第4話初めての食事

(runaruna様、応援、フォローありがとうございます。よろしくお願いします🎵)

ドラマの収録が始まると忙しくて

なかなか未来に会いに行けない

恭介。

でも、たまにラインを送っていた。

未来は関係なく、何時もの生活を

していた。

ただ恭介が、織田信長を演じる事

には興味を示していた。

来たラインにも少しだが返信した。

何ヵ月、過ぎただろうか?

やっと恭介のドラマの収録が

終わった。


「お疲れ様です」


「ありがとうございます」


「放送、楽しみですね」


打ち上げが行われた。

翌日、メンバーからも


「お疲れ~」


「やっと終わったな!」


「でも次は新曲だぞ!早く歌と

ダンス覚えろよ!」


「え~ちょっと休ませてよ~」


「peaceに休みは無い!みんなが

待ってるんだ!」


(そうだよな?今までも、ほとんど

休みなんて無かったもんな~でも

未来にドラマの事、報告したいな?

そうだ!空いてる時間に、ご飯に

誘おう!)


ラインを送る。


《未来ちゃん、久しぶり、信長様のドラマ

収録、終わったよ。話も、したいから

ご飯に行こう!明日の夕方なら

行けるけど、どう?》


少しして返信が来た。


《分かりました。何処へ行けば

いいですか?》


《会社迄、迎えに行くよ!》


《じゃあ外で待ってます》


(よ~し、明日、未来に会えるぞ、

早く歌とダンス覚えよう!)


「みんな今日、私、桜庭さんと

食事に行くから」


「2人で?」


「何か、話が有るんだって、きっと

信長様の話よ!楽しみ!」


「完全に勘違いしてるよね!」


「桜庭さんも好みが分からないね!」


「未来は不思議ちゃんだからね!」


「じゃあ未来、気を付けて行って

来なよ!」


「うん」


「じゃあ又、明日!」


少し待っていると恭介が車で

やって来た。


「未来ちゃん、早く乗って!」


「はい」


車を走らせる恭介。

2人は少し街から離れたレストランへ

やって来た。

恭介は、ここへ、よく来るみたいだ。


「桜庭様、個室がよろしいですか?」


「うん、何時もの部屋で!」


と返事する。

個室へ案内される2人。

席に座ると恭介が


「未来ちゃん、久しぶりだね~」


「桜庭さん、少し痩せましたか?」


「うん、俺、信長様の本沢山読んで

勉強してたんだ!

それで俺なりに信長様像を作ったら

多分、外見はスリムなんだなって

思って身体を絞ったんだ!」


「努力したんですね!信長様の

為に!」


(いや~未来の為なんだけど

と言おうと思ったけど止めとこ

又話が、おかしくなるから!)


「それで、どうでした?信長様は?」


「うん、さすが、今も、みんなが

言うのが分かる戦国武将だなって

思った。未来ちゃんが言う様に凛々しく

勇ましく、堂々と演技したよ!」


「それは放送が楽しみですね!」


「えっ!未来ちゃん、見てくれるの?」


「それは、もちろん!信長様の

ドラマですから」


(チェッ!俺は、関係無かった

のかよ!)


「じゃあさ、ドラマの放送が

始まったら一緒に見ない?」


「一緒にですか?」


「うん、演じてる俺と普段の

俺を見たら、面白いんじゃ無い?」


「あの~別に信長様に面白さは

求めて、いませんけど......」


「いや、ドラマ見ながら色々

説明したいし、なぁ、一緒に

見よう?」


「そうですか?じゃあ一緒に

見ますか?何処で見るんですか?」


「俺の家は、マスコミが大変だから

未来ちゃんの家でも、いい?」


「アイドルも大変ですね!

そういう事なら良いですよ!」


(やったぜ~未来の家に行ける

ラッキ~!)

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