キャラが生き生きと描かれているなぁと思いました。
色々な技の飛び交う戦闘シーン、日常の何気ないシーンにも個々のキャラの特徴が良く出ていると思います。
話はテンポよく、サクサク読める感じです。ちょっと空いた時間でも、気軽に読めると思います。
逆に根拠を求める読者には、割り切りが必要かなと。
テンポと引き換えに、キャラの異常なポテンシャルが少し気になるかも。
とはいえこの手の小説には在りがちで、そんなもんだと読めちゃうかもしれません。
主人公が手に入れた強さの謎、その過去、そしてヒロインとの関係。
そこへヒロインの成長物語も加わって、彼等を取り巻く仲間達もどんどん増えていく予感。
今後の展開が楽しみです。
1話目の導入、王道で煌びやかです。
少女が一言二言喋るだけなのですが、旅に出発する、これから大冒険に出るワクワクが抑えきれないということがそれだけで伝わってきた導入でした。
2話目で味わった感動が音を立てて崩れ出し物語がスタートします。
ちょっぴり回想が入るのですがそこの親子のやりとりがもう他人の目が入らないという状況だからこそなやりとり。
作者様の場面ごとの言葉選択のセンスが光りまくっています。
なんかんだいいつつも2話の引きも母親がとてもいい味を出しているので、ぎりぎり帳消しかもしれませんが・・・。
その後あらすじの男との出会いに繋がっていきますが、さくさく読めるので序章を読んでしまうことをお勧めします!
話全てに共通するのですが、話の引きの描き方がとても清々しく、気持ちよい読了感を与えてくれます。
そんな二人の冒険をちょっと覗いてみてはいかがでしょうか!