中学の頃、深夜アニメが好きだった君へ

中学生の頃に初めて夜更かしして深夜アニメの存在を知った時のワクワク

ゼロ使、IS、SAO、etc…
世代によって代表的な作品は色々あるけど、必ず見るジャンルがある
主人公が、特別な存在だったり、実は最強だったり、能力を隠したりしながら無双するハーレム作品

魅力的なヒロイン達に囲まれて、ラッキースケベを幾度となく繰り返しながら強大な敵からヒロイン達を守ったり、一緒に戦ったりしながら、仲を深めていく。



この作品の主人公は、そんなハーレム物と言われる作品が大好きだった。

ハーレム物も最後は完結してしまう、ヒロイン達の結末は有耶無耶なまま誰も選ばないまま終わるか、全員を手に入れるか、誰か一人を決めるか。

主人公はいわゆる誰か一人を決める作品の負けヒロインが大好きだった。


ここまで見て昔の自分を投影する人は多いと思う、この主人公は俺達なんだ。

大人になってそんな気持ちも薄れ、暇な時間にカクヨムやなろうから新しい作品を読み漁る俺達。

青春にアニメや小説や漫画にハマり、そんな作品を語り合う友達がいたり居なかったりする俺達は少なからず、苦くしょっぱい思い出がある。それが後悔だったり、悪く無いと思うのは人それぞれだろう。

そんな俺達の様な主人公が、俺達が好きだったアニメの世界に行く。
大好きだったヒロインが居る世界へ。
残念ながら作品の主人公にはなれなかった俺達は諦めずにヒロインに近付く、最強の主人公に勝つために。

応援するしか無いじゃないか。

可愛く、綺麗なヒロイン達に囲まれながら、好意に気付かず、鈍感と言うレベルを超えた主人公補正以外の理由が思いつかない存在に、負ける事がわかっているヒロインを任せるわけにはいかない。

モブに転生した俺達は、過去の後悔を二度としないため地獄の様な努力と禁忌に手を出す。大好きだったあの子の為に。

昔は好きだったやれやれ系の主人公では無い、本気で努力して、1人の為に全てを賭けるアツい主人公。大人になった俺達はそんな主人公を応援したいに決まっている。

頑張ってくれ。かっこいいぞお前は。


手を強く握り、涙が出てくる熱さを持つ作品に出会いました。