あとがきみたいなサムシング

 あとがき、つけよっかなー、どうしよっかなーと思ったんですけどつけることにしました。

 なんつーか、気持ちの整理的ななにか?


 読了ありがとうございます。

 今回のあとがきはフランクに行かせていただきます。ご了承ください。


 毎日、更新する日は近況ノートを書くことに決めてるんですが、まぁここで書くことは多分、結構それと重複してるんじゃないかと思いますが。


 わたしがアラフィフであることはまぁ皆さん、ご存知のことと思われますが、80年代後半、高校生くらいの時、いろいろ音楽を聴いてた時期がありまして。

 お父さんがなんか高いミニコンポ買ってくれて、CD聴きまくりだったのですね。

 それでベストは渡辺美里だったんですけども、渡辺美里から派生していろんなアーティストを聴いて。


 というのも美里の楽曲提供してたのは当時、まだ売れ始めのアーティストが多くて、かのTKこと小室哲哉、『マイレボリューション』があったからあそこまで行けたと言われてるし、ほかにも新海誠さんの映画『言の葉~』の主題歌『Rain』を作った大江千里、松たか子さんの旦那さん、ギタリストの佐橋佳幸さんなどなど、有名どころ盛りだくさんだったのです。


 で、わたしがいろいろ聴いてハマった中でも異色なんですが、岡村靖幸!!!

 いろいろ問題あるんですけども、すごく繊細な曲も作るんですよー。

 今は大人の岡村くんですが、初期の頃の曲は『青春』がテーマで、モテない男の子の曲みたいなのが多くて。

 それで中でも好きだった曲のひとつが、


『友人のふり』。


「もうどうしようもないほど あいつに抱きしめられてたいだなんて あんなに辛かったじゃん 忘れなさい だから」


 あんまり歌詞って書いちゃいけないんですがー。

 あー、三角関係だよなぁって。

 恋愛小説の原点ってわたしは三角関係な気がするなーって。

 もちろん、男子と女子、ふたりだけの物語もあるけど、そこにプラス1することでドラマがぐわーっと盛り上がるんじゃないかと。


 いいな、『友人のふり』。

 ということでそこから起こしたのが(起こしたなんて偉そうな)今作です。


 とにかく岡村くんの曲に出てくるのはダメな男の子、でもがんばってる子が多くて、主人公は冴えなくて、自分のことよくわかってない、無口で女の子のことはよくわかんないみたいなのがいいなって。


 で、友人は物語的にもっとハッピーピープルがいいかな、と。

 それから背の低い、でもバランスのいい高校生カップルってかわいいよなぁと常に思ってたのでそれを導入。洋の誕生。


 理央はハムスターみたいに静かなんだけど、ちんまりしててじっと見るとかわいい子がいいなぁと。


 そしたらなんか物足りない感じになっちゃったんで出てきちゃったのが聡子さんです。

 はい。

 時々出てくるんですけど、高校時代の友だちがモデルです。進学クラスでパッとしない教室の中で、ひとり、背筋が伸びてて孤高を保ちつつ、話してみるとすごく砕けてて。

 で、めっちゃ美人。理系男子には声かけられないくらい。

 実はファンデ塗ってるのって教えてくれたのはホントの話。パーマかけてたのは別の友人ですが。

 コンプレックスあってもメンタル強い、中身、体育系、でも甘えたかったり。


 要するに書いてたらイキイキしてきちゃったのが聡子さんです。


 それからあれれと思ったのが、思ったより友情ものになったこと!

 あら、これ男子の青春ものだったのかーって(笑)。


 読者さんに『平行に~』の回(PV多い)で終わるかと思ったとコメントいただきましたが、わたしは『冬の大三角』で終わりたかったです。実は。

 赤い反射板が流れ星のように光を反射して遠ざかる。そこで終わりたかった。


 のですが、コンテスト!

 青春恋愛小説じゃん!

 去年は出さなかったんだけど、書けたら(この間まで断筆してたので)、ちょっと出してみたいなと。

 締切にも余裕があったし。

 なのでどうしても10万文字にしなきゃいけなくて。


 実は書き始めた時は、この小説はコンテストのルールなんかには縛られない、自由なものにしようと思ってて。

 つーのも断筆後、初の長編だったので筆慣らしくらいで軽く書こうと思ってたんですが。


 つまり書いてるうちに多分、この小説を好きになっちゃったんだと思うな。

 高校時代をいろいろ思い出したり。

 昼休みのバスケなんて忘れてたなー。書いてて思い出した(笑)。


 BGMにずっと『水星×今夜はブギーバック』聴いてて、メロウな感じで、プラス岡村靖幸。

『彼女、僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう』とか。お風呂でずっと『カルアミルク』歌ってたり。

 なんかそんな執筆でした。


 ネタばらしをすると、本当は理央に奏をフッてもらいたかったんですが、多分、聡子ちゃんが強かったよなー、やはり。

 無理にねじ曲げるとキャラは死んでいくので、流れに身を任せてみました。

 あと、青春味が強すぎた!笑


 夜の公園のシーンが好きで、わたしには完璧にファンタジーなんだけど、男の子たちってこんなんかなって。塾帰りの男の子っていうのも面白かったし。


 書いてる間に久しぶりに高校生になった甥っ子に会って、わたしは飲んでたのでかなり絡み酒だったんだけど、ちょっと長い時間、ふたりきりで話せたのは良い経験だったなぁ。

 うちには女子しかいないので。


 あ、やっぱり男の子ってこんな感じなんだって。

 再確認、のような。

 高校生の男の子ってこんなんだったよなって。


 書いてみた感想。


 えーと、この話はなんか怖くて通読できません!(笑)

 なんでかわからない。

 今までは3時間かかっても、何度も通読しては直してたのに、今作は続けて頭から最後まで読んでないです。

 不思議。

 本当に謎。

 どうしてだろう?


 そういう意味ではとても特別。


 なにか多分、特別なところがあるんだろうなぁ。

 それがなにか、全然わからんけど。

 多分、誤字脱字はあんまり無いと思うんだけど、一度くらいは通読すべきなんですよね。

 ううん、謎。


 それから、がんばった!

 毎日書いたのは奇跡。

 全然書けなくて苦しかったのが嘘みたいで、奏の気持ちとシンクロしてよくがんばったと思います。

 これが新生・つきなみなのかわからないけど、そうなるといいなぁと思っています。


 でも次も書けるかは自信ない······。


 次回作はぜひファンタジーにしたいんだけども、難しそうだなぁと。あんまり読んだことないし。

 マンガは断筆中に死ぬほど読んだので、テンプレはわかったんだけども、自分で小説を書くとなると別。


 上手く書けるのか!?


 次回作、お待ちいただけるとうれしいです。

 読了、重ね重ねありがとうございました。

 これからもご縁があるとうれしいです。では。


 2022年10月吉日 月波結

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