第11話 ジェンダー

 日本においてはなかなか根深くこの問題を嫌悪する人たちがたくさんいる。特に高齢者ほどその傾向は強いのではないだろうか?


 かく言う私もかつては理解できない問題に近かった。近かったというのは、はっきり言うと他人事だと思っていたから。


 まあ、古い世代から女の子の夢は「お嫁さん」などと擦り込まれた世代の人の多くは同じような感覚ではなかろうか、当事者を除いて。一方で男の子の夢をお婿さんと言われた記憶はない。


 正直本人たちが良ければそれで良いのでは? と言うのが少し前の矢指の考えだった。が、いろいろな情報が入ってくるにつれ、大きな問題があることがわかってきた。


 例えば家を借りる時、同居人は家族に限ると言われれば同性カップルは家を借りられないことがある。


 入院の付き添いも同様だ。一番近くにいて欲しい人に居てもらえない。どれほど心細だろうか?


 また、普段あまり考えることはないかもしれないが、相続の問題がある。例えばパートナーに財産を残したいと思えば遺言書を書けば良いと思うかもしれない。しかし、相続人でない人はそもそも遺留分もないし、他の相続人に遺留分相当の財産を引き渡さなければならなくなる。


 さらに問題は相続権がないことにより、それまでの住まいが賃貸であれば退去を迫られるケースもある。


 今は自分には関係ないと思う人の方が多い問題だと思う。しかし、似たような問題の一つとして夫婦別姓問題がある。全然違う問題だと思う人もいるかもしれないが、どちらも性に関する考えという点では共通する問題とも言えらだろう。


 夫婦別姓に関しても、結婚したら男性の姓を名乗るのが当然という、古い性に関する刷り込みからきているのではないであろうか?


 別に女性の姓を名乗るのに法律上なんの問題もない。


 しかし、なぜ別姓は認められないのか?世界をまた見れば夫婦別姓の国の方が多いくらいじゃないか? (調べてないのでわからないけど)


世界中多くの国でたま来ていることができないという人たちは何を考えているのか?


 家族のつながりとか、子供がどちらの姓を名乗るのかとか、そんな事はいくらでも事例ががあるのだから調査検討すれば良い。


 古い価値観に囚われている日本、その原因は今の与党にあると言っても過言ではないだろう。

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