あとがき 〜どこまでが事実か等の余談〜
さてさて、恒例のネタばらしコーナーでございます。
(※本作と「八壁ゆかりに関する噂」、「こっぱん 〜若き母の笑ってはいけない奮闘記〜」は、崇期さま主催のユーモア小説の大会『笑いのヒトキワ荘』応募作で、今回のお題が『事実に基づく小説』というものだったのです)
本作「混ぜる夫」、皆さまお察しの通り、これは私と夫の話でございます。
しかし、ネタばらしに入る前に、ひとつ、大変重要な事実をお伝えしたいと思います。
この「混ぜる夫」は、本来書く予定はありませんでした。
では何故書いたのか?
夫が「僕のこと書いてください」と言ってきたから。
そうです! よもやの立候補リクエストです!! マジかおまえ!!!
そんなわけで、この人の変なところあるかな、笑いに昇華できる部分あるかな、と考えた結果、
「あ、こいつ混ぜるわ」
と気づいた次第であります。
ではネタばらしに参ります。
◆
いきなり私の話なんですけど、同居が決まってから家事の特訓をしたのは事実です。料理はまったくできませんでした。得意料理は、冷えた白米にケチャップとマヨネーズととろけるチーズをのっけてレンチンして混ぜるドリアでした。それすらめんどい時は、生卵に醤油を垂らして混ぜて食ってました。
真夏に入居したのも事実です。
元々私が驚愕したのは、本篇にある通り、私が大量の荷物と共に夫と待ち合わせた際、夫が身軽で、その日の内に段ボール六つ分の文庫本が届いたことです。ひーちゃんと違うところは、他にも荷物があったことですが、いや、あればビビりました。開けても開けても本本本、組み立て式の文庫本本棚も事実です。
私の蔵書もあるので、我が家にはいくつ本棚があるのかもはや不明です。皆に「床抜けるぞ」とよく言われます。
続いてマルチタスクですが、本人は、
「僕こんなにできない」
とか言ってます。まあ料理しながらプログラミングはしてませんが、スマホゲームはしています。
あ、言い忘れておりましたが、本作は全て夫本人がチェックしております。
なお、趣味のプログラミングをしながらVtuberの配信を流し見してスマホのオートモードでゲームをしている、というのは彼のデフォです。
さて、ディスプレイ。これは創作ですが、事実に基づいています。
かわいいものが好きです。マジで。私はパンク系の人間ですのでかっこいいものが好きなのですが、そうですね、最近の例で言うと、PC用の腕置きをアマゾンで買った〜と聞いて、届いたので見てみたら、普通の無地とか柄入りのものではなく、愛らしい動物のぬいぐるみだった、なんて話があります。
なお、ブラックメタルではなく、シンフォニックメタルが好きだったりします。もう意味分からん。
キャプテン・アメリカも好きですが、アイアンマンも大好き、ガチのマーベル・ヲタです。まあ、私も汚染されてしまったのですが(推しはバッキー)。
マイメロは私の趣味で出しましたが、ニャンコ先生は好きですね、クリアファイル持ってます。
ホラー好き、は若干創作かな?
アンディ・ウォーホルに関しては、私が汚染しました。ベケットの「モロイ」も私の私物ですね。
ジャニーズの「なにわ男子」道枝くんですが、以前一緒に見たドラマで二人して「かわいいねぇ」なんて言っていたのでネタにしました。
そして最終話!
餃子に牛乳!!
史実です……(ややうなだれながら)。
あ、ちなみに八壁は手作り餃子なんて作れませんからね、むしろ一緒に作りましたからね、彼の方が料理が巧いというのも事実です。
牛乳とジンジャエールは創作ですが、芋焼酎に午後ティーミルクは、何を隠そうわたくしの過去の試みです……。
いや、こう見えて、というのも変な話ですが、キャラ的に「絶対酒強いだろ!」とか言われるんですよ、何故か。どういうわけか。でも実際は「ほろよい」半分で撃沈する激烈下戸なんです。
ただ、芋焼酎に午後ティーミルクは、一時期、
「アルコールは大抵午後ティーミルクと割れば行ける」
という謎の持論を信じており、挑戦したのです。阿呆の所業です。
こんなもんでしょうかね。
立候補リクだったとはいえ、推敲を手伝ってくれた夫に感謝しつつ、この辺でどろん。
混ぜる夫 〜ゆなちゃんとひーちゃん〜 八壁ゆかり @8wallsleft
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