start08 . 裏ボス女帝、王都の闇ギルドを壊滅す


教会を出て私たちは、早めに終えたので少し教会の孤児院を尋ねることにした。

ケイリー曰く、最近子供たちが行方不明になっているということを言われ、

男女問わずならではなく一定の年齢の女の子が数週間前から居なくなっているとの事


詳しくは、教会で洗礼式を終えて魔法やスキルの効果などが分かる12歳の年の子が狙われているようだ。


ここまで来ると冒険者ギルドで聞いた闇ギルドは放って置けないわね。

まぁ、イリスの事もあるから放置もしないのだけどね

それから教会の神殿付近にある孤児院に案内してもらい私たちはその孤児院につく

シスターの話ではこの時間帯は庭で遊んでいるとの事なので少し都合が良かった。


(さて、どんな子がいるのかな?うん?あの娘どこかで見たような?

試しに後で近づいて見ようかしらね)


シスターに気づいたのか私たちの所に子達が皆駆け寄ってくる。


「すごく綺麗な人がきた!」「凄い!凄い!こんな人が来るなんて久々だよな!」「どこかのお姫様見たい!」「貴族の人かな?」.....etc


色んな言葉が飛び交う中シスターが前に出て子供たちに話しかける


「皆さん、今日も元気ですね!今は皆外で遊んでるのかな?」


シスターがそういうとみんなが『はーい!!』

と呟くが私は少し周囲の気配を探る。

孤児院の建物の中には不審なものはないと判断し、広場にいる子たちを見る。


(やっぱり、1人だけ皆から離れて気配を消してるわね)


そう思い私はその娘に視線を送ると、彼女はビクッとしてそこで固まってしまう、私はシスターとスフィアに少しあの娘の元に行きますといい彼女に会いに行く


「こんにちはお嬢さん、少しだけ私とお話してくれますか?(微笑む)」


「え?あ...はっはい!大丈夫です!」


最初はかなり焦っていた様子だった彼女が私と話してた後、少しぼーと頬を赤くしてた

それから意識が戻ったのか彼女が慌てたように返事をする


「ふふ、そんなに慌てなくてもいいのよ。何も咎める訳じゃないのだから、それでね気になることがあったからあなたの名前教えてくれるかしら?」


「は、はい!私の名前はニコルと言います!明日で12歳になります!」


そうだ!思い出した!この子は確かサブヒロインの暗殺者ニコルだわ!12歳の洗礼式を終えた後に闇ギルドに捕まり幹部の者に洗脳されて暗殺者になる娘!

ゲームでは全ての攻略後にサブキャラとして使えるのだけど、確かこの娘のスキルが暗殺向けの影渡りだったのよね、魔法の属性も闇だったのを相まって相性は最高だったのよね。


でもそれはゲーム、彼女は今は生きているから闇ギルドに連れ去られて扱き使われるのは、私は許せない!だからこの娘を助けよう!

そうなれば私は彼女に言わないといけないわね


「そうなのね、でもあなた...自分が何属性かわかっているでしょ?それと、さっき気配消してたのわね?((ボソッ」


「ッ!?」


私は真剣にそう言うと彼女は驚いて私を見つめる。そんなに怯えなくても大丈夫だよ


「大丈夫よ、決してあなたに危害は加えないからだだ、最近起きてる、

貴方と同い年の子が行方不明になってることを、知りないのよ?なにか心当たりは無いかしら?」


そう言うとニコルは少し驚いてはいるが、少し冷静なって私に小さな声で話してくれる


「私は見てはないんですけど、4日程前に中が良かった同い年の女の子が洗礼式を終えたあとにいなくなったんです。

調査はしてるらしいんですがまだ見付かってなくて私も明日あの子のように連れ去られるのかと思うとみんなから離れてい...て」


そう話していると彼女が涙ぐんでしまったので私はそんな彼女を優しく抱きしめてあやす


「大丈夫、私が何とかする。その為に、私はこの国に来たのだから、あなたは安心して洗礼式を受けてね。

その日にはあなたの仲の良かった子ともあえるわ」


―― とそういうと彼女は『うん...』と小さく呟いて頷く


そんな彼女の姿を見て微笑んでから、私はスフィアの元へ行きこんな行動を興すとテレパシーで言う。


それと、先程ニコルが話してくれたことをシスターに報告して、何かあっては行けないからと私は教会の信用出来る者をつかせてくれと頼んだ


これならニコルも大丈夫と思い、他の小さい子たちのお世話をする




✣✣✣✣✣




それから私たちは孤児院を離れて王都の少し高い宿にいき、そこを囮として私たちは泊まる

少しだけの用心として、魔法で外から声が聴こえないようにする


「イリス」


「はいなんでしょうか、エルシラ様」


「今夜は、少し眠れない夜になりそうね♡」


「ふふ、そうですね (不敵な笑み)」


それから私たちは闇ギルドのある場所までイリスの空間操作で赴く。そこはスラム街の寂れたマンションらしき建物でその中の気配を探ると凡50人程の人間がいたあとはその地下にも6人程何やら話しているのかテーブルを囲んで座っている


だが、子供たちの気配がないと思い範囲を少し広げ子供たちがいる場所を探ると、倉庫のような小屋の地下に数十人の気配を感じたので、私は千里眼を使い無事かどうか確認する。


見る限りでは疲弊はしているが、全員大丈夫そうだ。周りには5人程巡回してる者もいる。

私はその小屋付近を結界で囲む、そしてイリスと共に5人を倒していく


「お前ら!何者だ!グワッァァ!」「ギャァァァ!!」「なんだ!何が起こっている!?グハァァ!!」「ひぃ!何なんだよ!何も言えねぇ!ヒギャァァ!!」「うわぁーっ!助け...」



私たちは速やかに撃破し、子供たちがいる倉庫へと向かう

そこに居たのはやはり、12歳近くの女の子達で皆怯えたように牢屋に閉じ込められていた。


私は皆の元へ駆け寄り、安心させるように言葉を交わす。


「もう大丈夫、私たちがあなた達を助けに来たから安心してね」


私はそう言い、彼女たちを解放し、上の広場まで移動する、そしてみんな集まってもらい傷付いた者や疲労している者がいるので回復魔法をかける、すると子供たちが呟く


「綺麗...」「傷が塞がって...」「痛かった足の痛みが...」.....etc


皆が癒えたところで私は彼女達の周りに結界を貼って言う


「少しの間ここで大人しくして置いてね、そのうち救援を呼んでくるからこの結界から出なければ安全よ」


―― と私は行ったら彼女達から「「「「ありがとうございました!!」」」」と言われて私は微笑んでイリスと共に闇ギルドのアジトへと向かう。




✣✣✣✣✣




私は闇ギルドのアジトにと戻り、どう懲らしめてやろうか考えているとイリスから提案を持ちかれられて、聞くことにした


「エルシラ様、私に考えがあります。お聞きになって貰えますか?」


「いいわよ、イリスからの意見聞きましょう」


そう言ってイリスの話を聞いてなるほどと思い許可する。

そして、イリスが空間操作をし、闇ギルドの上にいる50人程の者たちに小さな空間を作る。そして私はアジトの周りを音を遮断し、イリスが作った空間に目掛けで幻惑を奴らに放つ


そうすると上にいる者たちが一斉に倒れて気を失ってた。今頃私が作った悪夢を見て魘されているのだと思うと悪い笑みが出てしまう。


そして私たちは地下にいる幹部のいる空間を結界を覆って彼らがいる部屋へと入る。


「誰だ?お前たちは、上の奴らはとうした?」


私が知っている闇ギルドのボスが声をかげる。

(確かこいつは... 洗脳スキルを持ってるやつだよな?確か名前は...)


「上の者たちなら今頃ぐっすり寝て悪夢でも見てると思うわ、闇ギルドの長バンスさん

それともこチラの方で呼んで欲しいのかしら、Braincontrolのバンスさん♡」


「なぜ!その名前を知っている!!お前たちは何者なんだ!!」


そう言うと6人とも身構えて4人程が襲いかかってくるそれを私は傍観しながら、イリスが片付けてくれる。

(ほんと、優秀な娘を拾えて笑みが耐えないわ)


「ありがとイリス、見事な手際だったわ♡」


「ありがとうございます、このような者たちであれば貴方様が出るまでもありません。」


「ふふ、イリスも強くなってくれて私は誇らしいわ」


そんなやり取りをしていたら、バンスが声を荒らげて言葉を吐く


「まさか...まさか!イリスなのか!?我々が始末を損ねた女がまさかこんな形で会うとは、だがお前のスキルはもう分かっているんだ!

そして俺様はレベル65だ!あれから10年程たっている!追われていた時のお前35だったからな上がったとしても俺より下のはずだ!」


そんなことを言っているがまぁ、この王都なら破格の強さなのだろうが私たちからしたらそこまでの強敵ではない、なんなら大森林のレット

シャドウの方が断然強かったと思う。

そう思っていたらイリスが余裕の表情でバンスに笑みを浮かべる。


「その程度なのですか?私は貴方よりなるかに強いですよ?

そんな洗脳してただ命令に従って動いているそこの者を従えて威張ってる者よりね、ふふ」


そう言うとバンスはかなり、ご立腹だったのだが急に笑い出してこう宣言した


「ハハハ!!だが強かろうと私のスキルでお前を操ればいいだけの事だ!!」


そしてバンスは手を突き出してイリスに向かって左手を回すが、一向にかかる気配がない


「何故だ!?何故スキルが効かないんだ!?」


そう叫ぶバンス、何故かからないのかと言うと私の加護を与えているからである。

私の加護はあらゆる魅了を無効に出来る加護で私以外・・・の効果を無くせるのだ。


だがそんな事はどうでもいい、もはや勝負は歴然そして、イリスはバンスに向かっていき手を切り落とし目を潰して、気を失うまで彼に対する鬱憤を晴らしていた


気絶したところで私はイリスを呼び冒険者ギルドに連絡するように促す




✣✣✣✣✣




あれからアジトの中にいる者を外に出して待たせていた子供たちをこのアジトのベットで寝かしてギルドに、連絡してから30分程で40人程の冒険者達が来てギルドマスターも前にいたので私は子供たちを連れてきて、ギルドに引き渡す


「今回の行方不明の者たちです。闇ギルドに捉えられて地下に監禁されていたので助け出しましたが私たちでは身元が分からないので、ギルドに預けます」


「クラネル様、なんとお礼を言ったらいいのか... 闇ギルドをおふたりだけで壊滅させてのも驚きですが何より、子供たちまで助けて頂きありがとうございます!!

今後もクラネル様のお力に慣れるように備えて行けるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!!」


そう言うギルドマスターに私は『ありがと』と一言だけ答えて私達は後のことはギルド職員と冒険者に任せて休憩することにしたのであった




✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣




お読み下さりありがとございます!




楽しんでもらえたならいいね👍この作品オススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m


次回は11月中旬に更新致しますのでご了承くださいm(_ _)m


次回はあらすじは、王城に赴く予定です!!

楽しんで貰えたら嬉しいです!それでは(。・ω・)ノ

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