の原因に、なっていく。

 人間の身体を熱くさせれば、熱中症。

 町にも、熱を、こもらせていく。

 「朝早く、ジョギングをしましょう」

 そう言って、出かけていく、高齢者たち。

 帰宅は、できない。なぜって、ジョギングをしているうち、日中に町にこもった熱を受けて、倒れてしまうから。

 助けてくれることも、少なくなりそう。

 「おい、若い世代!俺たち高齢者様を、早く、助けろ!」

 あなたは、助けますか?

 どうして、こういう言い方に、なっちゃうんだろうなあ。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る