第1記(2)

「遅れましたぁ、ハハハ」

教室に入るとみんなの視線が集まる。

(ううっ恥ずかしい、、、)

自分は陰側の人間だ。こういうことは何度あっても慣れないものである。

着席すると先生が話の続きを再開した。


朝の会が終わるとすぐ1限目の数学の先生が入ってきた。自分はボーッと先生のほうを眺めていると

「千、遅れてたなw」

奏が話しかけてきた。

「思い出させないでくれ、恥ずかしい、、」

「ドンマイドンマイ、なんだ?違うクラスにでも行っちゃったのか?」

「、、、さぁ?」

「おまえマジかよw」

「やめろやめろ、もうあっち行け」

「ははははは」

『キーンコーンカーンコーン』


~昼休み~

すぐに図書室に向かう。

図書室の扉を開けると休みに入ったばかりだからか3,4人ほどしかいなかった。

いつものカウンターの端で読書を、、、と見せかけて課題を始める。ちなみに今日の課題は英語だ。英語ニガテなのよ、、、


宿題が終わりに近づいた時

「おーい、千いるかぁ?」

と担任の山本が図書室に入ってきた。

「はい、いますどうしましたか?」

「ちょっとだけきてちょっとだけ」

と先生が手招きをする。

(え、嫌なんだけど)

課題を進める手を止めた。

ため息をこらえ図書室を出る。

ついていくと廊下の突き当たりで立ち止まり振り向いた。

「今日はどうして遅れたんだ?」

(え、、、めんどい)

先生の髪を引きちぎりたい衝動をおさえて

「時間と戯れてました」

と真顔で答えた。何をいっているんだ俺は

(神よ罪深きこの私をお許しくださいませぇ)

合掌、

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

どうもクロトです。

登場人物を紹介

主人公:千(せん) 中3(3ー5)

友達:慧(けい) 中3(3ー2)

奏(かなで) 中3(3ー5)

名字などはまだ内緒です。

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きまぐれ日記(練習用) @kuloto144

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