start07 . 裏ボス女帝、王都の冒険者ギルド/教会に赴く


私達は話を終え、準備をし始める

私は最初に変幻のスキルを使い見た目を変えることにした


「イリスどうかしら?羽やしっぽもなくなったと思うけど、こんなので大丈夫?」

「素敵です!人間の姿のエル様も気品のあるお姫様のようで、凄く見ててドキドキしてしまいますぅ〜♡」

「ありがと、イリス♡」


それから私は鏡を見て私の姿なら大丈夫だろうと、長い黒髪に青の瞳の18歳ぐらいの容姿なら、貴族の出であろうと思われるはずよね。

あとは本編では出てこない隣国の貴族という肩書きがあれば王国にも行きやすいだろう

そうすれば、ならず者やら悪い奴らが近ずいてくるだろう...フフ


とりあえず、イリスも貴族令嬢の護衛として騎士の服を渡さないとね


「イリス、これから私は隣国の貴族として王国へ赴くから貴方にはこの服とこの桂をして貰える?」

「わかりました!」

「あと私の名前はヒビキ・クラネルと名乗るからよろしく、一応聞いたことはあるとおうけど辺境伯の名前を借りるわ

あの人物も黒髪だったはずだから」

「その者情報は、知っていますが大丈夫なのですか?」


心配なのは分かるけど抜かりないのよ


「大丈夫よ!もうやることはやったから、そろそろ行きましょうかいい時間にもなったしね♡」

「流石はエル様ですね、あ..違いますねクラネル様」


私はイリスに事の顛末を簡単に話用意させた馬車に移動し、乗り込む





❈❈❈❈❈





「そういえばイリス、貴方の名前なんだけど、冒険者ギルドにいってバレたら行けないから偽名で名乗って貰えない?」

「....そうですね、万が一があるかもしれないですね

大丈夫ですよ、クラネル様が決めた名ならどんなのでも♡」


そう言い微笑んでくれるイリス


「ありがと、ではこれからイリスにはスフィアと呼ぶからよろしくね」

「畏まりました。クラネル様」


そういってイリス事スフィアは馬車を走らせ王都へと向う



街道を走らせて王都に近くなると人々がこちらの馬車に視線を集めていることに築く


「あの馬車女性2人しかいないが大丈夫なのか?だがどちらも美しく....」

「あの馬を引いている女性の方をみて!凄く凛々しくてあのエメラルドのような瞳!輝いていて素敵/ / / /」

「あれは、お忍びでここに来られたのかもなあれ程の美貌だ、貴族で間違いないだろ」


色々な会話が聞こえてくるが私には筒抜けなのよたまに良くない声も聞こえるけど今は無視無視

―――― 私達は門の前まで着くと1人の衛兵がこちらに近づいてくる


「すまない、こちらには何用で来られたのかお聞きしたい!」

「まず、なぜ停められないと行けないのだ?見知らぬ者とは言えその態度もなんなのだ!?我らを止める権利がお前にあるのか?」

「あ...いや..それは....」

「すみません!この者はまだ初めてなので失礼なことをしてしまいました。申し訳ない!こちらは通ってもらって構いませんのでどうぞ中に入ってください!!」

「そうか、それならいいのだお嬢様すみません少し手間取ってしまい...」


イリスも中々の演技力ね♡凛々しい姿も素敵よ


「いいのよ、スフィアまだ時間はあるのだからそんなに怒らなくても、ごめんなさいね3日前に手紙が来てるとは思うのだけど、あなたがここの部隊長さんでいいのかしら?」


馬車の中から鈴のような凛とした声が聞こえてその場にいた者たちは息を飲んでうっとりしていた

そして部隊長も例外なく惚けていたがハッ!と我に返って言葉を紡ぐ


「は!はい!事前に連絡は受けてます!問題ございませんのでお通りください!」

「ありがと、それでは失礼します。スフィア」

「それでは皆様失礼致します。」


私たちは馬車を進め目的よ場所まで走らせるのであった


しばらくして、目的地の冒険者ギルドにつく

馬車を降りようとしたときにスフィアが手を取ってくれる


「ありがと、スフィア少し周りが騒々しいけど、向かいましょうか」

「畏まりました、お嬢様」


私達は、冒険者ギルドに入り受付までいくその途中で近づいてくる者たちがいた


「ここは、嬢ちゃん達が来るような場所じゃないぜ

へへっ、それよりも俺たちと遊はねぇか(ニヤッ)」


( 何なのこいついきなり絡んで気持ち悪い(チッ) )


「スフィア」

「はっ!おまかせを『ドスンッ!!グェー!!』これでよろしいですか?」

「えぇ、ありがとうスフィア♡」


スフィアの動きの速さにそこにいた者たちは静まり返っていた

その騒動で受付の女性が近づいてくる


「申し訳ございません!!この方はいつもお酒を飲んでこうなのでこちらで対処させていただきます!!」


そう言われたので彼女の手を握り呟く


「いいのよ、私はあれくらいでは気にしないから(ニコッ)」

「あ...ありがとうございます/ / / /」


彼女は耳まで真っ赤にしてうっとりした顔で見つめてくる


「ん、んんッ!お嬢様本題をお話しなくては」

「そうだったわね、ごめんねお嬢さんえっと....」

「あ、私はニナと言います。すみません、ご要件でしたよねどのようなことでしょうか?」

「ニナさんね、早速で悪いのだけどここのギルドマスターに要件があるのクラネルと言えば多分分かると思うから」

「わかりました、少しだけお待ち頂けますか?」

「えぇ、構わないわ」


そういい、受付のニナは少し慌てた様子で走っていく


それから数分後....



❈❈❈❈❈



「申し訳ない!お待たせしてしまって」

「いえ、大丈夫ですよ私も騒動を起こしてしまいましたからお互いさまです(ニコッ)」

「....天使だ(ボソッ) あ、いえこちらも対処が行き届いてなくて申し訳ない。

手紙は届いておりますのでこちらへどうぞ」


そう言われ、部屋までいき私とスフィアは部屋へとはいりソファーに腰掛けて話を始める


「それではギルド長、お話なのですが....」

「私のことはソーナとお呼びください。クラネル様」

「わかったわではソーナいきなりで悪いのだけど、貴方は5年前に起きた騒動は覚えていますか?冒険者が一人追放されたことなんだけど」


私はイリスにも伝えていたけれど、このソーナはどちらなのかお確かめるために訪れている。

もしも加担しているのなら....


「5年前?冒険者騒動....あっ!私も国から招集されていましたが余りにも何かおかしいと思っていたのですが、確か女性の冒険者で名前はイリスだったはず....」


それを聞いて嘘はついてないと踏んで私は話す


「貴方は快く承諾したわけではないのですね?」

「えぇ!!私はあの子がそんな事をする子ではないと思ってましたから、国の承諾だった為行かざる終えませんでしたが....

惜しい人を追いやったと私は後悔してました!」


そういうソーナは感情を読まなくても分かるぐらい情けないと思っている

(これならソーナには話しても大丈夫そうね)私はそう決断して呟く


「ソーナ今から話すことは誰にも言わないと誓える?」

「え?それはどうゆう?」


ソーナは真剣そうに見つめるクラネル様をみて覚悟を決める


「クラネル様...私は...決して口外しないと誓います!」

「ありがとソーナ、ではスフィアこちらに来てもらえるかしら?」「....畏まりました」


そういいスフィア私の隣にくるソーナは不思議そうにスフィアを見ているそして私はこくりとスフィアに合図をする

そして被っているものを外して正体を明かす


「お久しぶりです、ソーナさん元気そうでよかったです。」

「え?嘘?イリスなの?」

「はい...今はバレては行けないのでこうして正体を隠してクラネルお嬢様に仕えています。

正直この国には戻りたくはなかったのですがあるようがあるのでお嬢様の護衛兼お世話係をしています。ある用事のことは今からお嬢様が話しますので他言無用でお願いします」

「えぇ、わかったわ」

「それでは、私からの話を始めてもよろしくですかソーナ?」

「はい...お願いします」


そして、私の計画をソーナに出来るだけ細かく話し、王国のこと勇者の事を出来るだけ濁して話し終える


「そういうことなのだけど、出来れば協力して欲しいの、無理にとは言わないわ、でも貴女がいてくれたらかなり楽にはなるのだけどね....

それから...この後に、教会にもいって話をしようと思ってるのよ」


そういいソーナを見ると既に覚悟を決めたような目で私を見る


「クラネル様、私も協力させてください!!この王国の現象を長年見てきてもう懲り懲りなのです。知らないもかなり追いやられている現状を変えたかったけど行動できる時がなかったのです。」

「ありがと、ソーナ貴女がいてくれると心強いわ」

「こちらこそ、もう被害が出ないようにこれからは協力しましょう。

それにイリスは素晴らしい方と出会えて私は嬉しく思うわ」

「私もこの方と出会えて今凄く幸せなの/ / / /」


そういうイリスは恥ずかしかったのか少し頬を赤くしている

それを見たソーナは微笑んで『ほんとに良かったわ』と言うのであった


「ソーナ、これから会うことがあったらイリスの事はスフィアと呼んで上げてここだと知ってる者もいると思うから念の為によろしくね」

「わかりましたクラネル様」


そういい、私達は部屋から出て教会に行く準備をする


「そうだ!すみませんクラネル様これだけ、言い忘れたことが...」

「何かしら?」

「大丈夫だとは思いますが闇ギルドには気をつけてください

多分その者達が主にイリス達を狙っていた奴らだと思いますので今ではこちらでも対処がてきてないので注意してください」

「わかったわ、ありがとじゃあ、後は話した通りによろしくお願いするわ」

「わかりました、ではまたお越しするのを待っております」


そういい私は、馬車に乗り込み教会に行くのであった



❈❈❈❈❈



そういえば、闇ギルドなる輩がいるんだったら、その者たちを捕まえれば王城にとうされやすいのかな?

とりあえず、教会の話を終えたらイリスと相談ね


「お嬢様、教会に着きました」

「ありがとスフィア、この教会の子たちは元気ね」


そう呟き、降りて周りを見るとここの教会の服を来た子供たちがこちらを見て話してをしている


「あのお姉さん綺麗...」「すげぇ!胸大きい!!」「あの騎士のお姉ちゃんカコイイ!!」


――と、皆それぞれ感想などを述べていた時に教会の方から1人の女性が現れる


「初めまして、この教会の案内役兼対応官を、担当しておりますケイリーと申します。

貴女がクラネル様でよろしくでしょうか?」

「えぇ、私がヒビキ・クラネルです。初めましてケイリーさん」

「合っていたようで良かったです、お手紙は届いておりますので中へどうぞお入りください」

「ありがと、ではスフィア行きましょう」

「はい、お供致します。」


そういい教会にはいる、何事もなく通れたので少し安心しつつ部屋へと向う


「ケイリーさん、今は他の者たちは出られているのですか?」

「えぇ、今は東区の方で炊き出しをしていて出払っているんです、なので今は子供と私がここに残っております。」

「そうなのですね」


私は、この人物の情報も数日前に入手済みだから1人なのは有難いと思い廊下を進んでいく

そして応接室に辿りつき、椅子に座り話を始める


「ケイリーさん、改めまして自己紹介します。ヒビキ・クラネルです、そしてこちらの騎士が...」

「スフィアですよろしくお願いします」

「どうも、ご丁寧に有難うございます、それで手紙の内容ですが....」

「えぇ、書かれている通りです私達はその為にここへ来て協力して貰えないかと、思い手紙を送りました。」


私は真剣な眼差しでケイリーさん見つめる


「はぁ...わかりました大まかな話を聞いてから判断させても会えますか?」

「もちろん、構いませんその為にここへ来たのです」


そして私はソーナに話したことと少し濁して話を進めていき大体の事を話し終え、ケイリーさんは少し悩んでいた


「もし、ケイリーさんが望まないならそれは私達は構いませんが、出来ることなら協力出来れば私は心強いのです。

でも無理にして欲しくは無いので決断はお任せ致します。」


そういうとケイリーさんは意を決したのか私に視線を合わせて話し始めました


「いえ私も協力致します、私もこの国が危うくなっているのを少なからず見ていたので出来れば変えたいと思っておりましたなので

クラネル様貴方に協力したいと思います、これから宜しくお願いします。」

「ありがと、ケイリーさんできる限り被害の無いように致しますのでこれからよろしくお願いします。」


ケイリーさんと握手をして、私はこれで望む結果に近づけたと思い少しほっとする

だがこれから更なる洗礼が待ち受けていることをこの時の私はまだ知らない






✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣


お読み下さりありがとございます!


楽しんでもらえたならいいね👍この作品オススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m


今回は少し長めですが、次回の内容は闇ギルドに関するお話となります。

裏ボス女帝さんはこれから、色々と暗躍して行く話になるので、楽しみに待って貰えると嬉しいです。(*^^*)


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